みなさん、こんばんは。定例ミーティング(第5回)の様子をお伝えします。
まず、えなここチームの活動内容を報告します。
(執筆:黒岩)
今回のミーティングに先駆けて、私たち課題解決チームとSROIチーム合同で、えなここの活動拠点である恵那市へ新年会に行って来ました。
JR恵那駅から程近い、中仙道大井宿沿いにある江戸時代から400年営業を続けている料理旅館いち川にお邪魔して、楽しいひと時を共有させて頂きました。定例のミーティングではお会いすることが出来なかった「えなここ」メンバーの方も参加して頂き、恵那への熱い想いを感じることが出来ました。
当日は、私を含めた4人でJR中央線に乗車し恵那に向かいましたが、なんと、恵那駅で降りる予定が一つ手前の武並駅で下車してしまい、次の電車までの20分間、無人の武並駅で寒さに震えるというハプニングが発生しました。
さて、とうしんプロボノプロジェクトも終盤です。課題解決のテーマとした「事業コンセプト」の最終提案に向けて実質的に最後のミーティングと考えて、メンバー4人がそれぞれ事業コンセプトを提案することにしていました。
ところが、当日は2月15日の最終プレゼンの予行演習と、このプロボノプロジェクトの振り返りに全ての時間が使われたので、小板さんと打ち合わせすることが出来ませんでした。ミーティング終了後の僅かな時間で、事業コンセプトを提案した資料を渡して、メールで返答をいただくことにしました。
前半は、4チームが作成したパワーポイントで最終プレゼンの予行を行いました。当チームは、全体の2番目に発表を行いました。課題解決のテーマは「事業コンセプト」の提案としていました。しかし最終結論が出る前ということで、「事業コンセプト」を除いた内容となっていましたが、非常に暖かいアドバイスを多数いただくことができました。
アドバイスとして多かったものを抜粋します。(1)全体の流れが分かりやすい。(2)えなここのことがよく分かる。(3)文字が多い。見せ方に工夫ができる余地がある。(4)プロボノを通じての「気づき」や「感想」があると良い。現在、いただいたアドバイスを参考にして、プレゼン資料のブラッシュアップを行っています。
後半は、3名〜4名のグループミーティングで、プロボノ活動ではどのような取り組みを重ねて来たのか、どのような気づきがあったのかを話し合いました。グループミーティングはメンバーを代えて2回行いました。
いろいろな意見が聞かれましたが、共通していたのが、地域に根ざし、地域を活性化させようと頑張っているNPOを支援することは、地域金融機関である信用金庫にとっての意義は非常に大きいため、この取り組みを何らかの形で継続して行くことが必要ではないかということでした。また、プロボノに参加することで金融機関職員として培った経験や知識を、NPOのために役立てるだけでなく、自身のスキルアップにもつながる貴重な経験になったとの意見もありました。
NPOサイドからも、改めて自分たちが行っている活動を振り返ることで、アウェアネス(話すことで自分の中に気付きが生まれること)を得ることが出来た。この気づきによって、今後どのように活動していくかの指針を確認できたという、意見を得ることができました。NPOサイドから、とうしんのプロボノ活動を評価した言葉をいただけたことがとても嬉しかったです。最終プレゼンまでにもう一山ありますが、頑張ります。
(執筆:安江)
えなここSROIチームは、2月15日の発表本番を想定し、資料を提示しながらえなここメンバーの皆様をお客様に見立てて、成果報告をしました。
チームみんなで導き出した答えを伝えようとするも、社会的価値があったことを伝えたいにも拘わらず、その過程の説明に終始してしまい、肝心なところが弱いことが発覚しました。
細かい修正点もありましたが、それ以上に構成を大きく変更すべきだなと感じました。しかし本番前にそのことに気づけたのは、感謝の一言に尽きます。
改善方法は、まず9つあるプログラムのアンケート結果の表示を簡略明確にし、1つのプログラムを用いてSROI測定方法を解説しながら具体的に算出します。ここまでは詳しく説明し、あとの8つのプログラムについては説明を割愛することにしました。こうすることにより、SROI測定方法を具体的かつ体系的に説明することが可能になるだろうと見込んでいます。
また、SROI測定結果の数値は何を意味するのかが今回のプレゼンの最大のポイントであることを改めて認識させて頂きました。私たちえなここSROIチームが導き出したその効果は当日の発表をお楽しみください。きっと「なるほど」と頷けることと思いますので、楽しみにしていて下さい。
私たちがこの7ヵ月間で感じたこと、気づいたことを取りまとめて、プレゼンの中に加えることにしました。このプロボノ活動は、ダイレクトに経済効果を生み、金庫やNPOに収益を与えることとは違います。ただ収益を求めるだけなら、この活動は必要ありません。しかし、金銭では測れない効果を可視化することができるようになることだと私は考えるのです。ボランティアとしてただただ汗をかくのではなく、各自のスキルを持ち寄り、その相乗効果によりすばらしいものを創り出すことが出来たのではないでしょうか。こんなことを最後に付け加えたいと考えています。
いよいよ2月15日は、この7ヵ月間の集大成。悔いのないように最後の詰めをしたいと思います。このブログを読んでいるみなさん、ぜひ見に来てください。
(執筆:吉村)
今回は最後の定例ミーティングでした。Mama's Café、えなここのそれぞれのSROIチームと問題解決チームによるプレ発表と振り返りを行いました。
発表は4チームともスライドでしたが、個性があり、とても濃い内容でした。この半年、プロジェクトに真剣に向き合い、真面目に取組んできたことが伝わってきました。もちろん、自分のチームもです。発表後、全員から記入してもらった「良い点」「改善点」を参考に、2月の発表は更に良いものにしたいです。
振り返りでは、プロジェクトに参加して感じたこと・気づいたことなどを各自書き出し、自分のチームや他のチームと共有しました。同じチームでも「そういう風に感じていたのか」と驚きもありましたし、チームは違うけれど同じように感じていたこともありました。みんなと共有することで、自分の半年間をより深く振り返ることができました。
知識も経験もなく、「私はこのプロジェクトのメンバーで本当にいいのだろうか?」と悩んだこともありました。しかし、SROIを測定するという目的を持ってチームで活動していく中で、みなさんに助けられながら、自分も成長できたと思います。半年という短い時間でしたが、とても濃い時間を過ごすことができました。ありがとうございました。