「クラゲとおしっこ」 [2008年06月26日(木)]
|
6月も終わりを迎えます。海水浴などで海に入る機会が増える時期を前に、クラゲについてお話したいと思います。
おしっこをかける。砂で擦る。真水で洗う。これらは巷に流れるクラゲに刺された際の対処法の一例ですが、全て間違いです。 まず、おしっこ療法です。確かに一部のクラゲ毒に対してアンモニアは有効ですが、人間の尿は90%以上が水分ですから、効果が期待できるほどのアンモニアは含まれていません。全くの迷信といっていいでしょう。また、真水や砂を使って、触手や刺胞(毒針)を取除こうとする手法もお勧めできません。真水や砂で触手を刺激すると、触手からさらなる刺胞(毒針)が発射されます。なお、水や砂で患部を擦ると、肌に刺さった刺胞を擦り込む結果になるので論外です。 では、クラゲに刺された時には、どうしたらいいのでしょうか?前提として日本の毒クラゲは2つのグループに大別できて、それぞれ毒の成分等が違うため、対処法も異なることをご理解ください。各グループの特徴については文末に掲載しますが、現実的には自分がどんな種類のクラゲに刺されたのかを即座に判断することは難しいと思います。そこで、まずは、どんなクラゲに刺されたのか分からない場合の対処法をご紹介します。 @ 海中でクラゲらしき痛みを感じた場合は、すぐに水から上がる。クラゲをあなどってはいけません。刺された直後は平気でも、徐々に悪化するケースが多発しています。 A 触手が肌に付いている場合は、「海水で優しく」洗い流します。前述の通り、ゴシゴシと擦ってはいけません。流し洗いで取除けない場合は、ピンセットや手袋で「そっと」外します。クラゲの触手はクラゲが死んだ後も各種刺激に反応し、刺胞(毒針)を発射します。 B 患部を氷水などで冷やしながら、病院へ。「クラゲぐらいで大袈裟な!」と思われるかもしれませんが、強いアレルギー反応等によるショック死の例もあります。過度に恐れる必要はないでしょうが、「息苦しさ」「寒気やめまい」などの反応が出た場合は、緊急事態と考えるべきです。また、適切な処置をしないと、痛みが長引いたり、傷跡が残ったりする場合がありますので、ひ弱といわずに、ぜひ病院へ。 ![]() 次に、それぞれのグループごとの対処法をご紹介します。なお、いずれのグループも上記@〜Bは同じです。 これらのクラゲに対しては、酢やアンモニアが有効です。@Aの後に酢やアンモニア(キンカン)などを塗布し、Bに移りましょう。※ただし、酢やアンモニアが逆効果になるクラゲもいますので、これらのクラゲに刺された確証がない時は使用しないことをお勧めします。 このクラゲに対しては、酢やアンモニアは厳禁です。触手を刺激し、さらなる刺胞の発射を誘発する可能性があります。ハブクラゲに並び非常に毒性の強いクラゲですから、@〜Bを行い、直ぐに病院に行きましょう。※なお、副腎皮質ホルモンを配合している軟膏(消炎剤など)があれば塗布をお勧めします。 文責:海守事務局(三浦翔太) |






同じ毒性をもつハチに2度目刺された場合、アナフィラキシーショックと呼ばれる強いアレルギー反応が出ることがあり、強毒クラゲでも同様です。ネット上で簡単に調べることが出来ますので、ご参照ください。
私は、小学校の時、蜂に刺されてて、2回目刺されると命に危険性が出るから気をつける様に言われました。毒クラゲもその様な事がありますか?カツオノエボシは、常に海面に浮いてるのですか?
それが良く効くと耳にしますが、やはり効果は大きいのでしょうか?
ただ、日焼け止めクリームがサンゴに悪影響というニュースもあったことだし、
やはり物理的防衛で、ラッシュガードやスーツを着て海に入るのが一番良いのかな、
なんて思ったりしつつ、、、
セイフシー、ちょっと気になります・・・
興味深い記事を楽しく読ませていただきました。
実は10歳のときにカツオノエボシを青い袋だと思って触ったことがあってそれを思い出しました。
触った後はかなり痛かゆく、ずっとかいてたのを覚えています。こんなに毒があるのを聞いてびっくりしました。
いつも、ご愛読ありがとうございます。頂いた情報を元に、アドレス変更が完了しました。
また、酒井様のブログコメントはセキュリティーの関係上削除させていただきましたので、ご理解の程、よろしくお願いいたします。