厳島観月能
[2017年10月23日(Mon)]
これはネットから頂いた写真です。
海に浮かんだ能舞台。
そして後方には厳島神社の鳥居が見えます。
厳島神社で、秋に行われる観月能。
人間国の宝友枝昭世さんが
シテ(主演)を務められての開催です。
周囲に毎年通っている方々がいて、
その素晴らしさはよく聞いていたので、、、
私も一度は行ってみたいと思っていました。
宮島から家も近いのに、、、
行ったことがないのも寂しい。
天河神社の能舞台は一人で行ったんだけど。
念願かなって、やっと!観に行ってきました。
平日行けるのは、会社辞めたからこその恩恵。
フェリーに乗って、島へ渡ります。
宮島に初めて来たのは…。
三つか、四っつ。
幼子の四姉妹を連れて、関西から落ちのびてきた母。
宮島行きのフェリーから身を投げようと計画。
船の甲板で。平家物語の安徳天皇のごとく、
いざ飛び降りん、と母に手を引かれた姉たち。
小学生だった姉が、まだ、死にたくない〜!と叫び
母は我に返ったと…。ホントかな〜。
この計画が実施されていたら、、、
今のヨキータはこの世に存在しておりません。
10年ぐらい前には、ダライ・ラマ14世の法要で
2日間通いました。あれは素晴らしい法要でした。
学生の頃はよく友人らと泳ぎにきたし。
色んな思い出がぎっしりです。
鹿はますますマナーが悪く?なりました。
餌付けを禁止し始めてからは、鹿も大変です。
観光客が捨てていくビニール袋まで食べるという。
どうにかならんものかな、、、
暴れると怖いけど、かわいそう。
しかし。この日、散々な雨模様で、、、
雨の宮島で、一人、時間を潰すのも大変です。
夜の観月能まで長い長い。
弥山のほうまで登ってみようと思ってたけど。
雨なので行く気力も失せて。
グルメに走るか、、、(ー_ー)!!
まずは、、焼きガキ、
うまいっすよ。
とりあえずの穴子飯。
穴子飯の「ふじたや」さん。
いつもはかなり並ぶので、
時間をずらして行ってみたら…すぐに入れた♪
いつの間にミシュランの星がついたのか〜(ФωФ)
有名な「うえの」よりお上品な味がするような…。
美味しかったですよ。
さあ、あと3時間…何しよう…(;´д`)
「宮島の厳島神社にお能を観に行くので、
レッスンお休みしまああす♪」
と、先週、嬉しげに先生に伝えていたM本さん。
げっ!一緒か。と縁の深さにビビった私…。
こないだサラ・バラスの映画を観に行ったときも…
隣に彼女がいて失神しそーになったのに(笑)
今日はどっかで絶対遭遇するな…と思ってたら…
雨宿りに入ったカフェで。隣がM本さんご夫婦!
ぎゃあああ!と
叫んでしまったわ…。
こんなにたくさんあるお店のなかで、
普通、お席が隣合わせになりまっか?(笑)
こないだは歌舞伎観に行ったときも…
隣が、まさかの、魂の友だったし…。
もー、なんか…いろいろ引き寄せてる?(笑)
ああ、怖い、怖い((+_+))、、、
夜の厳島神社は久しぶりです。
いいっすね〜〜〜。
大鳥居の周りはさっきまで
散歩している人でいっぱいだったのに。
潮がどんどん満ちてきて。
すっぽり海の中に隠れていきます。
海に浮かぶ鳥居のシルエットが美しい。
寂しく打ち寄せる波を見てたら…
鹿が私の身体にすりよってくる〜(;´д`)
やめろっちゃ!と、マジ切れするわたし。
鹿にマジで怒る自分が侘しい…
さあ、ようやく観月能が始まります。
舞台では、火入れの儀式が厳かに行われ。
神社内の明かりは消えてゆきます。
肝心の月など出ていません。
雨がスゴい〜。
この雨音がまた良かったりする!
数百人が静かに雨音を聴くんですから…
水面が灯りで揺らめき、
能舞台に投影されて雰囲気上々。
しかしね、拷問でしたよ。
桟敷席の狭い座布団に座ってまさかの正座1時間半。
私の前には和装の大きな男性が座り。。。
舞台が見えたり見えなかったり。。。
最悪〜〜。
疲れた〜(ФωФ)。
でもでも…。最後の盛り上がりのところで。
静かだった波が突然、ザブンザブンと音を立てて。
もちろん自然の力です。
この相乗効果、すごい!シビレマス。
奉納の雅楽の演奏と、、、
人間国宝の厳かな舞、、、、
少々、眠たくなりましたが。
こういう時間が、なんかとてつもなく
雅で、厳かで。、、素晴らしいと思える。
機会があれば、ぜひ。
体験なさっても良いかもです。
島へ渡っての観月能ですから。
以上、ひっさびさの投稿でした。
なかなか記事をアップできなくて。
心配してくださった方もいるのでは。
今、母親とずっと一緒なので、、、
なかなかブログに気持ちが向かいません。
しかも、パソコンがないんですもの〜〜〜。
ネットカフェもあるにゃあるけど。
面倒だったりで。
しばらくこんな感じになるかもです。
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