小学生のためのユニバーサルデザイン体験教室ハンドブックを発行しました [2016年03月24日(Thu)]
区内の小学校を対象に『総合的な学習の時間』を活用して、障害がある方をはじめとする区民の方が講師となって、暮らしの話を聴いたり、車いす体験などを行う『小学生ユニバーサルデザイン体験教室』を今年度も実施しました。このたび、その様子を冊子にまとめて発行いたしました!
【内容】 ・小学生ユニバーサルデザイン体験教室とは ・受講した子ども達の質問と、区民による講師のみなさんからの回答紹介 ・授業の内容(ぎゅぎゅっとコースとじっくりコースの紹介/視覚障害者との体験/車いす利用者との体験/聴覚障害者との体験) ・ミニコラム(ミニコンサートをひらきました/給食を一緒に食べよう!) ・ご案内「小学生ユニバーサルデザイン体験教室を始めてみませんか?」 ★PDFでもご覧いただけます! ↓ダウンロード<PDF形式(2.5MB)>はこちらから UDHB_HPdata.pdf ★テキスト版はこちらからご覧ください ↓ダウンロード<ワード形式(24KB)>はこちらから shogakuseiUD_tenji-text.docx ★点字版をご希望の方はUD推進ひろばまでお問い合わせください。 閲覧・貸出をしております。電話:03-3993-5451 小学生ユニバーサルデザイン体験教室は、多様な人々の暮らしの様子を知ることで、その存在やニーズなどから課題を発見し、解決策を考えることで相互理解を深めることを目的としています。ユニバーサルデザインのはじめの一歩は、いろいろな人を知り、それぞれが抱えている困難さに気づき、解決策を考える目をもつこと。今年度のテーマは、「まちにはいろんな人がいることに気づくこと、そして、みんなで助け合うこと」でした。 障害があっても一緒にできることって、何だろう?と子ども達が自ら考えた『おもてなし授業』では、たくさんの工夫が見られました。 例えば、視覚障害の方との、お琴やマラカスを使った演奏会や校庭の草木観察会。始め緊張していた子ども達も、元気に声を出して案内ができるようになりました。 講師の方と一緒に、お琴の演奏を体験。 「ヒマラヤスギって、ごつごつしているねー」 肩に触れてもらいながら校庭をご案内。 聴覚障害の方とは、ボールを使ったダンス。音が聞こえないので、掛け声の代わりに、腕と指を使ってタイミングを知らせます。 紙に書いたり、身振り手振りでタイミングを合わせます。 「耳が聞こえないと、どんなことが不便かな?」 車いすの方とは、学校の周辺のお散歩体験。普段気づかないちょっとした段差を発見したり、エレベーターを乗り降りしてみたり…。 車いすの基本的な操作について教えていただきました。 また、講師の方のアイデアで実現した、子ども達と一緒に給食を食べることと、ミニコンサートは、講師との距離もぐっと縮まって、より一層、子ども達の主体性が育まれる時間となったようです。 【講師の方からのコメント】 ・「おもてなし授業」は、子ども達が色々考えて工夫してくれたことが感じられました。とても嬉しかったです。 ・給食の時間がよかった。コミュニケーションの時間が多くとれるといいですね。 ・ミニコンサートは短い時間でしたが、自分でできることや得意なことを活かしながら、みんなでひとつのことができたように思います。 ・障害者だけではなく、介助者のお話しを聞く時間を設けてみてはどうでしょうか。 ・今回体験した障害だけではなく、その他の障害や高齢者・子育てについても取り組んでほしいと思います。 ★学校の先生方へ 練馬区の小学生と一緒にユニバーサルデザインのまちづくりを考え、子ども達の多様な気づきのきっかけにつなげたいと考えています。ご依頼、お申込みをお待ちしております。 (謝礼等は練馬区が負担します) ★小学生ユニバーサルデザイン体験教室を一緒に運営しませんか? 一緒に体験教室を企画・運営してくださる方を募集しています。みなさまのご参加をお待ちしています。お気軽にご連絡ください! ■お問い合わせ ねりまユニバーサルデザイン推進ひろば TEL:03-3993-5451 FAX:03-3993-8070 E-mail:machi@nerimachi.jp |