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2007年05月21日

認知症が進んだ!

今日は夕食を食べ終わるまで病院で付き添っていた。
右手は麻痺で動かないんだけど、動く左手を全然使わなくなった舅。
お粥ご飯を、スプーンを使わずどんぶりを片手でもちそのまま口に流し込もうとする。
もちろんこぼす・・介護用のエプロンしてるからいいけど・・・まるで子ども。
ほとんどの方が食べ終わってるのに、舅は全然食べられていない。
看護師さんの食事介助の手が足りていないようで・・とうとうこがちゃんが食べさせた。
お腹すいていたんだと思う。口に運ぶと次を食べさせろと合図する。
昨日は半分しか食べなかったというが、今日は全部食べた。満足した顔をしている。
手を拭いてあげ、自分で口を拭かせて、お茶を飲んで「ごちそうさまでした」

それから、初めて歯磨きをしてあげた。
歯ブラシを口に持っていかせると、ブラシ部分をガジガジと噛む
子どもが歯磨きを始めたときのような感じ。
だめだこりゃ〜
口臭がすごいから、歯磨き粉をつけて丁寧に磨いてあげた。
お口を「あ〜ん」が、なかなか・・・
クチュクチュペッができるか不安だったけど、これはクリア
よかった。吐き出したものが汚いので2回丁寧に磨いたら・・口臭が消えた。
本人もスッキリしたような顔をしている。

髭も伸びたから電気かみそりを口元に持っていったら・・
うそー!
口の中に入れる。歯茎にあてる。
違うよと髭に持っていこうとしても、何度も口の中に入れる
「あっ!歯ブラシと間違えてる・・」

今までこんなことなかった

危ないから取り上げて、こがちゃんがそってあげた。
剃ると髭を触っている。
つい先日は、髭剃りを利かない右手に持たせ、左手を添えて剃ったんだよ。
たった数日しかたっていない。認知症がものすごく進んでいる。

昨日出来たものが、今日できなくなる。これの繰り返し。
病院からの帰り・・何とも言えない重い気持になった。
入院すると認知症が進むというのはホントだった。

我が家のハムスター

舅の入院で、一週間 最低限の家事しかできなかった。
そのつけが・・・
臭う困った
冷蔵庫のなかに賞味期限切れのものがあった⇒思い切って捨てた。
台所の排水溝がヌルヌル⇒重曹をフリフリ〜。
お風呂場はカビカビ⇒ここは、カビキラーにお世話になる。
観葉植物は水枯れ気味⇒ガンガン水をかけて葉にはシャワー。
廊下がほこりだらけ⇒モップかけ。うわっモップが真っ白だぁ〜

そのなかでガゼン元気なのが・・・・いました。

餌をくれ〜と走ってきた。そしてゲージの外までウンチを飛ばしている〓
どんな恰好でうんちやってんだぁ?女の子なのに・・落ち込み
綺麗になったからかな?今、必死で砂浴びしてます。

家の中に風を通し、1時間汗だくで掃除をした。
久しぶりに香も焚いた。綺麗になった。さて・・病院に行こうかな!

退院させられる・・

昨晩夜遅くまで主人と、今後の不安を話していた。
月曜日、舅の脳のMRI検査をした上で、医者と家族の話がある。
今、舅は急性期で完全看護状態で入院できている。でもそろそろ病院を出ないといけない。

排泄も感覚がない。
食事も右舌麻痺のため、咀嚼がうまくいかない。ぼろぼろこぼす。
言葉がでない。コミュニケーションがとれない。
体位をうまくかえられない。車椅子にも座れない。

主人ぐらい若くて脳梗塞になれば・・頑張れと叱咤激励するだろう。だけど舅は年齢が80歳、顔をゆがめて辛い顔をすると、考えてしまう。
だからと言って、リハビリなしに在宅介護できる状態ではない。
独居している家のなかを改装し、ベットをはじめそれなりのものを入れるのには時間がかかる。お金もかかる。
かといって我が家はマンション。対応できないと思う。
食事は?
お風呂は?
要介護度は上がるけど制限がある。誰がこれからずっと面倒をみて誰が支払うの?

こがちゃんの世代は大学生を県外に出していて一番お金がいるとき。子どもは一人ではない
奥さんも子どもに仕送りする為にフルで働かざるを得なくなるほど。それでやっとこさ、家の中のお金が回る。

でも舅のような状態になると・・・・
お嫁さんが仕事をやめざるを得ない。ぎりぎりの我が家の家計から舅の分を捻出することになる。
介護する家庭の生活が回らなくなる。
それでもすべてにおいて余儀なくされる。
主人が言った言葉だけど・・まさしく「地獄の入り口」です。
舅の面倒をみるけど、介護する家庭の面倒は誰が見てくれるの?お嫁さんが介護したら無料?働けなくなったお嫁さんの保証は?

あるケアマネージャーの話を聞いた言葉に主人と二人で怒り
確かに知識も豊富だろう。でもしたことがないこの方に、「自宅のほうが状態がよくなりますよ!」と簡単にいわれ・・・
「貴方に介護する人間の不安や大変さの何が分かる?」
「貴方は、この状態の人間を実際在宅介護したことがあるのか!」
あったら、こんな言葉を絶対笑っていえないよね。と話した。

1年半前
舅の認知症がわかり・・・いろいろとあった。主人とこの事でそうとう話し合いという喧嘩もした。それぞれ精神的にどん底までいった。ブログにも心の整理がつかず、書けなかった。
やっと・・いろんなところに助けてもらい、このままゆっくりと時が進むのかなと家族も思えた。

でも今回の入院

こがちゃんこんなに覚悟したことは久しぶり。迷惑かけることは分かっていても全てを一旦とめざるをえない。誰も助けてはくれない。
これからが・・・勝負なんです。
今までいろんなことを楽しんできた。ちいちゃな市民団体で代表もさせてもらい、勉強し・活動できた・・
心から感謝している。やってきたことは、一つたりとも無駄になっていないんだよ。

主人から、こがちゃんが代表をしていたおやこ劇場の活動は認められていなかった。
どうせボランティアだろう!きついなら家にいて、好きな趣味をしたらいいじゃないか?まぁいろいろ言われ続けた。
この主人が今
初めてこがちゃんがやってきたことを認めてくれだした。
自分の知らない分野でのいろんな情報・ネットワーク・人脈が口だけでなかったことが、舅のことで分かったからかもしれない。

昨晩もめったに電話をかけてこない友から電話あり・・これまたすごく助かる情報でした。
(いい情報なので、またブログで発信します)

お前ってほんと不思議な人やなぁ〜 大変な時を分かっているように、必要とする人が手を差し出してくれる。 今までがんばってきてよかったじゃないか〜と言ってくれた。
嬉しかった。

そうそう・・
やっとこのブログも認めてくれた。初めて読んでくれた。最近のアクセス数の多さにも驚いてくれた。

限界〜?

休む間を作ったのに・・急な用事が入り、ヘロヘロ〜気分でご帰宅のこがちゃん。
今日は日曜日、子ども達が外で遊んでいました。

二人の女の子が元気に遊んでいます。
「ねえ今、何階?」と大きな声で聞いています。
「3階〜」と上から聞こえてきます。

その子の前を通ったこがちゃん。「こんにちは!」とご挨拶。すると・・・
「おばちゃんちは何階?」と女のこに聞かれた。何も考えずに出た言葉が・・
「限界〜」
子ども達は???
「誤解〜・・・」
????
「6階よ」
おばちゃん、間違ったねと・・クックッと笑っている

こがちゃんも一緒になって笑った。
久しぶりに笑った
その後も・・・なんか自分がおかしくて笑ってしまった。