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私たちが隷属状態に陥っていることをインド全体のせいにするのも間違っています。 [2019年10月09日(Wed)]
(606)
 同じように、私たちが隷属状態に陥っていることをインド全体のせいにするのも間違っています。



 「現在隷属状態に陥っているのは西洋文明に影響された人々だけであって、インド全体ではない(604)」というガンディーの話の続きです。「自分が隷属状態に陥っているのだから、インド全体がそうなのだ」という認識は間違っているし、「自分の隷属状態はインド全体が隷属状態に置かれていることの結果なのだ」と考えるのも事実に反しているとガンディーは言います。
 これは、現代で言えば、例えば「私が自由でないのは、日本がアメリカに支配されているからだ」と考えるようなものでしょうね。そう考えると、「日本の国がアメリカからの支配を脱して自立しない限り、自分は自由になれない。しかし、選挙の結果国会で多数を占めている政権与党も、また野党の大部分も、共に対米従属を是としているようだ。だとすれば・・・」ということになるでしょう。しかし、そのような考えは正しくないとガンディーは言うのです。
 つまり・・・
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