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おむすび通貨

[2010年06月21日(Mon)]
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面白いねぇ。
この行動力と発想は私も見習いたい。
見習ってできるものかは分からないけれど。

豊かな暗さ。

[2010年06月18日(Fri)]



6月12日、夕闇、手作りの明かりに照らされた足助の街並みに、

夕闇に、子供たちの笑い声が、おじさん達が将棋の打つ音、ホタルにはしゃぐ子供の声、おばさんたちの井戸端会議の姿がよみがえりました。,

各家が自分たちで作った「たんころりん」という竹と和紙と、昔の足助の明かり「ひょうそく」を使ったのぼんぼりが、町中に飾られ、セミプロの演奏家たちが足助の古い街並みに似合う多様な演奏を行いました。

たんころりんは、「集客力のある観光イベント」私はそう思ってそういう目線で話をしていつも会の方たちと話がかみ合わなかったのですが、その理由が分かりました。

足助の商店街も他の多くの商店街と同様、4時を過ぎるとシャッターが閉まり誰も通らなくなる、さびしい所です。(昼間もそれほど人はいませんが)

昭和のあの頃。
今からたった30年前のお話。
足助の街並みは活気にあふれていました。

街中は人どおりに溢れ、夕方になっても地元の人たちが歩いているまちでした。
爺たちは軒先で酒を飲みながら将棋をうったものでした。
長屋に住む子供たちは、当たり前のように隣の家のお風呂に入ったりご飯を食べていました。文字通り、子供たちは「地域の子供」でした。

しかし、それは、ほんの短い時間の間に消えつつあるものになりました。
足助の街並みの中にも、都会の生活が入ってきてきました。


足助の街にも、とても便利で、快適なものへと変わってきました。
しかし、それと同時に、地域から人通りが少しずつ人通りが消えていったのでした。
子供たちが、大人たちが通りでおしゃべりをしたり遊んだりする風景も
あまり見かけなくなりました。

今では、平日の昼間は殆ど商店街に人通りはありません。
香嵐渓の季節以外は、土日だって人通りはまばらです。

「たんころりん」は、夕闇に、子供たちの笑い声を、おじさん達が将棋の打つ音を、ホタルにはしゃぐ子供の声を、おばさんたちの井戸端会議を、そういう風景を取り戻したくて、そのために地域内外の有志が集まって始めた運動です。会の人たちが求めているものは「あの頃の景色」であって、その結果商売につながるか繋がらないかはあまり気にしていないようです。(実際中心メンバーは観光業の人じゃないし)

たんころりんは、「豊かな暗さ」を感じてほしいというメッセージを発信しているイベントなのですが、本当にその通りのあの日の風景に、とても感動させてもらいました。

知り合いの子供をあずかって、一緒に回っていたのですが、「○○ちゃん、○○ちゃん」と、年が近い子供から、もっと小さな子供、大人の方、おねえさん、おじいさんまで、みんなが彼女に声をかけ、彼女も楽しそうにみんなに声をかけていました。

まちなかでかけっこをしたり、練り消しをみせあっこして遊んでいたり、そんな素敵な光景を見せてもらいました。

たんころりんの会は、最初の3-4年は、会外の地域の方に気違い扱いをされながらも、昔の懐かしい景色を取り戻したいと、10年間かけて、この夏の光景をつくってきたそうです。そんな会の方たちに、改めて感激をしました。

集客規模については、そろそろ成熟を迎えているから、今後は「質 - ここから豊かな暗さをどう地域に取り戻していこうか」ということを考えていきたいそうです。(私が仕事を絡めてビジネスにつながりそうな提案をすると「そうじゃないんだ」と大体却下されます。。。)

ますます、足助が好きになった一日でした。

担当エリアの変更

[2010年06月14日(Mon)]
大人の事情で、担当エリアが変更になりました。

7月からは、三好や旧豊田市街地の方についても、出かけてゆきます。
そんな感じで、これからもよろしくお願いします。