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2019年08月14日(Wed)

絶対値基準I(寄付者のカウント方法@)

認定NPO法人制度について、解説をしています。

認定NPO法人の8つ要件の中で最大の難関であるパブリックサポートテストについて、見ています。

パブリックサポートテストの中でも絶対値基準について見ています。

今回は、寄付者のカウント方法について、内閣府のQ&Aをみてきます。


● 同一人物が複数回寄付をした場合

同一人物が複数回の寄付をした場合の絶対値基準のカウント方法について記載されいるのが、内閣府のQ&A3-4-9です。

3-4-9 絶対値基準において、同一人物が年度をまたいで数回に分けて寄附している場合、寄附者数はどのように計算するのでしょうか。 【第45条1項1号】

A:したがって、例えば、3月決算(実績判定期間が平成28年3月期、平成29年3月期の2事業年度とします)の法人が、寄附者Aさんから以下のように5回に分けて合計10,000円の寄附を受けた場合、平成28年3月期は合計8,000円の寄附金となりますので、寄附者数に含めますが、平成29年3月期は合計2,000円の寄附金となりますので、寄附者数に含めないこととなります。

寄付者Aさんからの寄附内訳


平成28年3月期

平成27年5月 2,000円
平成27年8月 2,000円
平成27年10月 2,000円
平成28年2月 2,000円
→合計8,000円≧3,000円 ⇒1人としてカウント
 
平成29年3月期

平成28年5月 2,000円
→ 合計2,000円<3,000円 ⇒1人としてカウントしない



https://www.npo-homepage.go.jp/qa/ninteiseido/nintei-hantei-zettai#Q3-4-9


このQ&A、Aがいきなり「したがって」から始まりおかしいですね。

「したがって」の前に、「事業年度中に複数回の寄付を受けた場合には、その事業年度中の寄付の金額を合算して3,000円以上であるかどうかを判定します」などの文言が入るものと思われます。

いっていることは、その通りなのですが、実務上は、これがあるために、寄付者名簿を作る際に「名寄せ」という作業が必要になり、大変です。

マンスリーサポーター制度があったりすると、その事業年度内に複数回寄付する人は普通に存在します。

しかも、「生計を一にする人」は、寄付者として、合わせて一人としてカウントします。

したがって、「名寄せ」は、複数回寄付をした人及びその人と生計を一にする人の寄付を全部集める必要があり、この作業は結構大変です。

寄付者名簿には、同一人物及び生計を一にする人からの寄付は、まとめて合計金額を書くのではなく、1件1件、寄付を受けた年月日と金額を記載することを求められます。

名寄せは大変な作業なので、100人の要件が楽々クリアできるような場合には、名寄せが必要な人は「匿名寄付」扱いをするという方法も考えられるのではないかと思います。

その場合には、そのような方法でいいか、あらかじめ所轄庁と相談をしておいた方がいいかと思います。


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