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2016年11月24日(Thu)

NPO支援
なぜNPO支援をしているのか

私がNPO法人というものを知ったのは、1998年12月、NPO法が成立した時です。
私は、ちょうどその頃に税理士試験に合格し、世田谷にある松陰神社というところにお礼参りに行きました(吉田松陰が好きだったので、毎年年初のお参りをしていた)。その帰り道で、三軒茶屋の駅で、「NPO法人の入門講座」のようなチラシを見ました。国際協力にかかわっていた関係で、「これはおもしろそう」と思って、3回あった講座に参加しました。

その時は、「NPO法人がお客さんになればいいな」と思っていましたが、具体的にどのようにしていいかもわからず、そのままでいました。

それから6年位経ったときに、たまたまネットサーフィンをしていたところ、NPO会計税務専門家ネットワークというNPOを支援する税理士・会計士の専門家の集まりができたことを知りました。
私は、このNPO会計税務専門家ネットワークに参加してから、いろいろな方に教えていただきながらNPOの会計税務の支援という世界にはまっていきました。

NPO法は、第一条で、「この法律は、特定非営利活動を行う団体に法人格を付与すること等により、ボランティア活動をはじめとする市民が行う自由な社会貢献活動としての特定非営利活動の健全な発展を促進し、もって公益の増進に寄与することを目的とする。」とあります。つまり、世の中の役に立ちたい、と思っている人たちの活動が盛んになるように、という目的で作られた法律です。

そして、「世の中に役に立ちたい、という活動が盛んになるためには、行政がその活動の善し悪しについて口を出すよりも、自分たちで、どんな活動をしているのか、どんなお金の使い方がされているのか、ということを、みんなに開示していくことが重要です」(NPO法第29条 情報公開の規定)と言っています。

私はこの理念にとっても惹かれるとともに、会計の役割がとっても重要視されているということにうれしくなりました。

私は税理士という職業を活かして社会に役に立つ仕事がしたいと思ってこの仕事を志しましたが、どういう人の役に立ちたいか、ということについて、「人の役に立ちたいと思っている人の役に立ちたい」と思うようになりました。


どんな形で支援をしているのか

NPO法人の会計と税務にかかわるようになってから、私がすぐに気がついたのか、この分野がまったくの未開の分野であるということでした。株式会社や公益法人の会計や税務は難しい問題はあるにしろ、ある程度はっきりとした取り扱いがありましたが、NPO法人の会計と税務は、まだまったく手探りの状態で、何が正解なのか、どうあるべきなのか、誰もよくわからないという状態でした。

NPO会計税務専門家ネットワークの前理事長の故赤塚和俊さんなどが、必死にこの道を切り開いてきましたが、まだまだ充分とはいえない状況です。

このNPO(NPO法人だけでなくもう少し広く考えています)の会計と税務という道なき道に新しい道を作り、その道がわかりやすいような地図を作り、多くの人にその道を走ってもらう、そういうことをしていきたい、と思っています。

その具体的な形が、NPO法人会計基準の策定及び普及であり、認定NPO法人制度の改善提案及び普及活動です。

NPO法人会計基準は、NPOの会計という道なき道に新しい道を作っていこうという試みです。この新しい道に多くの人が乗ってもらい、NPO法が目指す、「人々の社会貢献活動が、自ら情報開示をすることで、ますます活性化する」という理念の実現の一翼を担いたいと思っています。
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