• もっと見る
« しもかわ読書会 | Main | 講師派遣事業»
7月18日政治ゼミの報告(3)単純に押し付けとは言えない。 [2013年07月21日(Sun)]
 18日の政治ゼミの報告の続きです。

●ポツダム宣言の受諾と無条件降伏。
●日本国民による主体的革命ではなかった。
●連合国軍(アメリカ軍ではない)による占領。
●しかし、日本政府は存在した。GHQが直接統治したわけではない。
●戦争の原因を取り除き、恒久平和国家をつくるための諸改革。
●農地改革、女性の政治参加、労働権の保障、財閥解体など。  
●憲法改正は指令ではなく勧告だった。
●日本政府の自主性を重んじたGHQ。
●しかし、日本政府はあまりにも保守的過ぎた。
●世論は平和を願い、改革を支持。
●政府案は旧憲法とほとんど変わらず。
●研究者有志による憲法案も参考にされた。
●日本国憲法は、日本政府が提案し、帝国議会で承認された。


 しかし、その後の世界情勢の変化により、アメリカの対日政策も変わっていくのです。
 ・・・

                   (つづく) 
7月18日政治ゼミの報告(2)理不尽をコントロールできない憲法を持つ国民の不幸。 [2013年07月20日(Sat)]
 一昨日の政治ゼミの報告の続きです。

●国民ではなく臣民(天皇の家来)。
●国家から与えられた権利は実際には権利ではない。
●制限付きの自由は真の自由ではない。
●自由民権運動の限界と学びの重要性。
●1925年、普通選挙法と治安維持法。
●国の法律は、常に国民の幸福や利益のために作られるとは限らない。  
●「治安の維持」というと良いことのように思えるが・・・。
●言葉にダマされてはいけない。
●憲法に欠陥があれば、とんでもない悪法も作れてしまう。
●権力の暴走を止められなければ、途方もない理不尽が行われてしまう。
●1931年満州事変、1937年日中戦争、1941年真珠湾攻撃。
●空襲、沖縄戦、原爆投下・・・どうして戦争をやめられなかったのか?

 そして、1945年8月6日を迎えるのです。
 ・・・

                   (つづく)
7月18日政治ゼミの報告(1)目標が達成された時こそ一番の危機である。 [2013年07月19日(Fri)]
 昨日の政治ゼミの報告です。
 参議院選挙に関心を持とうということで、「脱原発」「TPP」「憲法改正」という、争点なんだか争点になってないんだかよく分からないテーマのうち、参加者T君の要望で「憲法改正」について学ぶことにしました。
 
●憲法改正について考えるには、前提として現憲法がどのようにしてできたのかを理解する必要がある。
●日本国憲法を理解するためには、戦争、あるいはそれ以前の歴史を踏まえる必要がある。
●明治維新と「新しき世」への民衆の期待。
●五箇条の御誓文と五榜の掲示。
●近代日本国家は最初から公約違反をしていた。
●裏切られた民衆の怒りと変革のエネルギー。
●明治の民衆は諦めなかった。
●西南戦争と自由民権運動。
●政府が「十年後に憲法を作る」と約束した時、民衆はただお任せして待っていたのではない。
●全国各地で行われた自主的な学び、討論、そして民衆による憲法案。
●どうして人々は憲法を求めたのか?
●政府・一部の権力者が勝手なことをできないようにするための「憲法」。
●1889年、大日本帝国憲法ができる。
●中江兆民は、憲法を一読してただ苦笑するだけだった。

 大日本帝国憲法ができたのは大きな前進だったのですが、しかし、それには大きな欠陥があったのです。
 ・・・
                     (つづく)
前回の話の内容を分かりやすく言うと・・・ [2012年09月04日(Tue)]
 マンションの1室を借りて、そこに住んでいるとします。
 はじめは新しかった建物も、だんだん古くなってきました。
 管理人さんは、上の方の階ばかり修理して、下の方のことなど気にもしていないようです。
 建物の下の方が崩れれば、上だって無事ではいられないのに、
 管理人室は上の方にあって、管理人は選挙の時しか下に降りては来ないのです。
 そしてただ、上の階の住人の要望だけを聞いているのです。
 しかもその上、マンションの経営が赤字だから家賃と管理料を値上げすると言うのです。
 
 さて、そのような場合、マンションの住人たちは、管理人に対する不平不満を空しく語りつつ、何ともやりきれない気持ちでずっとそこに住み続けるべきなのでしょうか?
 そして、届かない怨嗟と呪詛を唱えながら、要求される家賃と管理料を払い続けるべきなのでしょうか?

 そうではなくて、マンションの賃貸契約がそもそもどうなっているのかを確認し、
 改定すべき個所があれば改定の交渉をし、それでも不合理な条件でしかそこに住めそうもないのであれば、
 住人一同、新たな契約を結んで、新しいマンションを建てるべきなのではないでしょうか?

 というような内容の話を、したのです。
 続きは、次回のゼミ(日程未定)で・・・

昨日は結局、政治ゼミになりました。 [2012年09月03日(Mon)]
 昨日のゼミは参加者1人だったので、その人の興味関心及び問題意識に焦点を合わせて話を進めていったら、結局、当初予定していた経済ゼミでも歴史ゼミでも国語ゼミでもなくて、政治ゼミになりました。

 どんな話をしたのかと言いますと、

●幻想としての民族国家
●民族というのは領域内に固定されないし歴史を通して不変のものでもない。
●アメリカ合衆国の州は州なのか?
●日本民族というフィクションと「標準日本語」「国定日本国史」「万世一系」
●支配的な社会関係は自然に存在するものではない。
●暴力を背景とした強制力と宗教的権威などを利用したマインドコントロール
●国家の成立と政治権力を正当化するものは何か?
●ホッブズの社会契約説について
●ルソーの社会契約説について
●日本国憲法をどうとらえるか?
●国会議員の被選挙権年齢について

 などですが、これでは多分よく分からないと思います。
 もっと分かりやすく言いますと・・・・・・

(つづく)