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2012年06月28日(Thu)

活動計算書の作り方(エクセルで作成する場合)

今年の4月1日からNPO法が改正され、活動計算書がNPO法人が提出する会計書類となりました



従来の収支計算書から活動計算書に変わると実務上どのように変わるのか、多くの方が悩まれていると思います


NPO会計道では、3回にわたって、どのような変更が必要なのかを、「営利企業用の会計ソフトを使っている場合」「NPO法人用の会計ソフト(ソリマチ 会計王)を使っている場合」「エクセルで会計処理をしている場合」の3つに分けて触れていきたいと思います



前回は、「営利企業用の会計ソフトを使っている場合」を見てきましたが、今回は、「エクセルで会計処理をしている場合」について、見ていきたいと思います


具体的には、日々の現金出納帳や預金出納帳をエクセルで記帳し、それを勘定科目ごとに集計して、決算で活動計算書(従来であれば収支計算書)を作成するというやり方です


私の経験でいえば、このやりかたで帳簿をつけているNPO法人が一番多いのではないかと思います


このやり方で、何が問題で何が問題でないのか、活動計算書を作成する場合において、このやり方だと、どのようなことがネックになってくるのかについて書いていきたいと思います



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2012年06月21日(Thu)

活動計算書の作り方(営利企業用ソフトを使っている場合)

今年の4月1日からNPO法が改正され、活動計算書がNPO法人が提出する会計書類となりました


従来の収支計算書から活動計算書に変わると実務上どのように変わるのか、多くの方が悩まれていると思います


NPO会計道では、3回にわたって、どのような変更が必要なのかを、「営利企業用の会計ソフトを使っている場合」「NPO法人用の会計ソフト(ソリマチ 会計王)を使っている場合」「エクセルで会計処理をしている場合」の3つに分けて触れていきたいと思います


まず、初回は、「営利企業用の会計ソフトを使っている場合」です。


具体的には、弥生会計や勘定奉行など、営利企業用の会計ソフトで日々は会計処理をしており、それを決算の時に所轄庁の様式などに合わせてエクセルなどで作成しているような場合です


このようなパターンで今後も活動計算書を作成しようとする場合に、どのようなことが必要になるのかを述べたいと思います



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2012年06月20日(Wed)

NPO法人会計基準協議会の総会が行われました

先週の金曜日にNPO法人会計基準協議会の総会がありました。


NPO法人会計基準協議会は、NPO法人会計基準を策定するために全国のNPO支援センターが結集して結成された組織で、2010年7月20日に策定・公表された現在は、NPO法人の信頼性の向上のためにNPO法人の普及活動と、改訂、著作権の管理のための活動を行っています


今回、このNPO法人会計基準協議会が規約・組織体制も新たにし、再出発をすることになり、そのための総会が行われました


24年度の方針としては、

「24年度からのNPO法改正によりNPO法人会計基準や活動計算書への関心が高まることが予想されるので、会計基準の目的や策定プロセスも含めて、その内容を地域または各分野のNPO・NGO団体に普及浸透を図る必要がある。

実際に多様な方法で会計書類が作成されている現状があることから、それぞれの団体の状況に応じた形での会計基準採用を支援できる体制をつくっていく必要がある。

そのため、会計基準普及に関して中間支援組織と所轄庁、会計専門家などの連携体制や研修や相談などの支援の仕組みをつくること、その取り組みを全国で共有することに重点を置いて活動する」

としています。


今後、全国の支援組織や専門家が一体となって会計基準の普及に取り組み、さらに会計基準をよいものにしていけたら、と思っています


NPO法人会計基準及びNPO法人会計基準協議会については、「みんなで使おう!NPO法人会計基準」に詳しく出ています


2012年06月12日(Tue)

NPOバンクからの融資

私の所属するNPO法人NPO会計税務専門家ネットワーク(@PRO)では、4月に「認定NPO法人への道」というサイトをオープンしました

このサイトの構築に180万円くらいかかっており、これをNPOバンクからの融資で資金調達しようということになり、NPOバンクの一つである「東京コミュニティパワーバンク」に融資の申し込みをして、先週の土曜日に面談審査がありましたので、その時の様子をご報告します
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2012年06月08日(Fri)

書籍情報

この半年くらい、ブログをほとんど更新できませんでした


理由は、一度更新をやめると、なかなか再開するのが億劫になるということもあるのですが、この半年で2冊の本を書いていたことが結構大きいです


1冊は、すでに清文社からでた、「基礎からマスター NPO法人の会計・税務ガイド」です


中村元彦さんと寺内正幸さんと3人で書いた本で、会計のところは私が書いています。


この本は、NPO法人会計基準協議会から出している「NPO法人会計基準ガイドブック」をさらに詳しくして、税務についても付け加えたものです


NPO法人会計基準ガイドブックは、会計基準協議会のメンバーから冊子にして配布されたりしていますが、下記からダウンロードすることもできます


NPO法人会計基準ハンドブック


このハンドブックだけでは不充分で、もっと詳しいことが知りたいという方は、ぜひ清文社の本を手に取ってみてください


ハンドブックよりは実践的な内容になっています


もう1冊は、まだタイトルは決まっていませんが、私が所属しているNPO法人NPO会計税務専門家ネットワーク(略称@PRO)から発行される、認定NPO法人制度の解説と申請書の書き方を記載した本です。


@PROは、昨年の12月に国税庁認定の認定NPO法人になりました。その時の申請書をベースにして、4月から施行されている所轄庁認定の認定NPO法人の申請書に合わせて具体例を示したものです


認定NPO法人になるための4本の道を示して、その道に沿って申請書の書き方を解説しています


@PROが開設した「認定NPO法人への道」のQ&Aサイトと連動させています。


本を読んでわからないことはQ&Aサイトに質問し、Q&Aサイトでは実際の申請書の書き方などがわからない場合には本を読むという相乗効果を狙ったものです



6月末か7月には書店に並ぶことになると思いますので、その時にまた紹介させていただきます