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ヨキータの哀愁日記

ジプシーの血たぎる(妄想)
私ヨキータの人生は
流れ流れてどこへ漂着するのでしょう。
チクチクもの哀しくて、だけどサクっと笑える日々を綴ります。


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毒戦 BELIEVER [2019年10月12日(Sat)]
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毒戦 BELIEVER


捜査対象、全員狂人。協力者、捨て犬ひとり。

マトリが禁断の一線を越えた時――至高の悪が現れる。



毒戦 DVD14-56-08.jpg


め、め、め、めっちゃ!

面白かった〜〜!



あらすじ:

巨大麻薬組織に君臨し、

その悪名を轟かせているにも関わらず、

誰ひとり本名も経歴も、顔さえ知らない麻薬王“イ先生”。

麻薬取締局のウォンホ刑事)は、組織壊滅のため

長年イ先生を追っているが、その尻尾すら掴めない。

ある日、麻薬製造工場が爆破され、

事故現場から一人の生存者が発見される。

ラクと名乗る、組織に見捨てられた青年と手を組み、

ウォンホ刑事は大胆かつ危険極まりない筋書きによる、

組織への潜入捜査を決意する。

そこは麻薬に魅入られた狂人たちの巣窟だった。






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前面に押し出してくるエグい暴力シーン、

私でさえ(笑)、時々、目を閉じる準備をし、そして

自分の腕を、しかっ!と掴んで待機する(何を)?


流石、韓国ノワール。容赦ないっす。

でも、、テンポはいいし、役者は魅せるし、

緊張感に次ぐ緊張感、目を閉じるヒマがない。

ここまで演じてくれると、、、

もう、アッパレ!好きなだけおやんなさい、と。


韓国ノワールの凄いとこは、、うまく言えないけど。

暴力的な描写はあれど、テーマは暴力ではない。

ま、当たり前だけど、、、


社会の底辺で生きるものたちの、言い表せない怒り、

憎しみ、哀しさ、時にはせつなさと。

見事に演じてくれっちゃってるんです。


この「毒戦」のラストシーンも。

犯人を追いつめた傷だらけになった刑事の、、

何とも言えない、犯人を想い、流した涙で終わる、、

すっごく良い終わり方でした。私的に。

謎めいたラストではあるんだけどね。


韓国で、あのアベンジャーズを差し置いて、初登場1位!

人口5000万で、観客動員数500万!


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組織に見捨てられた青年、ラクは終始無表情。

育ての母親が惨殺された時も表情は変わらなかったが

飼っていた犬の瀕死状態にはチョイ、反応してた。

それが最後に繋がる伏線でもあり、、面白い!


表情は変わらないが、しっかりと「何かが」伝わってくる。

演じるリュ・ジュンヨル、若いのにスゴイな〜。


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しかし!誰よりも、何よりも、、、


鬼気迫る狂気の演技を見せた俳優故キム・ジュヒョク。

2017年の秋、46歳という若さで交通事故で亡くなってます。

ゆえに、この作品が遺作となりました。。。


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私の愛する名作「ホジュン〜伝説の心医」で、

低い身分から王の主治医になるまでを描いたこのドラマ、

実話なのですが、、なんと、、この、、

キム・ジュヒョクが主演です。。。


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同じ役者とは思えません!

本当に本当にホントーーーに!

惜しい人を亡くしてしまいましたm(_ _)m、、


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ヤクでやられたキム・ジュヒョク、と、その女チン・ソヨン。

とにかくこの二人の凶演がこの映画で、とりわけ秀逸。

圧倒されました。マジ。


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こんなに優しそうなキム・ジュヒョクさん。

人生、って本当にわからないですね。。


こんなスゴイ映画残してくれてありがとう。

ホジュンはこれから放送される度に、何度でも観ます。

今、BSでやってるし。


ご冥福をお祈りします。。。


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