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しもかわ読書会3月例会の報告(2)政治についての本 [2017年03月21日(Tue)]
 一昨日の「しもかわ読書会」3月例会の報告の続きです。
 次は、「政治」についての本です。

 「戦後史の正体」
 孫崎享 著

 これも、下川町公民館図書室にある本です。

 そして、今回紹介した「平和」に関する本は・・・

                     (つづく)
尻尾をちょん切られた小悪魔は・・・ [2017年03月21日(Tue)]
(73)
 尻尾をちょん切られた小悪魔は、それを聞いて考えました。《燕麦のときこそ、ぎゃふんと言わせてやる。明日の朝になってみろ》



 セミヨン担当だった第一の小悪魔は、第三の小悪魔の後を引き継いでイワンの農作業を邪魔しようとします。しかし、草地の草刈り、沼地の草刈り、裸麦の刈り入れと、ことごとくイワンの勤勉さと根気強さの前に敗れ去ってしまったのです。
 しかし、小悪魔はまだ諦めません。イワンが「次は燕麦を刈ろう」と言っているのを聞いて、「よし、燕麦の時こそは・・・」と雪辱を誓うのでした。
 その日、イワンは早朝から草を刈り、小悪魔に邪魔されたので時間を費やして昼食のパンを草地に持って行ってようやく草刈りを終わらせ、その後続けて沼地の草を刈り、さらに裸麦の収穫作業までやり遂げました。この間も小悪魔の妨害は続いており、家まで行って道具を取り替えたりしなければならなかったことを考えると、驚異的な働きぶりです。
 恐らく、この時既に日は暮れていたのでしょう。そこで小悪魔は、翌日の朝に行われるはずの燕麦収穫を徹底的に邪魔してやろうと策を練ったのです。
 果たして、この小悪魔の執念が実り、今度こそ何らかの打撃をイワンに与えることができるのでしょうか?
 ・・・
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