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2015年03月12日

大分被災者支援拠点運営訓練

2014年12月9日から10日の両日、
大分県佐伯市上浦B&G海洋センターにて
「被災者支援拠点」運営訓練が行われました。
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40名の参加者がこの二日間を通し、
被災者支援拠点となる避難所の運営と地域活動シュミレーションを体験します。
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15時から始まった訓練は、
オリエンテーションでの前回研修の振り返り、訓練の趣旨説明へと進み、
その後参加者はA,B二つのグループでに分かれました。
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一日目は災害直後を想定したものとなります。
今回A,Bグループはそれぞれ別々の条件下で訓練を進めて行きます。
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Aは通常備蓄品のみでの避難所運営を行い、
Bにはアレルギー等の細かなニーズに対応した備品が渡されます。
各参加者には役割カードが渡され、
それに従って役作りと共に避難所シュミレーションを行います。
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A,Bグループはそれぞれに一階体育館と二階武道場に分かれて訓練開始です。
自治会長役、行政職員、子どもを連れた主婦、日本語が話せない外国人等、
実際の避難所で想定される避難者役は多岐にわたります。
避難所管理者の元、避難所が運営されていきますが、
時間とともに多くの問題点、改善点が見えて来ます。
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訓練途中では担当スタッフによる避難所アセスメントが入り、
参加者は必要事項の確認をした上で改めて運営を続けます。
その頃には日も暮れ、暗闇の中での運営体験となりました。
各グループとも暗い中で乾パン等の非常食での夕食を摂り、
実際の状況に近い形での体験となりました。
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二時間半の実地の後は、A,B合同の共有ワークにてそれぞれの体験を共有し、
備品の違いでどのようなことが影響が出るかを確認しました。
その後グループに戻り、改めて被災者拠点運営での注意点、
留意すること事柄を共有しました。
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二日目。
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非常用ドライフーズと炊き出しの朝食をとったのち、
二日目のプログラムが始まります。
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前日同様にA,Bグループに分かれ、災害後三日目を想定した訓練に入りました。
災害直後と違う点を意識し、被災者拠点を運営して行きます。
災害直後よりも整然とした運営が可能になっていました。
病人、怪我人と健康な避難者を分ける、
分かり易い提示版作り等、前日の反省点が活かされていました。
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訓練後、全体の振り返りを行い、この訓練での学びと気づきの共有を行ったのち、
今後の取り組みと課題の共有で今回の訓練は終了しました。
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宿泊型で二日に渡る訓練は肉体的にも精神的にも
参加者にとっては大変な部分もあったかと思いますが、
暗闇での避難所生活をはじめ、実践的な訓練となったとフィードバックが
参加者の方からありました。
前回の座学中心の研修から、今回のハンズオンとなる訓練の組み合わせによって、
より深い理解を得ることが出来きます。

この中から次回の研修に参加し、
非常時に被災者拠点を支えるエリアマネージャーが生まれることでしょう。

参加者の皆様、二日間本当にお疲れ様でした。
またお会いしましょう。
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事務局
坂井















posted by 前川 at 00:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 開催報告
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