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お勉強 (05/11)
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 「下川わわわ大学」のイメージキャラクター
  「わわわだいがくん」
老悪魔は櫓の上に一日立ちづくめ [2017年11月19日(Sun)]
(314)
 老悪魔は櫓の上に一日立ちづくめ、次の日も立ちづくめでしゃべり続けました。
 


 立派な紳士に化けた老悪魔は、イワンの国の人たちに向かって「どうしたら働かないで生きて行けるか」を語り続けました。しかし、イワンの国の人たちは、「働く」と言えば実際に体を動かして生活に必要なものを生産する労働しか思い付きません。それで、紳士がこんなに熱心に話しているにもかかわらず、聞いている人々にはちっともその趣旨が伝わっていなかったのです。
 さて、ここで、紳士とイワンの国の人たちとの間に重大な認識の隔たり・溝・断絶があることに気付きます。
 紳士は、とにかく言葉によって抽象的な概念を相手に伝えようとしています。確かに言葉というのは便利なものです。人間は、言葉を用いることによって、自分が経験していないことでも事実として了解することができます。また、仮定したり、推論したり、対比したり、考察したり、論証したりといった様々な思考を、頭の中ですることができるのです。だから、言葉によって自分の考えを他人に伝えたり、他人の考えを理解し受容することが可能になるのです。
 ところが、言葉というのは便利なものであると同時に困った働きもします。それは、言葉による勘違いや思い込みというものもやっぱり生じてしまうことです。言葉は真実を伝える手段になりうると共に、誤解や虚偽を伝えてしまう危険もあるのです。
 これに対して、イワンの国の人たちのように、言葉や抽象的な概念による思考をほとんど受け入れず、自分の具体的な経験や実感に基づく事実だけを事実と認識し、決してそこから逸脱しないで生きていく人々もいるのです。
 そういう人たちは、確かに狭い世界の中だけで生きているとも言えるでしょう。しかし、彼らは想像上の概念やイメージと比べて現実の自己のあり方を評価することはそもそもしないのです。だから、他人からどう言われようと、自分にとっての世界がすべてなのであり、その世界の中で生きている今のこの瞬間以外に求めるべきものは何も存在しないのです。
 彼らはどんな言葉にも惑わされません。欺かれません。言葉によって与えられる欲望や観念にとらわれて自己を見失うこともありません。
 というわけで、みんなは紳士の話をあまり聞いてはいなかったのです。
 それでも、紳士が伝えようとすることは、やっぱり言葉で伝えるしかなかったのです。そのうちに、話し続けていた紳士は・・・

第7回「小学生の疑問に答えないけど一緒に考えるゼミ」の報告(2) [2017年11月19日(Sun)]
 11月17日の第7回「小学生の疑問に答えないけど一緒に考えるゼミ」の報告の続きです。
 
●カレーライス発祥の地は、もちろん、インドですよね。
●インドのカレーに牛肉や豚肉は入っていない。
●イスラム教のハラルについて。
●牛は、聖なる動物。
●世界は広い。国が変われば常識も変わる。
●「当たり前」を、問い直そう。

 それから・・・

          (つづく)
しもかわ読書会10月例会の報告(11)来年は花森安治の没後40年 [2017年11月19日(Sun)]
 「しもかわ読書会」10月例会の報告の最終回です。
 
 ●今から考えれば、まだ日本がまともだった時代。
 ●彼が亡くなった1978年は・・・。
 ●福田赳夫首相の時代。
 ●いったい、どこが天下泰平なのか?
 ●政党や政治に、けじめがなくなったときが・・・。
 ●独裁者のいちばん生まれやすい時。


 「しもかわ読書会」11月例会は、今日、19日(日)です。
馬鹿たちには何のことやら一向わかりません [2017年11月18日(Sat)]
(313)
 馬鹿たちには何のことやら一向わかりません。しばらくはみんな紳士を眺めていたのですが、やがて、それぞれ自分の仕事をしに、ちりぢりに別れて行きました。



 イワンの国の人たちは、イワン王と共に「馬鹿」と呼ばれています。立派な紳士(その正体は老悪魔)が「頭を使って働く方法」を必死に説いているのですが、彼らにはそれが全然理解できなかったそうです。
 それは、彼らの理解力が足りなかったからなのでしょうか? 老悪魔はきっと、そう思ったことでしょうね。「これだけ言っているのに、どうして分からないんだ! 理性的に考えれば、頭で働く方が体を使って働くより有利なことは明らかじゃないか。こんな当然のことを理解できないなんて、一体どれだけ知能に欠けているのだ!?」なんて思ったのではないでしょうか?
 しかし、果たして本当にそうなのでしょうか? イワンの国には、お金というものが存在しないのです。彼らにとって、生きるために必要なのはお金ではなく、食べ物、着る物、住む家、それに道具などです。それらは、言うまでもなく肉体労働によって生産されるものです。
 「でも、いろいろな楽しみはどうするのだ、自動車は、テレビは、スマホは? 遊園地に行ったり、映画を観に行ったりはしないのか?」と思う人もいるかもしれません。もちろん、イワンの国の人たちにも楽しみはあります。例えば、(118)ではイワンも収穫の済んだ後に自分でビールを醸して酒盛りを楽しんでいましたね。自分でお酒を作り、恐らく招かれた人たちが料理などを持って来るのでしょうから、お金なんて必要ないのです。
 それで、彼らはちっとも不満を感じていないのです。だから、紳士の話を聞いてもまったく心が動かなかったのでしょうね。しかも、彼らの仕事は自然相手ですから、やるべき時にやるべきことをやらないと大変です。
 そういうわけで、「よく分からない話を聞いているヒマはない。帰って仕事をしなくちゃ」と彼らが思うのも当然だったのではないでしょうか?
 さて、老悪魔は・・・
第7回「小学生の疑問に答えないけど一緒に考えるゼミ」の報告(1) [2017年11月18日(Sat)]
 昨日は、第7回「小学生の疑問に答えないけど一緒に考えるゼミ」を行いました。
 R君、今回のテーマは何にしますか?
 「今日のテーマは、・・・カレーライスについて!」
 そうですね。今月26日は、下川まちなか映画会「カレーライスを一から作る」上映会がありますものね。
 カレーライスは、おいしい! 美味! いろんなものが入っている。みんなが大好き、カレーライス。
 ところで、カレーって・・・?
 ・・・
                           (つづく)
11月定例学問会の報告(5)究極の食育は? [2017年11月18日(Sat)]
 11月定例学問会の報告の続きです。
 
●究極の食育は、断食である。
●食べ物の味がよく分かる。感謝の気持ちが自然に持てる。
●健康にも良い断食。
●感謝をどう教えるかという問題。
●「いただきます」の意味を説明しても・・・。

 そして・・・

                (つづく)
どうしたら働かないで生きて行けるか [2017年11月17日(Fri)]
(312)
 ところが老悪魔は、ただ舌の先をぺちゃぺちゃ動かして、馬鹿たちに、どうしたら働かないで生きて行けるかを、説き立てるだけでした。



 立派な紳士に化けた老悪魔は、イワンの国の人たちに向かって演説をします。そのテーマは、「頭で働く方法を教える」ということだったはずなのですが、いつの間にか、「どうしたら働かないで生きて行けるか?」になったようです。
 恐らく、老悪魔はこんな話をしたのではないでしょうか?
 「人が働くのは、お金を得るためである」「だとすれば、働かなくてもお金が得られるのなら、もはや働かなければならない理由はない」「ところが実は、働かないでお金を得られる方法は世の中にたくさんある」「しかも、労働の対価として得られるお金よりもずっと多くのお金を稼ぐことができる」「たくさん儲けられるかどうか、それはその人の才覚次第だ」「つまり、計算する力、言葉によって人を説得する力、大きな利益を生み出すシステムの中にうまく入り込む力などである」「それは労働ではないように思われるかもしれない。しかし、それによってお金が得られ、それによって生きていけるのだから、立派な労働である。しかも、肉体労働よりも多くのお金が得られるので、さらに優れた労働だと言える」「確かに、頭脳労働には肉体労働とは違った特殊な能力が必要である」「しかし、その能力の獲得は努力次第で大いに可能である」「そして、その能力を身につけた人にとっては、頭脳労働は大変有利な働き方だ」「肉体労働のような身体的疲労に苦しめられることはない。快適な労働環境の中で、安全に仕事をすることができる」「それで、肉体労働よりもはるかに高額の収入を得ることができる」「だったら、もう、そんなに汗水たらして働かなくてもいいではないか」
 ところが、イワンの国の人たちは・・・
 
しもかわ読書会10月例会の報告(10)戦争を知らない若いひとへ [2017年11月17日(Fri)]
 「しもかわ読書会」10月例会の報告の続きです。
 
 ●40年以上前に、「限界を越えてしまった」と言った花森安治。
 ●悪魔にならないために。
 ●祈るだけでよいか。
 ●こんな筈ではなかった。
 ●私たちは騙されていたのだろうか?

 そして・・・
                       (つづく)
紳士が手を使わずに頭で働くやり方を実際にやって見せるものと・・・ [2017年11月16日(Thu)]
(311)
 馬鹿たちは、紳士が手を使わずに頭で働くやり方を実際にやって見せるものと思っていました。



 イワンの国にやって来た立派な紳士(その正体は老悪魔)は、イワンの国の人たちに「頭を使って働く方法」を演説します。「肉体労働は大変な割に見返りは少ない。それに比べて、頭で働く方がずっと楽に、効率良く、しかも圧倒的に多くのお金を稼ぐことができる」というようなことを語ったのだと思いますが、聴衆にはあまり理解できなかったようです。
 さて、このお話の中では、イワンとその国の人々は「馬鹿」と呼ばれています。しかし、「馬鹿」という言葉の定義は示されてはいません。
 働くというのは、元々は肉体労働のみを指す言葉だったでしょう。人間が自然に働きかけて、何かを生み出す活動のことです。もちろん、芸術は原始時代からありますので、決して物質的な価値だけでなく精神的な価値を生み出す営みも尊重されていたとは思います。ただ、社会的分業が成立する以前にそれが労働と認識されていたかどうかは疑問です。
 社会的な分業と規模拡大、それに情報知識の集積と技術革新、こういうものが、人間の生活に豊かさをもたらしたのは確かでしょう。それに伴い、人々が求めるものを生み出す営みも、単に衣食住に必要不可欠なものを生産するだけでなく、様々な娯楽や心地良さを提供するサービスに拡大していきます。また、社会が複雑になれば、その社会システムを機能させ維持するための事務的な仕事も必要になります。
 そういうわけで、仕事の幅も大いに広がり、頭を使って働く人も多くなっていきます。しかし、どうして頭脳労働をする人の方がより高い報酬や社会的地位を得られるようになったのでしょうか? それはよく分かりませんが、とにかく肉体労働をする人と頭脳労働をする人の間に格差が生まれ、次第に増大していくことが多いようです。
 ところで、そういう変化にうまく適応し、頭脳労働に従事して成功する人たちと、その変化についていけずに働くと言えばやっぱり肉体労働しか考えられないという人たちがいます。頭脳労働によって豊かな生活をする権利を得た人々は、「自分たちは賢かったからこそ勝ち組になれたのだ」と思い、そうでない人を「彼らは賢くないために、不幸にして惨めな境遇に甘んじることになった」と思うでしょう。これを差別的な用語で呼べば、「馬鹿」ということになります。
 しかし、果たして本当にそうなのでしょうか?
 ・・・
第6回「小学生の疑問に答えないけど一緒に考えるゼミ」の報告(6) [2017年11月16日(Thu)]
 11月10日の第6回「小学生の疑問に答えないけど一緒に考えるゼミ」の報告の最終回です。
 
●性格を変えるということは・・・。
●無意識に生じる感覚・感情の特性を変えるということ。
●無意識は、意識ではコントロールできない。
●無意識を意識化する。
●フロイトと夢。


 明日、17日は、第7回「小学生の疑問に答えないけど一緒に考えるゼミ」または第13回「親子で学ぶ小学校6年生社会科ゼミ」の予定です。

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