読書感想文について [2008年06月29日(Sun)]
もうすぐ夏休み。
夏休み中、図書館にも多くの子どもがやってくる。 調べ学習、自由研究、読書を楽しむ・・・どんどん来てね!待ってるよ! 自主的に来る子のほかに、保護者に連れられて元気のない子もいる。 彼らの課題は 「読書感想文が書けそうな本はあるか?」 感想文を書くために読む本なのか、感想文を書く技術についての本なのかを確認後、 本人にインタビューする。 おおかたは前者であり、読む本を選べないのだ。 一度でも「この本おもしろかった」という読書体験があればなあと感じる。 図書館職員として、物語の本だけを紹介することはしたくない。 子どもが興味がある分野の本も紹介し、本の内容と自分の体験とのちがいや、本の中から新しい発見をしたことを書いてみたら、と言葉を添える。 私も小学校から高校まで、ずーっと読書感想文が苦手だったなあ・・・○○年前・・・ 読書は大好きだったけれど、感想を書けといわれると本のあらすじを追った展開になるのがオチだった。 語彙自体も貧弱だし、論理的な作文指導を受けた記憶もない。 「あなたの心の中で思ったことを書けばいいのです。」と抽象的にいわれても文章につながらない。人目に触れる感想文に書きたくない思いもある。 これからは文章を書く楽しさを体験する時間も必要かな? |