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あおぞらの星「夜回り先生と考える」 [2011年09月22日(Thu)]

 
 今日は、書籍の紹介をさせていただきます。

 この本を選んだきっかけは加古川市民センターに水谷先生が来られてお話しをお伺いしたからです。先生は講演会に来られる前日も三宮で夜回りをされたそうです。ハードスケジュールなのに居てもたってもいられない有言実行の先生には頭の下がる思いでした。
 

今回紹介する書籍は、 あおぞらの星 「夜回り先生と考える」  
            水谷 修 著  (日本評論社)
 
です。

            
☆「夜眠れない子どもたち」 

 今日本で、多くの子どもたちが過去の出来事、あるいは現在の哀しみやつらさに追い込まれ、一人暗い部屋で明日を見失い苦しんでいます。この子どもたちの事を「夜眠れない子どもたち」と水谷先生はそう呼んでいます。
 先生は三年前に個人メールアドレスをマスコミに公開し「夜眠れない子どもたち」からの相談をメールで受けています。それ以来約三十万件、述べ十四万人の日本各地からの子どもたちからの悲鳴メール!水谷先生はただひたすら返事のメールを送り続けています。
 実は先生自身も実際はこころを閉ざした少年だったのです。先生は「誰だって自分の未来を変える事が出来る」という可能性を伝えたかったのだと思います。

☆「自由」と「不自由」 

 この著書で先生は現在の社会で本当の自由とは「さまざまな不自由に耐えながら、でもその中で人に迷惑をかけず、つくり出すもの」といわれています。
「何でも自分思う通りにできること」を自由と考えているのは間違いでこれは「わがまま」だと考えます。
 「自由」には責任がともないます。誰かの自由を邪魔しない、また誰にも迷惑をかけないという責任がともないます。誰かにいやな思いをさせてしまったり迷惑をかける行為は「わがまま」です。

☆「善」と「悪」 

 「悪」はいつも私たちのこころの中に潜んでいます。そしていつも私たちを支配して、その「悪」の魔の手を広げようとしています。憎しみ、恨み、妬み、怒りすべてがこの「悪」の表れです。でも、いつも君たちのこころの中にある、優しさや哀しみがそれを抑えてくれます。このバランスが崩れてしまうと「悪」に負けてしまうのです。

「この世界で最大の悪は、無関心」

これは有名なマザー・テレサのことばです。
 もし自分のまわりでいじめがあっても「自分は関係ない」と何もしなかったらそれこそが一番の「悪」と考えます。
 昼間の空でも無数の星たちが必死でその輝きを私たちに送り続けているように私たちのまわりでも無数の優しさ思いやりが輝き続けているのです。 今、素直な気持ちで君たちのまわりを見回してみませんか?優しさや思いやりが無数に見えてきます。
 そして先生は子どもたちにお願いをしています。つらくなったら、哀しくなったら鏡の自分の顔から力が消えそうになったら必ず人のために特にお年寄りのために、席を譲る、重い荷物を持ってあげる、何でもいいのでしてあげて欲しい。
 きっと返ってくる君へのことばが明日を生きる力と自信を与えてくれると綴られています。