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2016年11月24日(Thu)

所長紹介
なぜ税理士になったのか

私は大学卒業後、青年海外協力隊に参加し、西アフリカのコートジボアール(象牙海岸)で2年間過ごしました。25歳のときです。
よく人から「いい経験をしたねえ」と言われるのですが、私は言葉がありません。協力隊の2年間は、仕事の面では空回りだったというのが正直なところです。そこで実感したことは、「人の役に立つには力が必要なのだ」ということです。

行く前は「アフリカの人の役に立ちたい」など粋がっていましたが、大学を卒業したてで、日本での実績もない自分が、言葉もろくに話せない海外で、本当の意味でその国の役に立つことなど無理でした。
途上国での技術援助を中心とした協力隊では、手に職がある人が圧倒的に重宝されました。「自分も手に職をつけて、人の役に立てるようなことができるようになりたい、でも、今から職人になるわけにもいかない・・」。

そこで思い立ったのが「資格を取る」ということでした。
「資格を取る」ことで人の役に立つ力をつけたい。当時、「統計隊員」として参加しており、数字を扱う仕事は自分の性にあっているな、と考えると、「税理士」という資格が思い浮かびました。

私は父が税理士です。しかし、協力隊に参加する前に、税理士になろうと思ったことは一度もありませんでした。簿記も勉強したことがありませんでした。

その、身近にありながら、考えもしなかった「税理士」という仕事を思い浮かべたときに、私は運命的なものを感じました。父と私と、親子二代にわたってお世話になっているこの「税理士」という職業を活かして社会に役に立つようなことがしていきたい、そう思うようになり、帰国後、税理士試験の勉強を始め、32歳で合格し、開業しました。



どんな税理士を目指しているのか

開業して5年ほど経ったときでしょうか。私はある研修で、「これからの税理士」のようなテーマで話を聞く機会がありました。

その時に、講師の先生が、「これからの税理士が生き残る道はゼネラリストの税理士になるか、スペシャリストの税理士になるのかいずれかである、ゼネラリストの税理士になるには、いろいろな問題に対応できるようにならなければいけない。スペシャリストの税理士は、申告書や年末調整などしなくてもいいかもしれない。でも、この分野だけは誰にも負けないというものを持たなければいけない。そして、ゼネラリストの税理士を目指すのか、スペシャリストの税理士を目指すのか、はっきり決めなければいけない」というようなお話でした。

私が一番感銘を受けたのは、最後の「ゼネラリストの税理士になるか、スペシャリストの税理士になるかをはっきりと決めなければいけない」という部分でした。
なんとなく漠然と、今のままでいいのかな、と思っていた私にとって、この時に、はっきりと、他の人がやっていないようなことで世の中に必要としていることをやっていきたい、と思いを定めました。

その結果として、今のNPO支援があります。

もうひとつ、重視していることは、今あるご縁、今あるつながりを大切にするということです。

私は父が税理士です。私の顧問先には、父の時代からの顧問先もいくつかあります。その中には、私がまだ小学生だった時からの顧問先もあります。今にして思えば、私が大学まで進めたのは、父や母の努力と、このような顧問先のおかげです。
私が開業してから、お客さんがほとんどなく、苦しい時代を支えてくれた顧問先もたくさんあります。今、自分があるのは、このような顧問先に支えてもらえたからだと思っています。

また、私は東京の目黒に生まれ、目黒で育っており、生まれ故郷の目黒が大好きです。地元目黒に貢献できるようなことがして行きたいと思い、開業してすぐに地元の異業種交流会であるメネビスクラブに加盟し、そのご縁でいろいろなお仕事をいただいています。
地元に根を張っているということを大切にしていきたいと思っています。
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