6月10日(土) 渡良瀬遊水池で行われた観察会に参加してきました。
この観察会は「わたらせ未来基金」の主催で、作新短大の青木章彦氏が講師となって行われました。参加者は主催者を含めて20名(新聞記者2名を含む)。
谷中村跡地前のカナリーポプラの大木の下に集まって、約2時間をかけて谷中村跡地と谷中湖の周辺を散策しました。ここで従来の観察会と違うのは「green map」というものを利用しながら観察をしたことです。
「green map」とはアメリカニューヨークを本部とした環境教育の学習方法を体系つけたもので本部のサイトは以下です。
http://www.greenmap.com/home/japan.html
日本では「特定非営利活動法人 グリーンマップジャパン」という団体が受け入れ先になっています。
http://greenmap.jp/
どんなものかといいますと、市民が中心となってその地域の環境について世界共通のアイコン(絵柄)を使って環境マップを作るというものです。
125個の世界共通アイコンが指定されており、その種類は以下11のカテゴリーで環境教育に関するあらゆるものが含まれています。
1.商業活動関連(産地直売店、 エコ農場、有機農作物・自然食品店、 自然食レストラン・喫茶店、 環境ビジネス、 環境優良店、 エコショップ、フェアトレード店) 、
2.文化・デザイン関連(文化施設 、博物館・環境学習施設 、アートスポット 、音楽スポット 、史跡・文化財 、伝統的生活区域 、エコデザイン事例 、環境配慮建築 、重要建築物 、手作り住宅・スラム街 、エコデザイン情報源 、子供に優しい場所 、高齢者に優しい場所 、安らぎの場) 、
3.資源再生関連(太陽エネルギー 、風力エネルギー 、再生技術施設 、水循環システム 、バイオ利用再生施設 、コンポスト 、リサイクルショップ 、環境修復実施地区 、環境再開発地区 )、
4.情報関連(環境情報センター 、環境テレホンサービス 、環境ネットサービス 、環境センター 、環境スクール 、コミュニティセンター 、環境ツアー案内 、エコツーリスト案内 、主な環境活動組織・NGO 、情勢機関・公共機関 、伝統医療・健康法 、環境科学研究機関 、公害モニター 、抗議運動拠点) 、
5.動物関連(野生動物観察地点 、貴重生物生息地 、水辺の生き物 、海洋生物 、両生類 、昆虫観察 、野生動物保護センター 、動物園 、アヒル池 、家畜・家禽 、犬放しOK 、渡り鳥飛来地点) 、
6.植物関連(公共の森と自然のエリア 、 レクレーションエリア・公園 、名木 、花の名所 、紅葉の名所 、竹林 、並木道 、固有生物生息地 、緑と生物の道筋 、庭園 、コミュニティ庭園・菜園 、特に優れたコミュニティ庭園 、山菜採取・魚釣) 、
7.地形関連(親水公園 、湿原・干潟 、名水・湧水・滝 、特殊な気象と潮流 、自然の造形・景勝地 、緑の広場・空き地 、大自然の残る場所 、キャンプ場 、雪と遊ぶ 、眺望ポイント 、星観察スポット 、夕日が綺麗な場所 )、
8.交通関連(貸自転車・自転車関連 ,自転車レーン 、自転車専用道路 、駐輪場 、車いすOK 、エコ散策コース 、歩行者優先ゾーン 、街の広場・歩行者天国 、ボート乗り場 、フェリー乗り場、公共交通主要駅 、ローカル交通駅 、路面電車 、パークアンドライド用駐車場 、代替燃料乗り物・燃料補給 電気自動車駐車充電施設 )、
9.都市基盤関連(飲料水源 、下水処理場 、リサイクル施設 、ゴミ処分場・埋め立て地 、廃棄物処理基地 、ゴミ焼却場 、エネルギー(供給)施設 )、
10.環境汚染関連(環境荒廃地区 、危険地帯 、交通障害地区 、騒音源 、大気汚染源 、水質汚染源 、石油・天然ガス施設 、石油漏出被害地区 、地下貯蔵タンク 、公害認定地区 、 有害物質保管場 、有害物質流出地区 、有害廃棄物発生源 、有害廃棄物処理施設 、ゴミ不法投棄 、鉱山 、原子力施設 )、
11.その他(要予約スポット 、グリーンマップ取扱所 、グリーンマップサポーター )
キッズ用も別にあるようです。
http://www.greenmap.jp/kids/
これを行うにはニューヨーク本部への登録とライセンス取得(有料 1年更新)が必要で市町村区域でのライセンスの許可が出るそうです。その他に自治体やNPOなどが広報誌、マップの販売、これに関する助成金を得た場合はアイコンの版権として本部にいくらかのの納入金が必要だそうです。
学校教育において個人で製作する場合は無料ですが、できたマップについては本部への送付が義務付けられているようです。
今回、参加してみて非常に面白い内容でした。渡良瀬遊水池は様々な歴史を含有している場所なので、2時間ほどのルートで非常に多くのアイコンを張ることができました。
今後、青木氏を中心に同じようなことを行っていくそうです。
(谷)
(写真 活動の様子)
(写真 作成したGreen Map)