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  「わわわだいがくん」
第241回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(3)キプチャク=ハン国。 [2024年03月19日(Tue)]
 3月13日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。

●2代目ハンのオゴタイ死去の知らせを受けて、バトゥはモンゴルへ向かう。
●ハンの後継者は、クリルタイという会議で決まる。
●オゴタイ家の人たちは、バトゥの到着を待たずにオゴタイの息子グユクを後継者に決めた。
●怒ったバトゥは、ロシアに帰り、キプチャク=ハン国として独立した。
●チンギス=ハンの次男、チャガタイの子孫も、中央アジアにチャガタイ=ハン国を作った。
●広大なモンゴル帝国の中に、モンゴル人が支配するいくつかの国があったということ。

 そして・・・

                 (つづく)
しもかわ読書会3月例会の報告(3)ペシャワール会。 [2024年03月19日(Tue)]
 「しもかわ読書会」3月例会の報告の続きです。
 
●中村哲さんは福岡県出身、九州大学を出て、九州の病院に勤めていたが・・・。
●1984年、パキスタンのペシャワールという町の病院で働くようになった。
●だから、中村哲さんを支援する日本の団体は「ペシャワール会」。
●中村哲さんはクリスチャンで、キリスト教団体の派遣要請に応じた。
●最初は、ハンセン病患者の治療に当たっていた。
●彼は虫が好きで、珍しい蝶を見るためにパキスタンやアフガニスタンの山を訪れていた。

 そして・・・

                                (つづく)
都市でなく、村が大切なのだ。 [2024年03月18日(Mon)]
(1031)
 それぞれの村が、独立したインドの根源となり、中心となるでしょう。インドという国は、ボンベイやカルカッタのような都市によってではなく、70万の村に住む4億の人々によって知られるようになるでしょう。
 ヒンドゥー教徒とイスラム教徒との違い、不可触民の問題、様々な紛争、人々の間の誤解や対立など、すべて跡形もなく消え去るでしょう。
 これが、カディ協会の本当の使命なのです。我々はそのために生きなければなりません。そして、場合によってはそのために命を捨てなければなりません。
 
                   (「Khadi-Why and How」1959年)
 


 村の重要性について述べたガンディーの論説です。
 ボンベイはとカルカッタは、現在ではそれぞれムンバイ、コルカタと呼ばれています。ムンバイはインド西部、コルカタは東部の大都市です。これらの大都市は有名ですが、それよりも村の方が大事だと彼は言うのです。
 この頃、インドには約70万の村があったようです。(767)
 また、1937年に書かれた文章((684)ではインドの人口は3億人となっていましたが、ガンディーの晩年には4億人を超えていたのでしょうね。この本の出版年は1959年となっていますが、この年にはもう彼は亡くなっています。(1948年没)
 
3月定例学問会の報告(1)面白い活動をしよう。 [2024年03月18日(Mon)]
 昨日は、モレーナで3月定例学問会を開催しました。
 新しく作ろうとしているNPO法人パンケヌカナン村の話も出ました。

●不平や不満ばかりでは面白くない。
●地域課題を解決するために、自分たちが主体となって行動しよう。
●NPO法人は公益なので、自分たちの利益のためではないが。
●自分たちのやりたいことをやる。
●自分たちがやるべきだと思うことをやる。

 そして・・・

                (つづく)
お金は少しも必要ない。 [2024年03月17日(Sun)]
(1030)
 チャルカは、暴力的でない自給自足経済の象徴です。
 もしも、我々が、そして国民が、このチャルカの意義を理解できさえすれば、チャルカの宣伝に一銭も費やす必要はないでしょう。だから、裕福な人々の施しを当てにすることもないのです。
 自然な成り行きとして、我々の活動は希望の中心になるでしょう。そして、多くの人々が自らの意思でそこに集まって来るでしょう。彼らはもはや、仕事を求めて他の場所へ行こうとはしないでしょう。
 ・・・
 


 非暴力とチャルカについてのガンディーの意見です。
 「チャルカは非暴力の象徴である」というのは、彼が繰り返し述べている持論です。この場合、「非暴力」というのは単に「暴力を用いない」という消極的な意味ではありません。また、「非暴力」というのは手段であるだけでなく目的でもあります。つまり、「この世界を、暴力的な世界から、もっと優れた非暴力の世界に変えよう」と彼は言っているのです。
 (1017)では、「チャルカを、非暴力の大いなる力、そして新しい世界秩序と新しい経済の象徴に変えよう」と述べられていましたね。
 彼によれば、搾取・お金による支配や疎外・あらゆる形での収奪は、すべて経済的な暴力なのです。それは、例えば契約とか、分業とか、自由な経済活動とか、あたかも平等な権利に基づいているように見えるかもしれませんが、実質的には暴力なののです。だから、「非暴力の経済は、自給自足(スワデシ)の経済である」とガンディーは言うのです。
 「一銭も」と書いた所は、原文では「1パイサも」です。「パイサ」とは、インドで使われていたお金の単位だそうです。(403)
第241回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(2)ジュチとバトゥ。 [2024年03月17日(Sun)]
 3月13日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。

●チンギス=ハンの長男、ジュチは南ロシアに領土を与えられる。
●ジュチの息子、バトゥは、さらに西へ遠征する。
●モスクワやキエフなどを攻め破り、ポーランド・ハンガリーにも侵入した。
●その後も、長い間ロシアはモンゴルの支配下に置かれた。
●現代のロシアが自国の安全保障に敏感なのも、歴史を反映しているのかもしれない。
●破竹の勢いでヨーロッパに攻め込んだバトゥだが・・・。

 そして・・・

                 (つづく)
2月定例学問会の報告(10)神は、人間を造ったことを後悔しているか? [2024年03月17日(Sun)]
 2月の定例学問会の報告の最終回です。
 
●人間は、神様のペットなのではないか?
●神様の話し相手、神様の癒し、神様の分身。
●旧約聖書の創世記でも、人間は最後に造られたことになっている。
●しかし、神様は人間を造ったことを後悔して、洪水を起こした。
●現在、人類は地球の役に立つどころか、大きな害を与えているのではないか。
●人間と地球、人間と他の生き物の関係は?

 
 「下川わわわ大学」の3月定例学問会は、今日、3月17日です。
チャルカのメッセージは、各家庭に届けられなければならない。 [2024年03月16日(Sat)]
(1029)
 私は悟りました。
 チャルカのメッセージが各家庭にきちんと届けられる必要があるのです。そうでなければ、我々の活動は決して完成しないでしょう。
 
                    (「Khadi-Why and How」1959年)




 これも、カディ運動についてのガンディーの発言です。
 「チャルカのメッセージ」については、(962)などでも言及されていました。それは、大変奥深い意味を持ったメッセージなのです。
 このチャルカの精神が、各家庭に届き、人々の心に浸透しなければならないと彼は言うのです。
 
2月定例学問会の報告(9)地球にとって、人間とは何なのか? [2024年03月16日(Sat)]
 2月定例学問会の報告の続きです。
 
●植物など、光合成をする生き物のお蔭で酸素ができた。
●酸素ができたから、オゾン層ができた。
●土は、微生物の働きによってできた。
●分解者がいなければ、生物の死骸や排泄物は分解されずに残ってしまう。
●木質(リグニン)を分解する菌類(キノコ)も現れた。
●では、人間は何の役に立っているのか?

 それから・・・
                (つづく)
2月定例学問会の報告(8)"development"とは? [2024年03月16日(Sat)]
 2月定例学問会の報告の続きです。
 
●SDGsは「持続的な開発目標」と言われるが・・・。
●今までやってきた開発が持続可能でなかったのは明らか。
●そもそも、”development”を「開発」と訳していいのか?
●"development"を「開発」ととらえる考えを改める必要があるのでは?
●「青虫が蝶になる」ような"development"。
●青虫は、際限なく葉っぱを食べ続けることはない。

 そして・・・   
                (つづく)
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