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7月19日(金)「ファンドレイジングってなに?〜NPOの活動資金づくりの考え方〜」に参加しました! [2019年07月22日(Mon)]
こんにちは。研修生の泉と丹羽です。

 本日、名古屋市市民活動推進センターにて「名古屋NPOアドバイザー講座」が開催されました!
 主催は名古屋市さんで、私たちボランタリーネイバーズが委託を受けて実施しております。今回開催された講座の概要については以下のとおりです。

【名古屋市NPOアドバイザー講座】
テーマ:ファンドレイジングってなに?〜NPO活動資金づくりの考え方〜
講 師:水野 真由美さん(特定非営利活動法人ボラみみより情報局理事)
日 時:2019年7月19日(金)10:00〜12:00
場 所:名古屋市市民活動推進センター集会室
参加者:8名

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講義の様子

 講義に入る前に、ウォーミングアップとして受講者同士で「今の活動を通してハッピーだったことや良かったなと思った経験」を1分程度で紹介していただきました。他の受講者がどんな活動をしているのか知ることができ、講義に入る前に受講者同士でコミュニケーションがとれるとても良い時間となりました。
 このウォーミングアップに参加する前までは、団体のお名前だけで実際にはどんな活動をされているかイメージができておりませんでしたが、実際に活動されている方のお話を聞くことで、具体的な活動を聞くことができました。また、今の活動を通して良かったなと思った経験を聞き、活動の目的を果たすことができたという経験が次の活動へつながっていくのだと感じました。

 講師の水野先生からは、まず講義の前半では市民活動の資金についてご講義いただきました。
 市民活動の資金には事業収入、助成金、補助金、業務委託、会費、寄付金などがあり、後者になるほど高い共感度が必要になるということでした。助成金や補助金などは継続期間が決まっているため、会費や寄付金を増やしていくことは必要になります。事業収入に比べ、会費や寄付金は自らの努力で増やすことができるものではありますが、団体の活動が見えづらかったりするなど、複雑な場合では会費や寄付金を増やすことはなかなか難しいです。

 講義の後半では、それぞれの団体の状況整理についてご講義いただきました。
 団体の目的は何か、どんな活動をしているか、何に困っているか、その困りごとを解決するために取り組みたいことなどを、ワークシートを用いて受講者がそれぞれの自団体について整理をしました。その中で水野先生からは、団体のミッションを実現していくにあたり、まず身近な目標を立てることが大切といったお話がありました。近い目標を達成していくことで、団体のミッション実現につながるとのことで、これは資金の運営に限らず何事にも活かせる考え方だと感じました。

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ワークシート記入時の様子

 講義の中で最も印象に残っているのは、講師の水野先生が「伝えることの重要性」を強調されていたことです。水野先生から、講義のまとめとして「資金づくりは仲間づくり」というお言葉をいただきましたが、仲間づくりには、自団体について多くの方に理解・賛同してもらう必要があり、そのためには、やはり「伝える力」が重要だと感じました。(泉)
 私は初めてこのような講義に参加して、業務委託や寄付金があり簡単に運営ができると思っていましたが、NPO法人の資金運営は非常に難しいということを感じました。まず自団体を見つめ直し、仲間づくりから始めていくことで団体のミッション実現につながっていくと分かり、とても良い機会になりました。(丹羽)

 以上、ご報告でした。


情報発信チーム 泉、丹羽