ルルドの泉で
[2011年12月26日(Mon)]
「ルルドの泉で」
クリスマスの日曜日、ひとりで渋谷に映画を見に行きました。
ちょいマニアックでしょうか。「ルルドの泉で」という作品。
大きなシアターではやってない映画です。
ふっと思いついて、クリスマスっちゅうぐらいだから、カソリックネタでいくか・・・と。
ルルドの泉、知ってる人は知ってるだろし、知らない人はなにそれ、って感じでしょうか。
ルルドの奇跡の水、といえば、ああ、あれ、というヒトもいるかな。
今や、世界中から年間数百万人!レベルのヒトが押しよせるらしいルルドの村。
フランスとスペインの国境になっているピレネー山脈のふもとに位置します。
かなりはしょって、この「奇跡」について書きましょうか。
1858年、ルルド村に住む14歳の貧しい家の少女ベルナデットの前に
あろうことか、聖母マリアが出現した。
次の瞬間、ベルナデットはポケットのロザリオを出して一心に祈りを捧げた。
誰もそれを信用などしなかったが。
この日以来、聖母マリアは何度もベルナデットの前に姿を現した。
9回目の聖母出現の日、聖母マリアはベルナデットに告げる。
「泉の水を飲み、その水で洗いなさい。」
言うとおりの場所を掘ってみたところ、そこから水がどんどん湧き出てきて泉になった。
眼病を患った青年がこの泉の水で顔を洗ってみると、数日後に彼の目は元通りに治った。
腕の痛みを訴えていた老女が泉の水に腕をつけると、嘘のように痛みが消えた。
このようにして、ルルドの奇跡の話は世界中に知れ渡ることとなり。
重い病気に悩む人々が世界中から大勢訪れることになった、というわけ。
わたしの周りにもルルドへ行ったことある人がいます。
病気を患っているわけではなく。
まあ、今はやりのパワースポット的な観光地になってる、ということです。
ルルドの泉の水の成分は、天然ゲルマニウムイオン水らしい。
あ、そしてもう一つの奇跡。
人生が一変したベネデットは、その後尼僧として静かな一生を送ったが、
肺結核により、なんと35歳の若さで他界。
ベルナデットの死後30年経ったあと、司教立ち会いのもとなぜかお墓が掘り返されます。
なんと・・・!彼女の遺体は全く腐敗していなかったらしい!
まるで眠っているかのようだったと。
ここまでが「ルルドの奇跡」の説明です。
で、私が観に行ったこの映画は??
全編ルルドでのロケ、というのはすごいです。
映画のあらすじ
↓
映画のあらすじ
↓
奇跡を求めて世界中の人々が集うフランス南西部の巡礼地ルルドへのツアーに参加したクリスティーヌは、不治の病で車いす生活を強いられている。巡礼地への旅は唯一の楽しみだ。
マルタ騎士団の介護係マリアやセシルらと共に、聖母マリアが出現した洞窟や、奇跡の水が湧き出る泉を訪れる中、突然、立ち上がって歩けるようになる。
果たして、それは奇跡のなせる業なのか。周りの人々の心は懐疑と嫉妬に揺れ始める。
マルタ騎士団の介護係マリアやセシルらと共に、聖母マリアが出現した洞窟や、奇跡の水が湧き出る泉を訪れる中、突然、立ち上がって歩けるようになる。
果たして、それは奇跡のなせる業なのか。周りの人々の心は懐疑と嫉妬に揺れ始める。
ルルドへの巡礼がこうまで、システマチックだと思わなかったな。
実によく出来た現地ツアー?だと思います。
奉仕のひとたちと毎回同じ食卓を囲み、同じように水浴び?の儀式を繰り返し、
ベネデットが啓示をうけた場所へでかけ、
山へ遠足、時にはショッピング。そしてミサの時間。
ヒロインの言葉どおり、「車椅子の人が参加できるツアーは少ないのよ」 だね。
彼女はこういうツアーによくいくってことだね。
映画はとってもよくできている。
少女に起きた「奇跡」を喜べないひとたち。
最初こそ、祝福の嵐、だったのだけど。
そんなのあっという間に終わってしまう。
同じく奇跡を願っていたツアーの参加者、彼らの羨望と嫉妬。
皆さん、毎年このルルドに来てるわけだから。
真面目に信仰していた訳でもないクリスティーヌに起きた奇跡がゆるせない、のだ。
おもしろくない、ってんだなー。
あらら。大変。でも、そんなもんだろう。
あーいう風にウソ臭い人間がいっぱいなはずなんだよー。
奉仕が好きなの、とか言ってた、クリスティーヌ担当の介護者の女の子だって・・・
しまいにゃ飽きて、男の子たちのほうばっかり意識がいっちゃうわけだから。
気のない奉仕につきあわされて、食べさせてもらう方も大変だ。
「まだ欲しいの?」とかマジ顔でスプーン差しだされて。うなづく、、、屈辱的。
ラストシーンも・・・。いろいろ妄想せずにはいられない終わり方であります。
ある意味、すごくおもしろい映画でありました。
「奇跡の裏に隠された人間の本質」
ルルドは行ってみたい場所の一つだったけども。
考え直すか、って思ったり。
でも、裏からこの世界を見透かす面白さは倍増かも、、、って思ったり。
こんなわたしにはきっとマリア様の奇跡は起こらない。
そうだ、わたしもよく考えたら難病じゃん。
巡礼にでかける大義名分?はあるわけだ・・・。
ああ、、、教会に怒られそう。。。すみません。
その足でたこ焼きを食べに行きました。
たこ焼き屋でアルバイトしている友人ナミータからメールがきて。
クリスマスも「たこ焼きやいてますー。」
そう、ここのたこ焼き、めっちゃ好きなのよん。
以前よく食べに行ったもんだ。フラメンコの帰りに。
急に食べたくなって、ナミータにクリスマスプレゼントを用意して突撃たこ焼き!
さすがにビックリしてたが(笑)。
クリスマスに、さびしき女が一人、タコ焼きにほくほく。
よい一日であった。
実によく出来た現地ツアー?だと思います。
奉仕のひとたちと毎回同じ食卓を囲み、同じように水浴び?の儀式を繰り返し、
ベネデットが啓示をうけた場所へでかけ、
山へ遠足、時にはショッピング。そしてミサの時間。
ヒロインの言葉どおり、「車椅子の人が参加できるツアーは少ないのよ」 だね。
彼女はこういうツアーによくいくってことだね。
映画はとってもよくできている。
少女に起きた「奇跡」を喜べないひとたち。
最初こそ、祝福の嵐、だったのだけど。
そんなのあっという間に終わってしまう。
同じく奇跡を願っていたツアーの参加者、彼らの羨望と嫉妬。
皆さん、毎年このルルドに来てるわけだから。
真面目に信仰していた訳でもないクリスティーヌに起きた奇跡がゆるせない、のだ。
おもしろくない、ってんだなー。
あらら。大変。でも、そんなもんだろう。
あーいう風にウソ臭い人間がいっぱいなはずなんだよー。
奉仕が好きなの、とか言ってた、クリスティーヌ担当の介護者の女の子だって・・・
しまいにゃ飽きて、男の子たちのほうばっかり意識がいっちゃうわけだから。
気のない奉仕につきあわされて、食べさせてもらう方も大変だ。
「まだ欲しいの?」とかマジ顔でスプーン差しだされて。うなづく、、、屈辱的。
ラストシーンも・・・。いろいろ妄想せずにはいられない終わり方であります。
ある意味、すごくおもしろい映画でありました。
「奇跡の裏に隠された人間の本質」
ルルドは行ってみたい場所の一つだったけども。
考え直すか、って思ったり。
でも、裏からこの世界を見透かす面白さは倍増かも、、、って思ったり。
こんなわたしにはきっとマリア様の奇跡は起こらない。
そうだ、わたしもよく考えたら難病じゃん。
巡礼にでかける大義名分?はあるわけだ・・・。
ああ、、、教会に怒られそう。。。すみません。
その足でたこ焼きを食べに行きました。
たこ焼き屋でアルバイトしている友人ナミータからメールがきて。
クリスマスも「たこ焼きやいてますー。」
そう、ここのたこ焼き、めっちゃ好きなのよん。
以前よく食べに行ったもんだ。フラメンコの帰りに。
急に食べたくなって、ナミータにクリスマスプレゼントを用意して突撃たこ焼き!
さすがにビックリしてたが(笑)。
クリスマスに、さびしき女が一人、タコ焼きにほくほく。
よい一日であった。
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