しあわせのコットンボールの季節がやってきました! [2006年05月01日(月)]
![]() 今年もオーガニックコットンの栽培が始まります。 毎年、この時期になると、この記事を書いている気がします(笑)。でも、考えてみればスゴイもので「いばらき」という和綿を育て始めてはや5年。最近では東京のデパートから、オーガニックコットンの畑をビルの屋上につくって欲しいとか、高校の授業で教えて欲しいとか、様々なご依頼が増え始めました。なかなかお金にならないオーガニックコットンの栽培ですが、全国的な広がりが見え始めました。 すでにこの連載で書きましたが、オーガニックコットンの栽培をしてもらっているのが藤岡町の有機農家の町田武士さんご夫婦。彼らが運営するあき津亭(元々は、幻の手打ちうどんを食べさせるうどん屋さんでした)を中心にエコロジーオンラインが渡良瀬エコビレッジというプロジェクトを企画中です。その中心となるのがこのオーガニックコットンの栽培となります。 5年にわたってコットン栽培を手がけてくれている町田さんについてもなんと東京の出版社で単行本の企画が進んでいます。高校卒業後、40年の永きにわたって、有機農業や渡良瀬遊水池の保全に関わってきた町田さんの半生を記した本が全国の書店店頭に並びます。これもまた、すっごい楽しみなんですよね。 さて、今年の和綿の種まきはゴールデンウィーク明けの土日になるわけですが、僕らもその前に手分けしてやらなければいけないことがあります。 綿と種を分ける作業、「綿くり」です。 電気で動く機械があれば、なんのことはない作業なんですが、僕らの手元にあるのは、江戸時代や、明治時代につくられた木製の綿くり機。仲間で手分けして夜なべで種をとらないといけません(笑)。でも、この単純な作業もやり始めてしまうと時間の経つのを忘れてしまうようなところもあり、遙か江戸時代にタイムトリップしたような気分を味わえるのも事実。子どもたちもやり始めの頃は先を争ってやるほどの代物です。 種と分けられた綿の部分はいずれTシャツになる予定ですが、まだ、機械で糸に紡ぐまでには量が足りません。また今年もエコロジーオンラインの仲間で手伝って一反ほど栽培をして様子を見る状態が続きます。 コットン栽培が始まる前に、あき津亭で大切なイベントを開催しています。 それが素朴画家の田中重光さんの個展「やまずめぐるも」です。 田中さんはあき津亭の運営にはなくてはならない人で、ある時は料理人としてあき津亭のイベントに参加し、またある時は、画家としてあき津亭に豊かな水のような潤いを与えてくれる方です。 まだ、こんなのどかさがこの地域に残されていたのかという風景を探しだし、一枚の絵画としてとても丁寧に描き出しています。 人間とともに、生きとし生けるものが自然のなかで環のようになって巡っていた100年前までの日本。その原風景を次世代に残していこうというのが渡良瀬エコビレッジ、そしてあき津亭が目指していることなのですが、それをより目に見える形として表現してくれているのが重光さんの絵であると言えるかもしれません。 まさに、個展のテーマに掲げられた「やまずめぐるも」も、止まずに巡り続けている大自然の営みを言葉として表現したものです。4月21日からあき津亭で開催中です。 |







