児童書からご紹介 [2009年04月29日(Wed)]
本日図書館に入った本・・・ではありませんが、
児童書から2冊ご紹介します。 『ゴーストアビー』 (ロバート・ウェストール/著、あかね書房) 12歳の少女マギーが、一級建築士のパパと弟ふたり(双子でいたずらっこ)と 古い修道院にやってきます。 建築士のパパが住み込みで修道院の改築を請け負うためです。 「ゴースト」がつくので、やはりマギーの身のまわりで不思議な現象が起きます。 どこからか聞こえる歌、誰も居ないはずの部屋からの呼び鈴・・・。 あまり書いてしまうと興ざめなのでここでストップ! 著者のロバート・ウェストール氏が惜しくも亡くなられたのは1993年。 以前にも『弟の戦争』、『猫の帰還』など読んだ記憶がございます。 『弟の戦争』では、戦争の現場を描いたのではありませんが、それゆえに戦争の 悲惨さがあぶりだされている感じを受けました。 上手く表現出来ませんが もう1冊は 『トビー・ロルネス』 (ティモテ・フォンベル/作、岩崎書店) 1〜4巻まであり、ページ数も多いのですが、甘いお話は苦手な少年少女、大人にも おすすめです。 主人公トビーの父は木の世界の科学者で、何不自由なく暮していました。 しかし父が発見した「木のひみつ」を公表しなかったことから、運命が一転、 両親とトビーは「上枝」から「下枝」へ追放されてしまいます。 幼なじみレオとの対立、欺瞞、利権がからんだ抗争、差別・・・ 作者はずっと演劇の脚本を書いていましたが、小説は『トビー・ロルネス』がはじめて。 私は夜、眠る前に軽い気持ちで手にとりましたが、やめられず翌日つらかったです。 2冊とも児童書コーナーにあります。 みつからない時にはスタッフに声をかけてくださいね。 ブログランキング参加中 ←ぽちっとな |