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ヨキータの哀愁日記

ジプシーの血たぎる(妄想)
私ヨキータの人生は
流れ流れてどこへ漂着するのでしょう。
チクチクもの哀しくて、だけどサクっと笑える日々を綴ります。


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存在のない子供たち [2019年09月12日(Thu)]
3220.jpg


「存在のない子供たち」


カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞。

レバノン出身の女性、ナディーン・ラバキー監督。


「私は、大人たちが作り出した紛争や戦争について、

子ども達がどう感じているのだろうと思っていました。

大きな代償を支払うわけですから。そして、私は

映画を通して、この問題に光を当てようと思いました。

映画だったら、ニュースで聞いたりするよりも、

受け取る側が問題をより身近なものとして、

捉えることができるからです。」


ラバキー監督はリアリティを追求するために、

3年間にわたってレバノンの子どもたちの声に耳を傾け、

脚本を書き上げたそうです。


「厳しい状況下で生活するたくさんの子どもたち、

無視され虐げられている子どもたち、

刑務所やシェルターにいる子たちとも話しました。

彼らに『生きていて幸せ?』と聞くと、大抵

『ううん、幸せじゃない』という答えが返ってきました。

『毎日殴られるだけ、なんで生まれてきたんだろう』と聞き、

彼らの怒りを表現するため、彼らの声になろうと思いました。」


そんな子どもたちの声を伝えるために

監督がこだわったのが、キャスティング。


役柄と同じような境遇の子ども達を街で探したそう。


980_top26[1].jpg

主役の少年「ゼイン」は、本名もゼイン。

(彼はシリア難民だそうですが。。)


映画の彼が「彼そのもの」であり、境遇しかり、です。

彼の演技はリアルで、哀しい目をしているんです。


恥ずかしながら、また最初のほう、寝ちゃいまして。

今回は疲れていたのか。20分!寝てしまいました。


寝ている間のシーンはなんだったんだろう、と、、

検索してみました(笑)。情けね〜〜〜。




銃を模したゴミや木で作ったオモチャで遊びながら

路地裏を駆け回る少年たち。ベイルートの日常。

子どもたちの無邪気なシーンで幕開けします。


(ここからなんとなく覚えてます。)

場面は一転。

天真爛漫に遊んでいた子どものひとりである少年が、

刑務所内で連行されているシーン。

後ろ手に手錠をつけられ、大人に引っ張られていく少年。


わずか12歳で、裁判を起こしたゼイン。

訴えた相手は、、、自分を生んだ両親。


裁判長から、「何の罪で?」と聞かれた ゼインは、

「僕を産んだ罪」と答えるのです。


「存在のない子供たち」

タイトルの意味がここで明らかになります。


出生証明書も戸籍もない。自分の年齢すら分からない。

学校へも行かせてもらえず、朝から晩まで労働させられ。

女の子は初潮と共に売られてしまう。

(事実上の人身売買です。)


ゼインの支えであった大切な妹も、、、

イヤな野郎に、11歳で強制結婚させられ、のちに妊娠、

あっけなく、、亡くなってしまうのです。


ぜいん.jpg

怒りと悲しみから家を飛び出したゼインは、

食べるものもお金もなく。放浪を続け、やがて

エチオピアの不法移民のラヒル親子に助けられますが、、

彼らを待っていたのは、さらに過酷な現実、だった。


そう、ラヒルは捕らえられ、残された赤子とゼイン。

幼いころからの知恵を使ってなんとか食いつなぎ、

赤子とふたり、生きていこうとするのですが、、、


いや、生きていこう、という意思ではなく、、、

ただ、その日を生きていく、という本能の部分。




ラストシーンもとても良いと思います。


たくさんの人が絶対に観るべき映画だと思います。


僕を生んだ罪、で、

訴えなければならない大人がいっぱいだから。


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