第四回いきいき応援隊講座報告。
ハンドバックづくり一筋で職業人生を全うされた今出正俊さん。
講座は、パスケースづくり実技指導とハンドバック業界の実情の講話があり、その後、他のいきいき隊員も加わってサロン形式の質疑応答などで「働くとは…」のイメージをトレーニングする内容であった。
まずパスケースを作る道具を使いながら各人で制作が開始される。しかしパスケースの皮が固く、なかなか針が通らなかったり、針が折れたりの悪戦苦闘であった。
でも“いきいき応援隊“の細やかなフォローや、参加者同士が助け合い、さらに県から視察にお見えの佐々木主任さんの積極的な手助けなどがあり、温かい雰囲気の中で声を掛け合い、励まし合って一つの事を完成させることの喜びとその大切さを受講生全員が身体で感じることが出来たようだ。実は決められた講座の時間内では、全員完成出来なかったにも関わらず大半の方が講座終了後も帰らずに、パスケースづくりに取り組み、そして完成させた後、自分の作品を互いに見せ合いその出来栄えと完成を喜ぶ姿が、随所に見られた。
モノづくりの魅力なのか、魔力なのかこれほど全員が熱中して取り組んだ講座は正直いって過去に例を見ません。
またサロン形式の討議では、60歳を超えても元気に「若者の就活に役立ちたい」とボランティア活動をする“いきいき応援隊“の若々しく年を感じさせない何ごとにも挑戦するその姿を目の当たりに「就活で諦めてはおれない」の受講生の声があり、まさに職業人経験者が語るホンネのホンネが若者の心を捉えたようである。
ある大学生は、「大学のキャリアセンターでは、成功例しか語られず、“そこまでしないと就職出来ないのだ“と求職者自身が、少し自信を失うこともしばしばであったが、この講座は、先輩職業人が堂々と失敗談を話され、それをいかに乗り越えたのかのお話など、ほんとうに生きた教材がいっぱい」と喜んでおられた。
さらに講師の今出さんが「65歳から心機一転ハンドバックづくりを再開させ、生涯現役でありたい」を宣言され、その果敢な闘志に全員が驚いていた。
また業界に働く中国からの出稼ぎの人たちのハングリー精神の話におよび、最近、何ごとにも
スグにあきらめてしまう日本の若者の心の弱さを指摘、でも神戸の若者の中には、ハンドバックづくりに素人ながら果敢に挑戦し、共同で販売することに挑戦しているグループのことに触れ、“ヤル気を持続させることこそ大切さ“を助言された。最後に「就活の苦しみは、人生の成功へのチャンス」という言葉でこの講座を締めくくられた。
参加された受講生。パスケースを作り上げるという一つの目標が与えられると、それに向かって全員が苦しみながらも果敢に挑戦し完成させた。まさに苦しみを乗越え完成させることで目標を達成することに成功したことになる。
パスケースを完成させるという与えられた目標に対しては、時間を忘れて完成させることが、せっかく出来るのであるから、このことを教訓に、自らが自らの目標『自分らしい働き方』を考えて自らの目標立てを行い、それに果敢に挑戦することは、就活の苦しみではあるが、それらを乗越え仕事人として生涯やり抜くことが出来れば、人さまにはマネの出来ないその人なりの人生の成功があるのではなかろうか。