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«しもかわ読書会7月例会の報告(7)お金を使って良いことをしようと思っても・・・ | Main | 第50回「小・中学生の疑問に答えないけど一緒に考えるゼミ」の報告(1)»
人間の心は始終あちこちを飛び回る鳥のようなものです。 [2019年08月21日(Wed)]
(563)
 人間の心は始終あちこちを飛び回る鳥のようなものです。
 多くのものを得れば得るほど、さらに多くのものが欲しくなります。だから、いつまでも心は満たされないのです。



 「文明とは、人が進むべき道を指し示すような行動様式のこと、つまり道徳の実践が志向されている社会のあり方のことである」とガンディーは言います。「インドが他の国々から学ぶべきことは何もない(562)」と彼が言う時、それはインドの哲学、文学、美術などが世界で最も優れているという意味ではなくて、インドの道徳的な伝統が今後においても絶対に価値を持つものだという彼の確信を表しているのです。
 そのインドの道徳について、ここから詳しく述べられます。
 彼はまず、人間の心の一般的な性質について語ります。確かに、人間の心は広い大空を縦横無尽、自由奔放に飛び回る鳥のようなものかもしれません。欲望が満たされれば、それで鎮まるということはめったにありません。自分の求めていたものが得られたとしても、満足するのはほんの短い間です。すぐに飽きてしまったり、物足りなくなってしまったり、それが当然で珍しくも何ともないように感じられたりもするでしょう。そして、また新たな、しかもさらに大きな欲望が湧いてくるのです。
 こうなると、もう切りがありません。人間は絶えず何かを求め、そのうちに自分が何を求めているのかも分からないまま不満と渇望感だけは募っていき、そうして自らの心で生み出された欲望によって自分自身が苦しむことになるのです。
 さらに、ガンディーは・・・
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