一新塾にユースで紹介されました [2010年08月07日(Sat)]
代表 菊地が学んだ
NPO法人【政策学校】一新塾 一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!〜 【 第420号 】 発行日:2010年8月5日 にて VALNの活動が紹介されました。 一新塾では 玉田も2010年3月に講師として講義を行いました。 以下 メルマガ内容です。 メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。 一新第21期(07年11月〜08年11月)にて、「ギャングエイジ・ シェアリング・ キャンプ(GASC)」プロジェクトを立ち上げ、地元の大田区の現場に 飛び込まれた菊地真紀子さん。2009年6月には大田区の「子育て応援わいわい EXPO」の実行委員長として、地域の様々な立場の方との素晴らしい協働 を果たされました。 こうした活動の延長線上で、2010年、菊地さんは地元の同志とともに 合同会社VALNを起業されました。 大田区の可能性をとことん引き出し社会変革に邁進し続ける菊地さんの 熱きメッセージをぜひ、ご一読ください。 ■■■■■□───────────────────────────── ■■■■ 塾生活動レポート ■■■ ■■ 『 地元大田区を元気にする合同会社VALNを設立 』 ■■■ ■■■■ 一新塾第21期 本科 ■■■■■□ 菊地 真紀子 今年の4月1日に大田区で合同会社VALNを設立しました。NPOでもなく 株式会社でもなく合同会社(LLC)という形にこだわったのは、自立した 個人が専門スキルを活かし協同していきたいと考えたからです。めざすビジョン は循環型ネットワークで地域を変革し、新しい価値創造と感動創出。一言で 言えば地元大田区を元気にすることです。具体的には「産業変革で地域を活性し、 ものづくり中小企業や学校を元気にすること」「働き方の変革をして地域の中で 自分らしく働ける女性を増やすこと」「地域の産業をアピールして羽田から 世界へ発信すること」。ソーシャルの視点が大きいネットワークビジネスです。 ●現場に飛び込むきっかけ 実は、一新塾の門を叩くまで、地域には自分の居場所はないと感じていた 一人で、地域活動に全くといっていいほど関わっていなかった私ですが、 21期生として「ギャングエイジ・シェアリングキャンプ」プロジェクトを 立ち上げました。そして、チーム活動の現場として選んだのが生まれ育った 地元大田区でした。小学校高学年の子どもの居場所をつくり、地域ネット ワークで子育てをささえる仕組みをつくることを目的として現場に飛び込み 活動をスタートさせました。活動の一環として地域で支える子育てイベント の実行委員長として区内を歩いたことで区の現状を見ることとなりました。 ●「たくさんのもったいない」をなんとかしたい! 多くの子育て中ママが自分のキャリアを活かして働きたいと望みながら、 子どもを預けることができず断念している現状。出展者としてご縁をいただ いたものづくり企業は世界に誇るすばらしい技術を持ちながら、それを発信 することなく宝の持ち腐れになっていること。ものづくり高校に通う子ども たちが、ものづくりを誇りに思えない、夢や希望が持ちにくくなっている現状。 大田区はハブ化する羽田空港、大田市場があります。様々な文化遺産や観光 資源、黒湯温泉や浜辺公園など地域資源がたくさんありますがどうも宣伝や 広報が行き届いていない。そこに暮らす人たちさえそれに気づいていないの です。こういうたくさんのもったいない!をなんとかしたいという思いが VALNの設立につながりました。女性が地域の中で子育てしながら仕事が できる、ものづくりの技術に女性の感性を活かす。地域のことは地域で暮らす 人が解決するのが一番、自分たちの感性で大田区の良いところをアピールする。 地域変革をめざし起業を決意しました。 ●ビジョンありきで現場主義を貫く 「頭で考えるだけでなく、まず行動する」「当事者の生の声を聴くこと」 一新塾のチーム活動を通して身に染み付いたことです。データは大切ですが、 まず現場ありきで直接当事者の声を聴いて問題解決をしていくことを学びま した。誰かがやってくれるのではなく、自分で解決する覚悟をすると助けて くれる支援者や仲間が広がりました。一生懸命な人を支援しあうことの尊さも 一新塾で学びました。イベントで協同した仲間と昨年末に731名の子育て 当事者に「子ども手当てどう思う?」というアンケートを行い、報告書に まとめシンポジウムを開催しました。社会全体で子育てを支える必要性を 痛感するとともに、現場主義の大切さを改めて認識しました。何よりも当事者 の声がマスコミを動かし社会を動かし政策に影響を与えたのです。そのとき 一緒に活動したメンバーもVALNのスタッフとして参画してくれています。 子育てや教育 女性の就労と産業の活性 様々な問題を縦割りではなく、 緩やかなネットワークでつなげ、風穴をあけていきたいと思います。実際に ボランティアではなく事業として継続していくためにはシビアなビジネス視点 が不可欠です。まだまだ未熟で課題山積みではありますが、現場主義を貫き ながら1つ1つクリアできると信じ活動しています。 現在一新塾の運営スタッフをさせていだいていますが、塾生の時にはがむしゃら にこなしていた課題が、実は、ビジネスの場で活きてくる重要なメソッドなのだ と理解できました。まずビジョンありき。「リーダーは教育者」、「相手の志に 敬意を持って接する」いつも肝に銘じています。立ち止まりそうになるときに、 頭を整理したいとき、6つの箱を今も回し続けています。 ●ボトムアップで変革を! 時代は確実に変わっていると実感しています。トップダウンで何かを変える のではなくボトムアップで変革を起こしていける新しい公共、多くの人が自分 たちの手で社会を変えようと活動をはじめています。地域の活動をしていると 政治の世界へのチャレンジに誘われることがありますが、今は一市民として 地域活性ビジネスの世界で実績を作ることが目標です。いつまでも傍観者では なく当事者でありたいと思います |