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星の王子さま [2010年03月21日(日)]

子供のころ、うちの本箱に『星の王子さま』があることは知ってた。

小学校のとき、パラパラと読んだ。
黒目のない王子さまの挿絵に、さびしさを感じた。

中学校のとき、なぜかまた手に取った。
意味がまったくわからなかった。

高校のとき、幼なじみがうちで、ずっと『星の王子さま』を読んでた。
その子が読み終わってから、読んでみた。
けれど、やっぱりまったくわからなかった。

大学のときも読んだ。
かなり気に入っていたと思うけれど、なぜ気に入ってたのかは覚えてない。
ドイツ語版を買ったり(けっこう探し回った気がする)、「フランス語で星の王子さまを読む」という授業も取った(2回くらいしか授業に行かず、成績はかろうじて『可』だった)くらいだから、けっこう好きだったんだと思う。
でも、何で好きだったのかは覚えてない。

そして、大学卒業後、リンホウ村に住んでいるとき、読んだ。
ジエシャンの誕生日にあげようと、英語版を買って、あげる前に読んだ。
すっと、入り込んできた。
いま思えば、リンホウ村に、"tame"があったからだ。

チンクワンさん、アジエの、包容力。
悪いところも、いいところも、強いところも、弱いところも、包容してくれる。
そこに「居場所」をくれる。
チンクワンさんにも、アジエにも、悪いところも、いいところも、強いところも、弱いところもある。
彼らも、僕といるとき、「居場所」を感じてくれていた。

王子さまとキツネ、みたいな感じ。


前書き(?)とか後書き(?)とか誰々への手紙(?)とかの部分は読んだことないけれど、だまされたと思って本文は読んでみてください。


燎太郎:「『星の王子さま』、好き?」
話し相手:「あれ、子供の絵本でしょ?」


たいてい、こういう会話になる。そういう、たぶん、誤解(?)みたいなものがある。
でも、あの本は、「大人」こそ読んだらとてもいいと思う。

リラーックスして、好きな音楽聞きながら、コーヒーでも飲んで、集中して読んだら最高。
いろいろ教えてくれる本。
二回目、三回目、四回目、五回目、…、と回を重ねるたびに、いろんな発見がある本。
いまだにわかんない部分も多い。

そういえば、王子さまに黒目がないのは、「たいせつなものは、眼にみえない」からかな?
(黒目、なかったよね?)
今日の名言 [2010年03月09日(火)]

「若者のショック・挫折ってのは、ピンチじゃなくてチャンス」。

確かに、キャンプでも、ある問題が起こったときは、逆に、分かり合えるチャンスになる。
うまくもっていけば。
「糸」 [2010年03月03日(水)]

「糸」

何故巡り逢うのかを
私達は何も知ら無い

何時巡り逢うのかを
私達は何時も知ら無い

何処に居たの?
生きて来たの?

遠い空之下 二つ之物語

縦之糸は貴方
横之糸は私

織り成す布は
何時か誰かを
暖め得るかも知れ無い

何故生きて行くのかを
迷った日之後之ささくれ

夢追い駆け、走って
転んだ日之後之ささくれ

こんな糸が何に成るの
心許無くて
震えてた風之中

縦之糸は貴方
横之糸は私
織り成す布は
何時か誰か之傷を庇うかも知れ無い

縦之糸は貴方
横之糸は私
逢うべき糸に
出逢得る事を
人は仕合せと呼びます
レール [2009年11月23日(月)]

11月9日、広州日本人学校で、中学2-3年の生徒約30-40名にこれまでしてきたことを話した。
「やりたい人と、やりたいことを」というわがままな題で話した。
「いい高校→いい大学→いい会社」というレールからは外れてしまったけれど、ふつうに生きてるし、何よりも楽しいよ、という感じのメッセージ。

それに対して、中学生たちが感想文を書いてくれ、丁寧な先生たちの配慮で、それを読むことができた。

その中に、いいこといってくれるねぇ!と思わずうなってしまったものが:

「やりたいことを、やりたい人とやってレールをはずした人生だと言っていたけれど、それが原田さんのレールだったのだと思った。」
慣れ [2009年10月28日(水)]

夕飯も終わるころ。

小指の先くらいの干しえびの頭をつまんだところで、なんとなくそれを見る。
とがった頭の殻には足がびっしりと生えている。
ちょっと気持ち悪いなと思いながらも、バリバリくう。
うまい。

これって、クモと何が違うんだろう?
クモには毛が生えてるから気持ち悪い?
でも、毛ガニってあるよね。

でかいクモみたら、みんなギャーっと怖がる。
でかい毛ガニみたら、みんなオーッと燃える。

要は、慣れてるか慣れてないかなんだろう。
東南アジアのどこかではでかいクモを食べるというし。
ありがとうございました! [2008年07月17日(木)]

7月13日、早稲田大学ボランティアセンターにて、一時帰国報告会を開いていただきました。
準備のためにみんながいろいろと本当にいろいろとしてくれました。
本当にうれしかったです。

会場を押さえてくれたり。
案内を郵送してくれたり。
友達をつれてきてくれたり。
報告書の編集と印刷をしてくれたり。
JIAジャパンのTシャツをつくってくれたり。
会場案内に何度も駅と会場を往復してくれたり。
わざわざ関東外から来てくれたり。
たまたま関東に来ていて地元へ帰ろうとしていたのに、その日程を変更してくれたり。
病気なのに来てくれたり。
激務の合間の休みをつかってきてくれたり。
プレゼンでいっぱい一杯になっているのを影で支えてくれていたり。
いろいろとアドバイスをくれたり。

せっかくきてくれたのに、いろいろと話をしたかったのに、できなかった人もたくさん…。
本当に残念だった。
ごめんなさい。
そして、本当に、心の底からありがとう…。

今回の一時帰国は今まででいちばん短かった。
でも、内容がすごく濃かった気がする。

広州へ戻る飛行機がつらかった。
いい出会い [2007年11月21日(水)]

喫茶店に入っていくと、静かなオーラを出した人がいる。この人がパトリックだろう。インターナショナル=ヘラルド=トリビューンの元記者・編集者だったそうな。水色のストライプのシャツがきれい。
 両ひじをテーブルについて手を組み、ゆっくりと一語一語しゃべってくれるが、厳しい顔つきだ。ありがちな、ガスガスした感じがまったくない。
 「Civil Societyって何だと思いますか」。
 テストかな?
 「ぼくの理解では、あるコミュニティーの人々が、そのコミュニティーの問題を、コミュニティー内のいろいろなアクターと協力しながら、自分たちで解決していくような社会だと思います。ボランティアが中心となって、企業やメディア、病院なんかが協力し合って」。
 「Recognitionがカギになるね」。
 Recognitionって何だっけ?意識とかだったかな?
 「そういったCivil Societyが中国で発展すると思いますか?」
 「はい」。
 「私は絶対発展しないと思います」。
 そう、きっぱりとパトリックは言うと、『双喜』の真っ赤なソフトケースのタバコを差し出し、目をちょっと大きくして見せる。ライターは年季の入った銀ので、ちょっとだけ金が入っている。タバコがおいしくなるような音を立てて火がつき、ぼくの前に伸びてくる。ぼくの手はちょっと汗ばんでる。トントンとお礼に動く指の動きはちょっとぎこちない。
さて、どう言おうかな。
 「ぼくも中国に来る前は、そして中国に来てから2003年くらいまではCivil Societyが発展するとは思っていませんでした。中国の学生はキャンプに参加すらしませんでしたからね」。
パトリックはまた目をちょっと大きくする。
 「でも2003年8月に参加して以来、中国のキャンパー(ボランティア)の責任感・積極性・熱さはすごいですよ。プロジェクトの調査・意思決定・新しいボランティアの募集・トレーニング・プロジェクトの実行・評価まで、彼らはいま全部やりますよ。昔は外国のキャンパー、主に韓国・日本が中心でしたけれど、いまでは中国のキャンパーに外国のキャンパーが引っ張られている感じです。そういうキャンパーが広東・広西・雲南省の6都市にいるんです。そしてメディアや政府と協力してます。そういうキャンパーが今後もどんどん増えて、プロジェクトもどんどん増えて、そしたら20年後くらいに何かできますよ」。
 パトリックはアジアについての本を書くそうだ。中国での市民社会の発展や、日本と中国の価値観の違いや文化の違いに興味を示す。日中の若い人の違いなど、いちいち例を挙げてぼくの考えを話していくと、
 「Very interesting…」
 と黒い万年筆の金のペン先がゆっくりと紙の上に動いていく。几帳面な筆記体だ。
 「何が中国のボランティアの意識を変えていると思いますか」。
 「村人が面白い人たちで、彼らと仲良くなって、ツナガリができるからじゃないですかね」。
 パトリックはワークキャンプに参加することにした。来年の頭がいいかなという。場の空気から緊張感が消える。
 「私は7年間日本に住んでいたんだ。マイニチシンブンビルにうちのもあってね。カグラザカとイチガヤの間に住んでいたんだ。近くに自衛隊のキャンプがあって、あそこで、ミシマ…」
 「ユキオ」
 「…がセップクしたんだよね。夜中、トランペットやなんかの演奏が聞こえるよ」。
 彼は今までの顔がウソだったかのような笑顔を見せてくれる。
 「また会っていろいろ話しましょう」。
 そういって彼は立つ。荷物の量がすごい。しっかりしたバッグは、ブランド名はわすれたけれど、見たことのあるやつだ。ベージュのキャンパス地にこげ茶色の皮で縁取りしてある。彼が自分でしたのだろう、四隅は黒い皮でしっかりと補強してある。ずしっと重量感があって、持ち心地がとてもいい。
 「謝謝!」
 タクシーに乗るとき、そういって手を伸ばした彼は一瞬止まり、
 「アリガトウ」
 とまたすごい笑顔を見せてくれる。
わたしは誰でしょう? [2007年02月10日(土)]

A



B



C

That's 中国 [2007年02月09日(金)]



↑これ、封筒に貼られた切手。
フランスのマリンちゃんが「JIAをフランスで宣伝するから、パンフレット送って」というので、A5の封筒にパンフをつめて郵便局へ。
「はい、72元ね」。
おばちゃんは2元切っ手だらけのシート1枚をポンと放ってよこす。
「これで60元分だから、あと6枚ね」。
これぞ、中国。

今日の名言 [2006年07月07日(金)]

つらくなったとき、ゆらゆらっと現れるひとがいる。
リンホウ村のアジェーだ。
今日も出てきた。
MSNであるキャンパーと話しているとき。

彼女は言う、
「『運命』って命を運ぶと書くけれど、、、、」。

アジェーはぼくのいのちを運んでいる。
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