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ヨキータの哀愁日記

ジプシーの血たぎる(妄想)
私ヨキータの人生は
流れ流れてどこへ漂着するのでしょう。
チクチクもの哀しくて、だけどサクっと笑える日々を綴ります。


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人生を退く。 [2014年11月18日(Tue)]
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私は、、、なぜなんでしょう。


ずっとホスピスとか、終末医療とか。ターミナルケアという分野。

そういう言葉に出会うと、つい反応してしまいます。


若いころから本を読んだり、笑い療法士の活動をしたり、

そんなレベルですけどね。


特に、今は亡き、E・キューブラ・ロスの著書は私の大切な聖書です。

彼女の本を読んでいると、胸をかきむしられるほどに、、、

私の魂の器が揺れまくります。


ロスのような、究極のむきあい方はできないにしても。

医師でも看護師でもない私ではあっても。


どんな形でもいいから終末医療に関わってみたい、

そう思っているうちに。。。


自分が終末医療を受ける立場の患者に、、なりそうだった(笑)。

それって、シャレになんないよね。


まあ、たぶんそう遠くない未来にそういう状況は来ると思うから、

受ける側としての準備、例えばホスピスとか、緩和医療とか

在宅での看取りとか。


考えていきたいな、とは思ってます。


これは病気だから、とかじゃなく、

どの人も思い巡らすことぐらいはしてもいいと思う。


それを考えるとき、どっぷり暗い感情になってるわけじゃないよ。

「その時」を迎える時、心穏やかに選択ができるように。

一番私らしい最後を迎えたいしね(●^o^●)。


で、本題に入ると、、、

昨日のNHK「プロフェッショナル〜仕事の流儀」。

見ましたか???


【笑顔で人生最後の時を!すご腕在宅ホスピス医

がん患者2000人と家族悲しみ涙を喜びに】


ちょい、コピペ。




「最期は、住み慣れた家で死にたい」。


終末期のがん患者の最後の願いをかなえるために、

患者の自宅を訪ね歩き、医療を行う、在宅ホスピス医。

そのパイオニアと称されるのが、川越厚(67歳)だ。


がん患者の身体の痛みを、患者の表情や触診などで見極め、

薬の量を微妙に調整し、徹底的に緩和していく。

さらに、死期が近いという現実を患者や家族に伝え、

その心の痛みにとことん寄り添う。


「死を受け入れ、希望を持って、今を生きてもらう」

という信念の元、残された生を充実して過ごせるようにケアを行う。


(コピペ、終了!)



がん患者と家族を支える「すご腕在宅ホスピスの覚悟」

というタイトルの、、素晴らしい医師のドキュメンタリー。


久しぶりに手を合わせたくなるような本物の医師でした。。。

亡くなる患者と家族、どちらも大事なのだと。


今、身寄りもない、独居老人が増えている。

というか、独り暮らしの人は年を重ねると、みんなそうなる。


たった一人で死を迎える人が街のあちこちにあふれている。

川越医師はそういう家を回っている。


モルヒネなどの強い痛みどめを使って、、、

いよいよ最後を迎えそうな患者には、飲み薬から皮下注射に変えて、

最後の最後まで痛みを感じずに済むように。

眠るように死んでいけるように。その手助けをしていると、、、


いわゆる緩和ケアーを在宅でやっていらっしゃる医師。

在宅でやる、ということは、身体だけではなく、

患者の心と、そして家族と向き合う、ということになる。


「大丈夫だよ。あなたをみんなで支えるからね。」と、

患者の手を握って微笑みかける川越医師。


「あなたと居る、が患者にとって救いになる。」


ずっとあなたと一緒にいますよ、と、、、その言葉が、

臨終を迎える患者の気持ちをどんなに和らげることになるか

語ってらっしゃいました。


ケアマネの女性が介護ヘルパーの事務所に電話しているシーン。


「彼(彼女)はずっと一人だったからね。

亡くなる時は誰かに傍にいてあげてほしいから。

最後を看取ってあげてほしい。」


10日後、その方は亡くなったのですが。

介護ヘルパーの人はちゃんと傍にいました。

見事な連係プレーだと思います。


誰かに看取られてちゃんと死ぬ。

それは一番の尊厳死なのかもしれないね。

それが家族でないとしても、、、


川越医師はおっしゃっていました。


「ホスピスとは。」 

死を認め、人生を退くための医療。

私の本当にホントにそう思います。


死を怖がるのでもなく、

死を美化するのでもなく、


「死をただただ認め、人生を退くことを良しとする。」


人生の幕引きを穏やかに行うための医療。


「病気を治す医療が全く無力になったとき、

同じ姿勢で医療を行ってはいけない。

お迎えが来るときまで人間として生きるわけですからね。

今度は、生きていくということを大切にした医療が必要です。」



そのために「誰かの」ヘルプは必ず必要なのだと。

改めて、いや久々に、うなづきました。


川越医師は、もともと東大の病院をエリート医師。

癌専門の科に属し、500例の手術をこなしていたらしい。


なぜこの世界に飛び込んだのか?

やはりその裏にはドラマがありますよね!


42歳で直腸癌を患い、手術と抗がん剤でなんとか存命したものの

第一線からは退くことになり。


この時、彼は「癌という病だけを見て、患者を見ていなかった。」

ということに気づいてしまうのです。


在宅ホスピスに携わり、往診する、というスタイルに落ちついたが、

最初のころは心の空白を埋めることはできなかったという。


さまざまな患者、家族との出会い、彼の中で何かが大きく変わっていく。

彼は強く思っているそうだ。


「人はどんな時であろうとも 希望を持つことができる。」


私は全く同感です。

それを少なからず体感した人間だと思ってます。


命の火が消えそうな時、

人は、家で死ぬことを選ぶ人が多いという。


最後の日まで患者と向き合う事になる家族は、

これまた言葉にはできない苦しみと疲労をともなくわけだが、


それでも平穏で穏やかで幸せな時間が訪れるという、、、

ありがとう、と心から伝えることができるのかなあ。


「残された時を一緒に生きられた、という喜び。

それが出来るように、私は支えていく。」


在宅ホスピスの素晴らしさ 、ってそういうとこにありそうです。


わたし、川越医師にお会いしたいなあ。

てか、最後を看取ってほしい(笑)。


ものすごく語り口があたたかく、そして楽しく、

私が笑い療法士の研修会で学んだすべてのスキルを

彼は全部持っている気がします。


病院で死ぬか。

自宅で死ぬか。


旅先で死ぬか。

戦場で死ぬか(笑)。


どちらにしろ、大好きな人に看取られて死にたいかな。




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