とどめの(笑)お花見。本を抱えて。
[2018年04月03日(Tue)]
散り始めの桜がすごく好き。
花吹雪、という言葉も好きだな。
散り始めの桜を花見の最後とするか、、、
思い立って、一人で小石川植物園へ。
(あ、数日前のことです。)
ホントはお弁当でも作って行きたかったけど
空が青々しい朝に行きたいな、と。
思い立ったがゆえに、準備も出来ず(笑)
コンビニでコーヒーだけ買って。
寂しい一人花見を楽しみました。
孤独すぎる(笑)(*´з`)〜
ホントに毎日晴れるよね。
このところの夏のようなちょっと暑い日よりも
少し冷えるぐらいの気温のほうが
花見の日にふさわしいな。
花冷え、つうぐらいだから♪
ちっちゃい子が嬉しそうに走ってた。
やっぱ、朝の空はいい!
桜はもうかなり散ってる。
花びらのじゅうたん。
ここはとても広いし。
上野や新宿御苑ほど混んでないし。
お酒も禁止だし。
花見の順番どりしてる人なんていないからいい。
あったかいコーヒー。
ドーナツあたり欲しかった(笑)
この日は本を持参しました。
どんな本をもっていこうかな、と悩んだけど。
桜の雰囲気に合いそうなものをピックアップ。
谷川俊太郎さんの著書。
「生きるということ」
久しぶりに手に取って読んでみたくなった。
谷川俊太郎さんのコミュニティの場で、
いろ〜んな人が繋がって。
自分の「生きる」を言葉にしてまとめた一冊です。
それぞれの感性で書き連ねた言葉の束。
なんだか良いのですよ。
ちょっとご紹介します。
冷めきったコーヒーを片手に、、
1ベージごとにうなづいて共感して。
珍しく、胸がグウうっときたりして。
不思議だけど、、晴れやかな気持ちになる。
仕方ないな。
生きてくかな。生きてる間はな。。
と、観念した気持ちになったりします。
私の「生きるということ」をつぶやいてみたいし
周りの人のそれも、聴いてみたいな、と思う。
本を閉じて寝っころんで。
桜の花弁が舞うのを眺めていましたが。
今なら、何か、つぶやけるかな、と思ったけど。
お昼になり、花見客がどんどん周りに押し寄せて
もう何も浮かばなくなった(笑)、、
生きるということ。
一徹先生の怒声にイラっときて
見てろよ、、と心の中でつぶやくこと。
な〜んちゃってな。えへへ(笑)
桜の花びらが舞うのを眺めて
生きているのはなんだかシンドイ、と思いながら
隣の花見客の弁当の中身が観たくて流し目になり
そんな自分がアホやな、と、思って笑う。
↑
それがこの日の私にとっての「生きること」だ(笑)
アホな事、妄想してたら、、、
寝っころぶ私の横を通り過ぎるときに、
おばあちゃんたちが、私に声をかけた。
「アナタ、ここ特等席よ。ここだけ良く咲いてる!」
やった〜〜っ!って笑顔で答える自分も
すごく、「生きてる」なあ、、、
5歳ぐらいの女の子のモデルがキャミソール一枚で!
外国人のカメラマンにバシバシ撮られてて
こんなに寒いのに!と衝撃受けたり。
小学生のガキんちょたちが突然現れ、
「ソメイヨシノの木に立ちションするってどーよ!」
と、馬鹿笑いしながら走り去る。
男の子はやっぱ幼くてかわいいや(笑)と笑ったり、
それに続く、ヨチヨチ歩きの保育園児たちの行進。
アヒルの列みたいで可愛い、と口角上がったり。
桜の木の下で、この上なく幸せそうなひとたち。
今、眺めてるこーゆう風景こそが!
私の「生きている」だなあ。
いつの間にか、カメラのシャッターは、
桜よりも、桜を楽しむ人々の姿に向けられた。
どんな家に住んでるんだろう、
どんな関係なんだろう、
どんなお弁当なんだろう、
来年、ここに陣取ろう!
桜の枝がドームの屋根のようにしだれて完璧。
もちろん、その時は美味しいお弁当を持って。
今、目の前の桜を愛でながら
来年の花見を楽しみに妄想すること。
それこそが「生きてること」の象徴だよね〜。
この桜も、明日、明後日、、、
完全に散ってゆくんだなあ。
今年の春は駆け足で去っていく。
なんだか、いつもより名残惜しい。
そんなに早くいかなくてもいいのにさ。