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ロンドンでインド人民族主義者と討論したガンディー [2018年01月20日(Sat)]
 1909年、ガンディーは南アフリカからイギリスのロンドンに向かいます。目的は、白人との交渉のためだったそうです。どうしてイギリスで交渉をしたのかと言うと、ちょうどその時、南アフリカにいくつかあった国々が新しい自治国家(翌年に成立した南アフリカ連邦)を作ろうとしていて、そのための白人代表団がイギリス本国に派遣されていたのです。そこで、南アフリカ在住のインド人たちもガンディーらを派遣して、新国家においてインド人が差別されないように訴えることになったのです。
 しかし、白人たちの人種差別感情は非常に根強く、ガンディーたちの話もほとんど聞いてもらえなかったそうです。
 そのロンドンで、彼は在英インド人の民族主義者たちと討論をしたのです。その頃は、ベンガル分割令に反発してインド人の民族意識が非常に盛り上がっていました。イギリスに住むインド人たちの間でもナショナリズムが高揚し、中にはテロリズムに走ろうとする者たちも少なからずいたようなのです。
 その議論の中で・・・

                (つづく)
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