就労支援事業の会計について
[2007年03月02日(金)]
今日、「就労支援事業会計処理基準」のセミナーに行ってきました。
正直、この方面にあまりくわしくありません(以前いただいた質問はほとんどNPO会計税務専門家ネットワークの岩永さんに答えていただきました。ここを参照)
が、今日聞いた感じで、「実際に行うときはこんな感じでやるといいのではないか」というのを考えて見ました。
もしかしたら間違いもあるかもしれませんのでその場合はご指摘ください。
<参考>
就労支援の事業の会計処理の基準
会計処理の基準の留意事項(目次)
会計処理の基準の留意事項(本文)
正直、この方面にあまりくわしくありません(以前いただいた質問はほとんどNPO会計税務専門家ネットワークの岩永さんに答えていただきました。ここを参照)
が、今日聞いた感じで、「実際に行うときはこんな感じでやるといいのではないか」というのを考えて見ました。
もしかしたら間違いもあるかもしれませんのでその場合はご指摘ください。
<参考>
就労支援の事業の会計処理の基準
会計処理の基準の留意事項(目次)
会計処理の基準の留意事項(本文)
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就労支援事業をおこなうNPOが提出する就労事業関係の計算書類は以下のものです
@ 資金収支計算書
A 事業活動収支計算書(損益計算書)
B 貸借対照表
C 資金収支内訳表
D 事業活動収支内訳表
E 就労支援事業別事業活動収支内訳書
F 就労支援事業製造原価明細表
G 販売費及び一般管理費明細表
話を単純化するために、小規模作業所をやっていたNPOが就労支援事業に進出し、就労支援事業を1種類しかやっていないと仮定します。
また、積立金の計上もなく、NPO法上のその他事業も行っていないとします。
その場合には、
@の資金収支計算書とCの資金収支内訳表
及び
Aの事業活動収支計算書とDの事業活動収支内訳表
は合算で表示が可能と思います(ここのP14のような形)。
また、Eは就労支援事業を1つしかやっていない場合には必要がないでしょう。
Bの貸借対照表は、NPO法上でも元々提出が求められるものです。
とすると、上記のような一番単純なパターンであれば
@資金収支計算書及び内訳書
のグループと
A事業活動収支計算書及び内訳書、製造原価明細書、販売費及び一般管理費明細書
のグループに分かれるのではないかと思います。
2.事業活動収支計算書の作成
Aの事業活動収支計算書のグループについては、企業会計の製造業の損益計算書を部門別に作成するというイメージで考えればどうでしょうか?
具体的には、
(1)企業会計用のソフトを使い、製造業の設定をします
(2)「就労支援事業」と「それ以外の事業」に部門を設定します
(3)収入、経費を入力時に就労支援事業とその他事業の部門に分けて入力します(あるいは
共通部門にいれておきます)
(4)経費については、さらに製造原価勘定と販売費及び一般管理費勘定が始めから設定されているので、それに応じて適切な科目に入力します
(5)決算時あるいは適当な時期に共通経費を各部門に配分していきます
(6)もちろん、未収、未払は計上する、完全な企業会計方式をとります
(7)会計ソフトで出力ができれば、部門ごと及び合算が表示される損益計算書(事業活動収支計算書)を出力します
(企業会計用のソフトを使っていれば、製造原価明細書と販売費及び一般管理費明細書は自然と出力されるはずです。)
3.資金収支計算書の作成
ここでいう「資金収支計算書」は、所轄庁に提出する収支計算書と同じです。
所轄庁に提出する収支計算書については、厳密な定義はありませんので、資金の範囲を広く取って、損益計算書と同じ数字を使っても問題になりません。
ただ、表示方法として、「販売費及び一般管理費」「当期製品製造原価」などの言い方はしませんので、損益計算書を組み替える必要は出てくるのではないかと思います。
収支計算書の場合には支出が「事業費」と「管理費」に分かれます。
「事業費」は多くは「製造原価明細書」の金額と一致します。
「管理費」の多くは「販売費及び一般管理費」と一致します。
違うのは
(1)「商品仕入高」などの製造原価勘定には入れずに売上原価としている科目も「事業費」に含まれます
(2)「販売費及び一般管理費」には「販売費」が入りますが、「販売費」は基本的には「事業費」となると思います。
例えば、パンを製造している場合のパンの販売活動に対する人件費などです。
この部分だけを組みかえして、エクセルで収支計算書を作成するというのがやりやすいのではないかと感じました。
4.まとめ
まとめると
(1)企業会計ソフトの製造業の設定で、部門を設定して、事業活動収支計算書、内訳書、販売費及び一般管理費明細書、製造原価明細書及び貸借対照表を作成する
(2)事業活動収支計算書の勘定科目を組み替えて資金収支計算書、内訳書を作成する
という感じです
しかしこのやり方は、結局、企業会計の知識が必要であるし、また、これに事業をもっとたくさん行っていたら、事業所が複数あったら、NPO法上のその他事業があったら、法人税の収益事業と非収益事業があったら、などと考えると・・ためいきがでそうです。









実は私は会計王NPO版の監修をしているので、少しわかるので、フォローしておきますね。
人件費は基本設定は管理費に計上されますが、事業費の科目に補助設定をすると、事業費の内訳科目として人件費を表示することは可能です。
会計王で所轄庁に提出する収支計算書と、就労支援事業会計に基づく決算書をいっぺんに作ることは不可能と思います。会計王は基本的に営利企業のソフトをアレンジしたものなので、製造原価科目を使用するにすれば、上の方法で、できそうな感じもしますが・・ここだけで説明は無理ですね。
簡易顧問制度というものもあります。
http://npoatpro.org/kaikeitools/kanikomon.html
です。
他に、NPOポータルサイトを参考にしてください
http://www.npoatpro.org/potal/
です