こんぴら道中で。
[2019年04月07日(Sun)]
こんぴら歌舞伎、初!トライ。
一人で山口から行ってみるか、、と手配していた。
夢だったし。中村勘九郎、七之助、そして中車!
バチ当たらないよね?って。それが今日でした。
母も誘ったけれど、足が悪い母にあの超手狭な座席は無理、、
で、私一人で行くことに。
昨夜、母は寝つき悪くてあまり寝てないこと知ってました。
一緒に寝てるので、私も寝れず、、( ̄з ̄)
朝食食べながら、、ウンザリする話を延々と繰り広げる。
金、金、金、、、
私が嫌いな話が朝食が終わるまで続き、、
私の手が震えてきて。胸が締め付けられて。
ヤバかった。苦しくなってきて・・・(;´Д`)
母さんよ、昨夜からそんなことばかり考えてるから
眠れないんだよ。もうやめようよ。
もっともっと皆を信じよ。私はそう思うよ〜、
大きな心でみようよ〜、と言ったら。
その言葉をきっかけ?に母は爆発してしまって、、
手元にあったプルーンの袋を投げ飛ばした。
寝てないからイライラしてるのです。。
私が母に同調しないことに怒りを覚えたらしい、、
ものすごい汚い言葉で私を罵り、誰もいない部屋で叫んで
まあ、いつもの感じでね。。。興奮してる母を見て。
あああ、始まったか、、と、、ため息ついたり。
優しい心がまだ残っているうちに、ひょっとしたら
母は逝ってしまった方がいいのではないかと。
どんな姿でも生きていて!と思うのは私のエゴかも、と。
心が冷えて。私は粛々とこんぴらへ出かける準備をした。
もう涙も出てくれないよ。。゚(゚´Д`゚)゚。
想定内だが、それから数時間後、出かける間際の
私の前に突然現れて、笑顔でニッコリ、、
ごめんね。ごめんね。仲良くしてね。と。
いいよ、わかったよ、大丈夫だよ、と私も笑うと、、
こんな家、そうさいさい帰ってこない方がいい、
お前がかわいそうだから、、と哀しそうに微笑んだ。
この本を読んでいると、本当にそうだなあ、と心が落ち着く、
「相田みつを」の本を広げてそう教えてくれた。
母はこのページを読んで先日救われた、らしい。
そして、笑いながら、、この言葉は私のことだね、と。
そんな瞬間、お母さんがやっぱ大好きだ、って思うわけよ。
愛しくて愛しくて辛くなる。
自分のしょーがない部分知ってるからこそ、母は苦しんでる。
そんな母を沼の底から支えていくのは私の役目で。
他の誰に、それをやれよ、と思ったことはない。
それぞれが出来ることをやればいいと本当に思ってる。
だけど、少しだけ労ってくれたらとても救われる、と。
ありがとう、と一年に一回言ってくれれば。
身体は大丈夫?と、一言もらえたら、私は勇気百倍で頑張る。
だけど、、それは私のアホな、、淡い夢だったことが
出発直前にわかっちゃった。。
偶然に聞いてしまった。聞きたくないこと。
手前みそだけれど。。
私は自分のことより、、
人がどう心地よく生きていけるかを考えながら生きてきた。
いつも周りの調和をああでもない、こうでもないと模索して。
それはあまり良い生き方ではない。知ってる。
自分の人生は自分のためにあるべきだと。
何十年も他人の調整ばかりやってきたから、
いざ、自分のために生きろと言われても。愕然とするばかり。
なんて不器用なんだ、って呆れるばかり。
いがみ合ったり罵り合う家族をまとめ続けてきたけれど。
本当に難しいと思っていたけれど。
答えは意外に簡単だったよ。
私が悪の標的になればよかったんだ!気づかなかった。
偶然に聞いてしまった言葉だったけど、、、
私がルード(悪役)になれば、皆、結託出来るんだ。。
な〜んだ!って。本当に簡単だった、って。
母は隣で私を元気づけようと必死で面白いぐらいに。
あのネガティブな人がね、私を慰めようとね。
私も明るく頑張る!だから二人で楽しく生きよう!
な〜んて言うもんだからさ。号泣しまったやん。
ローカル線、新幹線、そして岡山から特急。
3時間弱の電車の旅。琴平行き、こんぴら道中。
涙が止まらずあふれて、バカみたいに泣き続けて
隣の人が気味悪がるほどに(笑)。o(T□T)o
初めての瀬戸大橋。ものすごい迫力!
スゴイスゴイと感動しながらまた号泣(ToT)〜
旅館の支配人が迎えに来てくださったのだけど。
泣きすぎて化粧は取れるは、目は腫れてるわで、、、
まるで失恋旅行じゃんか、、、
琴平は良い街で。桜も満開!
支配人曰く、毎年こんぴら歌舞伎の時にはもう
桜は散ってるのが当たり前、で。今年は珍しい、と。
そっかそっか。それは嬉しい。
思いがけずなかなか良い宿で。お一人様プランなんだけど。
一番風呂で大浴場にドボン〜!気持ちいい〜♪
金比羅さんにお参りするつもりだったけど。
この精神状態で780段は登れんなあ、って( *´艸`)
お風呂上がりにお茶飲みながらラウンジで桜見てたら、
真央ちゃんの?ショパンの別れの曲が流れてきてね。
心がスワ〜〜っと静かに清らか〜に落ち着いて。
そいだら、再び涙腺が〜〜〜やばば〜。
これはいかん!と、タイ式マッサージに行ったんだけど。
仰向けに寝てる間に、涙がボロボロ止まらなくなり。
マッサージ受けながら泣いてる客ってナニ!(; ゚ ロ゚)
食事も美味しかった。讃岐牛の石焼きジュウジュウ。
瀬戸内のお刺身も!
そー言えば。こうしてゆっくり旅行なんて、、
いつ以来だ? スペイン以来?
自分が楽しむことさえ、許してなかった気がする。
ヤバイっすね、そんなの。
今日は、、人生で1番か2番目に傷ついた日になった。
でもたまたまその直後に、「こんぴら」の予定入れてた。
ホントにそれはナイスな巡り合わせで。
救われたなあ、って。
家にいたくなかった。あの街にもね。
神様がこんぴらを用意してくれたと信じたい。
泣きまくっても、旨い旨いと肉を平らげたし。
桜も優しかったし。
母も元気なメールを入れてくれてた。
大きな心で皆をみようよ、といつも母に言ってる私が
これでめげていてはいけない。
自分を信じていいよ、と思いたい。
明日、こんぴら歌舞伎の素晴らしい舞台で
ますます私の心は救われるんだと思う( ・ω・)ノ
さすがにもー、ダメだ、っておもったし。
最悪なことも考えてしまった。
でも結局。意外に大丈夫なんだな、って。
今日は本当に本当に疲れた。疲れはてた。
平成の終わりに。
私は家族を失った、てか。。。
ガラケーで地道に打って。疲れた(笑)