奇跡の歌声にのせて。
[2016年06月30日(Thu)]
昨日は、、朝から大学病院へ。
特定疾患受給の更新手続きのお知らせがきたので。
ため息つきながらやってます。
いろいろ揃える書類があるのですが。
一番時間がかかるのが、、
医師が書く臨床調査個人票(診断書)。。。
これ、「難病指定医」でないと書けないので。
やたら時間がかかるのですよ、、、
一年て、あっという間じゃん?
毎年これを申請、更新、するって、、、
めっちゃめんどくせーーっ!って思うんですけど。
でも毎年やるってことは・・・
毎年生きてるってことだから。
やっぱ、ありがたく、、更新させていただきます、、
ふううう、、、
本来は、病院から会社へ直行、のはずなんですが。
昨日は、代々木上原の白寿ホールにて、、、
ベー・チェチョル氏の待望のソロリサイタル!
姪っ子が久々に受付にたつ、というので、、、
会社にお願いして、、ちょこっと会いに行きました。
ベー・チェチョル テノールリサイタル2016
〜奇跡の歌声に乗せて〜
●6月29日
・ヘンデル:涙ながれるままに /オンブラ・マイ・フ
・スカルラッティ:麗しいスミレよ
・カッチーニ:アヴェ・マリア
・ベッリーニ:私のフィルレのかなしげな姿よ
・グノー:<ファウスト>より “この清らかな住まいよ”
・グリーク:君を愛す
・R・シュトラウス: 明日の朝 / 献呈
・トスティ:最後の歌 / 君なんかもう愛さない / 悲しみ
最近は日野原重明先生とのコラボが多いですけど、
昨日はシンプルにクラシックオンリーでした。
チェチョルさんは一曲終る度に
観客席に背を向けて。祈るしぐさをします。
神様と約束している時間なのだそうです。
この歌が「自分のため」に、ではなく。
ここにいる皆のものでありますように。
彼らのために心から歌えますように。
一曲歌うごとに、そういう約束を交わすのですね。
甲状腺癌で、絶頂期の彼が声帯を失ったとき。
いつか再び、聴衆の前で歌う日が来るならば
その時は平和や静けさや愛が降り注ぐような
そんな歌い手であるように、と。
それならば奇跡をみせよう、と。
神様と誓いを交わしたのではないかと。
ヨキータの妄想ですけど(笑)
たぶん、当たってますよ。
私はクリスチャンでもなく。宗教もありませんが。
人は誰でも、神様とひとつだけ約束をして
この世に命を授かり、生をうけるのでは、、と。
よく思うことです。
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