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【活動報告】2015年1月21日(水)第6回定例ミーティング [2015年01月21日(Wed)]

 みなさん、こんにちは。定例ミーティング(第6回)の様子をお伝えします。

 まず、棚田チームの活動内容を報告します。 
                        
(執筆:隈元)
 今回報告をするのは、キックオフセミナー報告以来2度目の隈元です。成果発表会まで残り少ないミーティングとなりました。これからの詰めの時間を大切にしていきたいと思いつつ、第6回ミーティングの様子を紹介します。

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 今回は坂折棚田の久保田さんが持ってきてくださった差し入れもあり、和やかな雰囲気の中始まりました。あとはこの日までに発表のパワーポイントを一生懸命作ってくれた安藤さんの資料を元に進めました。表紙からまとめまでの1ページ、1ページを吟味しているうちに、自然に2グループに分かれて話合いが始まり、そしてすり合わせをしました。発表で一番大切にしたいポイントは@田口理事長の棚田への想いAステークホルダーの選定の過程BSROIの測定結果と考察。となりました。全てが田口理事長の想いとリンクするように考えていく事が大切だということを皆で認識した上で、考察をそれぞれ考えてくることになりました。次のミーティングまでにパワーポイントが完成するように、その前に一度集まることにもなりました。

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 だんだん、形になってくるにつれて、チームワークがとてもよくなってきたような気がします。プロボノの時間がとても楽しく感じられます。

続いて、きそがわチームの様子を報告します。

(執筆:加藤)
 プロボノも第6回目のミーティングに入り、いよいよ大詰めとなってきました。

 今回は、私加藤がブログを担当します。

 皆でアレコレ考え、おしゃべりしながら目的に到達できるプロボノに興味があって参加した私でしたが、ここへきてやや悪戦苦闘しています。

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 1月21日のプロボノ定例ミーティングではSROIの数値を確定。「きそがわ日和」の想いとはマッチしたでしょうか。といっても、事前に男性職員の方が、数値を出すのに専念していただいたお陰で、SROIの数値はでましたが、まだまだあとパワーポイントを作成し発表に向けて奮闘しなければなりません。

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 今回初めてのプロボノ参加ですが、何か形がつかめてきたような気がします。最後まで頑張ってついて行きます。
【活動報告】2014年12月10日(水)第5回定例ミーティング [2014年12月10日(Wed)]

 みなさん、こんにちは。定例ミーティング(第5回)の様子をお伝えします。

 まず、棚田チームの活動内容を報告します。 
                        
(執筆:水野)
 今回報告をするのは、人材開発課の水野です。私は今回のプロボノメンバーで最年長です。昨年はプロボノの活動を紹介する新聞記事で後頭部からの写真を撮られて悲しい思いをしました。今年は前から撮ってくださいね!

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 さて、第5回ミーティングの様子を紹介します。今回のミーティングの開催日は、12月10日で世間ではボーナス支給が一番多い日です。金融機関で、一年で最も忙しい日になるのでメンバーが5名しか集まらず、また棚田保存会の方も参加されなかったので寂しいミーティングになりました。

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 しかし内容は少人数にもかかわらず、リーダーの黒岩君のヒートアップにより熱い議論が交わされました。今回のミーティングではSROIを算出する際の基礎となるインプットの算出とアウトカムの見直しです。ステークホルダー毎のアウトカム算出の仮定を立てアンケートを取りましたが、いざインパクトを算出しようとすると、不都合な点が出てきました。アドバイザーの村田さんを交えてカンカンガクガクの議論の末、インプットの算出は棚田保存会の方の労働力と棚田地主の方の土地提供対価も金銭換算しインプットに加算しようということになりました。かなり難しい作業ですが、保存会の方にも協力してもらい算出したいです。次回はもう正月ですが何とか頑張ります。

 続いて、きそがわチームの様子を報告します。

(執筆:小林)

 12月に入り雪もちらつき始めましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?私たち“きそがわ日和チーム”は、発表まで残りわずかとなり、急ピッチで活動を進めております!

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 前回の集まりで、第5回までに選出したステークホルダーにアンケートをとってこようと決まり、定例会以外で業務後に集まりアンケートを作成しました。そして休日に、きそがわ日和実行委員会の小川さんたちの協力を得て、まずはボランティア、スタッフ、地域住民の方のアンケートをとることができました。ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました!

 アンケートを見てみると色々な人と交流ができた∞地元へ関心がわいた≠ネどポジティブなものから、地元へのPR不足∞集客の為の周知活動≠ネど改善点もいくつか出てきました。

 この結果を踏まえ、次は今回みなさんが感じたものを貨幣価値化するとどうなるのか!?というところまできました。ここからがついにSROIのゴールに向けたラストスパートです!!私自身まだ貨幣価値化!?と頭をかしげているダメダメな状態ですが、チームのみなさんに遅れをとらないよう頑張ってついていきたいと思います。

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 これから一段と寒くなりますが、皆さんお体に気をつけてお過ごし下さい。それではまた次回レポートをお楽しみにお待ちくださーい♪
【活動報告】2014年11月12日(水)第4回定例ミーティング [2014年11月12日(Wed)]

 みなさん、こんにちは。定例ミーティング(第4回)の様子をお伝えします。

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 まず、棚田チームの活動内容を報告します。

(執筆:安藤)
 こんにちは!恵那支店の安藤が担当しますよ〜。わたくし、有給休暇中、金沢の千枚田を見に行ってきました。恵那の坂折棚田とはまた違って、海とのコントラストがとても感動的でした。棚田が好きな人は是非♪

 それでは、第4回ミーティングの様子を報告いたします!

 前回、メンバーが雨も滴るいい女?男?になりながら一生懸命とったアンケートの結果を集計し、アウトプットの価値にあてはめていこう!という議題を主に進めました。

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 今回のアウトプットの価値を決める事は、このプロボノプロジェクトのとっても大切な部分なので慎重かつ、しかし、迅速に!!会議は進んでいきました。この数値を見てくださるみなさんに、わかりやすく、棚田に興味を持ってもらえるような結果となるよう、一致団結でがんばっていきます♪次回も、乞うご期待!!

 余談ですが・・・棚田の久保田さんと20代の若者でご飯に行きました。久保田さんのなぞの生態をあまさずリサーチ!することは出来ませんでしたが、棚田や地域農業への情熱をもった23歳でした!すばらしい!! 彼女も募集中だそうですよ(笑)

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 続いて、きそがわチームの様子を報告します。

(執筆:由良)

 きそがわ日和グループはアンケートを10月の連休にとってまいりました。まず、結果としては、美濃加茂市以外からの来場者が78%と約8割を占めておりました。木曽川アートに来た目的はなにかという質問に対しては、アートを目的とする来場者が36%と、最も高い割合で、次いでマーケットを目的としているのが20%というものでした。また木曽川アートに来たいですか?という質問に対しては、また来訪したい・機会があればいきたいという声が95%あり、また、こういった催しに対して関心がある・関心ができたという声は91%あり、イベントに対して非常に好意的な結果を知ることができました。

 木曽川アートには、初めていらした方が47%で、リピーターが21%という結果でした。リピーターの方が多いと思っていましたが、市外から、初めて来場された方が多いという結果や、アートを目的としている方が多数ということに、実行委員長である小川さんも驚愕の表情でした。市外への宣伝は大きく行っていないことから、口コミなどで拡がった可能性が高いということがわかりました。逆に市内からの人々は少なかったのが現状で、市内広報やポスターなどでPRしていますが、集客が少なかったことが今後の課題となりそうです。今後、市外からのターゲットも、もっと必要となりますので、それらの人々の心を掴んでいくためにも、ブランド化が必要であり、現代の流行を吸収しつつ、プライドをもって成長していかなくてはならないという、未来像が明確になっていきました。

 そして、アンケート結果を共有したところで、ステークホルダーの選出を行いました。
ステークホルダーは助成金を出してくださった人々と寄付をしてくださった人々たちを1つとし、ボランティアをして下さった人々を1つ、アーティストの方々を1つ、スタッフたちを1つのまとまりとして、4つのステークホルダーに分けました。

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 それぞれのステークホルダーに、目的を通してどのような変化を感じたかを知るために、アンケートを作成することになりました。木曽川アートを通して、地域の魅力が引き出され、人と人とのつながりや様々な動きがでて、地域が元気になっているかを、SROIで明確にしていこうと思います。今回はアンケート結果の議論が白熱し、ステークホルダーの選出で終わってしまいましたが、プロボノメンバーで各自アンケートを10問ほど作り、提出することで終了しました。

 本年は残すところ1か月弱となりましたので、来年に良い状態でプロボノをできるように努めて参りたいと思います。



【活動報告】2014年10月15日(水)第3回定例ミーティング [2014年10月15日(Wed)]

 みなさん、こんにちは。定例ミーティング(第3回)の様子をお伝えします。

 まず、きそがわ日和チームの活動内容を報告します。

(執筆:渡辺)
 第3回とうしんプロボノミーテイングは過去2回より参加者が少なく(参加者5名)、やや不安な気持ちを抱きながら始まりました。特に毎回自身のパソコンを持込んで、ミーティング内容を打ち込んでくれている小田ちゃんがいないので、皆の意見を記録する事で頭が一杯、イッパイでした。

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 最初は皆で先週開催された「きそがわ日和2014」の感想を出し合いました。その中で主催者側の篠田さんから「今回のきそがわ日和2014を終えてみて、次回同じイベントを開催するには、会のスタッフ、ボランティアの温度差がでてきた事や、開催資金の面で岐路に立たされた気がする。」との正直な意見がでました。初めて会のイベントに参加した私としてはやや意外に思えました。私個人の感想としては、イベントの来場者が県外、名古屋方面が意外に多く、年齢層も若者が中心で新鮮な印象でした。現代アートというやや理解しがたい作品も、見方によっては面白く不思議な世界でした。やや野次馬的な言い方かもしれませんが、地元の人達にも少しは現代アートに興味を持ってもらえたかも・・・・。

 その後ミーティングでは今回来場者のアンケートから、ステークホルダー、インプット、アウトプット、アウトカムの話へと進んでいきました。インプット、アウトプットまでは話の内容が理解できましたが、アウトカムは正直、話についていけない。(勉強不足・・・)

 ファシリテーターの鈴木さんが「アートを通じて街の魅力を引き出したか」とホワイトボードに板書され、何かアウトカムについて、おぼろげながらヒントを得たように思えました。

 次回はその他のステークホルダーのアンケート、アウトカムについて話合う予定です。次回までにプロボノの予習をしなくてはミーティングに置いていかれそうと痛感しました。

 続いて、棚田チームの様子を報告します。

(執筆:吉村)
 今回は、アンケートの完成を目標に話し合いをしました。

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 定例会議以外ではなかなか集まれないということから、各自質問を考えメールでリーダーへ提出する形になりました。各ステークホルダーへの質問をいろんな角度から考えるという”膨大な宿題”でしたが・・・頑張りました!!

 前回のプロボノプロジェクトでは、「SROI測定」「課題解決」の2チームに分かれて活動しましたが、今回はSROI測定が目標です。しかし、話し合いの中で、せっかく一緒に活動していくのだから「課題解決」や棚田保存会さんの役に立つことが出来たらという声が多く上がりました。時間は限られていますし、SROI測定だけでも大変なことです。でも、みんなで頑張っていこう!!と思える素敵なチームだなあと思いました。

 私も、少しでも役に立てるように頑張っていきたいです。

【10月26日(日)収穫祭】

 アンケートを取るために、朝から坂折棚田へ行ってきました!

 天気は曇天。天気予報では午後から雨でしたが、今にも降り出しそうな空でした。収穫祭の会場はとても賑やかで、たくさんの方がみえました。収穫祭が始まり、アンケートを取り始めると・・・雨が!!いきなり大粒の雨が降り出し、服もアンケート用紙もベタベタに。このままでは取れずに終わってしまうのでは?と不安がよぎりましたが、雨の中みなさん快くアンケートに答えてくださいました。「大変だね〜」「アンケート取れた?頑張ってね」等々お声も掛けていただき、嬉しかったです。

 アンケートがひと段落し、保存会の方から棚田汁とおにぎりをいただきました。おいしい!!!

 食事をして、お土産を買って。最後の餅投げも、参加していない私たちの方へ投げていただいて。収穫祭を満喫させて頂きました!!

 あ、でもちゃんとアンケートは取れましたので。次回からも引き続き頑張ります!!


【活動報告】2014年9月10日(水)第2回定例ミーティング [2014年09月10日(Wed)]

 こんにちは、プロボノにめっぽう積極的な安江が、2回目のミーティング(以下、MTG)の様子をお伝えします。

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 まず、本MTGを統括していくリーダーを決めることに・・・立候補したのは、な、なんと、、黒岩補佐役!さすがリーダー!最後までついて行きます!

 新リーダー黒岩さんの下、SROI測定プロセスのおおまかな流れを確認しました。昨年にはなかったこの手際の良さ!流石ですね。とっても分かり易く、なによりもやるべきことが明確になったことに、私たち全員がやる気を再確認できたのでした。

 私たち「坂折棚田保存会」TMは、SROIを測定する事業を「棚田オーナー制度」と定義付けたことを再確認したあと、肝心なステークホルダー(以下、SH)決めとなりました。保存会のメンバー以外にどこまでの範囲の方々をSHとするのかで結果が大きく異なってくるだろうと思いました。ここで、議論が白熱。棚田保存会の田口理事長と久保田さんの思いをたくさん語っていただきました。

 熱い思いを聞かせていただけるうちに、我が地元、中野方町の良さをひとり静かに感じていました。みなさまお気づきでしたか?それは、さておき、保存会の方から、今、直面しているこまりごとの話を聞くことができました。私たち信金マンが、NPOの活動に関わる本来の目的は「地域社会のこまりごと」を自身のスキルを持ち寄って、解決していくという「課題解決」だったよね。それを再確認出来た、大変有意義な時間をすごしました。

 アドバイザーの村田さんに準備していただいた分析シートに沿って考えをまとめていけば、根拠がはっきりとしたSROIの発表ができるような希望が持てる有意義なMTGでした。宿題が沢山でましたが、次回のMTGが楽しみです。

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 続いて、きそがわ日和チームの様子を小田が報告します。

 今回の会議に先立って、先月、私たちは美濃加茂に赴き、舞台となる太田宿の視察を行ってきました。情緒溢れる昔ながらの太田宿の建物はもちろんのこと、一歩裏路地に入ると、当時の生活が息づく雰囲気に溢れ、昔ながらの銭湯もあり、まるで冒険をしているように感じました。また、小川さんのご紹介のもと、ボランティアの方や太田宿に住んでいる方々、アーティストの方にも興味深いお話を伺うことができました。

 そこで得た情報をもとに、来月に迫るイベントに向けて、今回アンケートのプロット作りを行いました。SHは数あるものの、来場者に意見を伺うことができるのは、この2日間のみ。それまでにアンケートを作らなければなりません。

 主催者側の「自分たちで楽しみを見つけてほしい」「まちづくりに関心をもってほしい」「芸術に興味をもってほしい」という意向に対し、来場者は果たしてイベントを通じて、何を感じ、なにを持ち帰るのか。

 話し合いのなかでは、地域の魅力の発見に繋がったのか、他のイベントや施設にも関心をもったか、また来たいと感じたか…というようなアンケート項目がいくつか挙がりました。また、地元の方とその他からの来場者で一部アンケート内容を変えようということにもなりました。

 次の定例会議はきそがわ日和のイベントが終了した後。そこで有意義に数値の測定ができるよう、アンケート内容を練り、完成させたいと思います。
【活動報告】2014年8月6日(水)第1回定例ミーティング [2014年08月06日(Wed)]

 みなさん、こんにちは。今夜から始動しました、定例ミーティング(第1回)の様子をお伝えします。
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 まず、きそがわ日和チームの活動内容を報告します。

(執筆:小田)
 今回私たちが担当する「きそがわ日和実行委員会」さんは、美濃加茂市の太田宿を拠点とし、アートを通じて太田宿の魅力を再発見しようと活動している団体です。その実行委員会は、太田宿で自家焙煎コーヒー店を営む篠田様、そしてご自身もアーティストとして活動を行う奥様を中心に運営しています。

 篠田様ご夫妻は、愛知県の出身、在住ということもあり、里山、木曽川に囲まれ、昔の趣を残す太田宿を非常に新鮮に感じられたそうで、そういった魅力を市民の方にもっと誇りを持ってほしいという思いのもと、本活動を始められたそうです。

 私自身、美術が好きで瀬戸内トリエンナーレや愛知トリエンナーレといった、昨今、各地で行われているアートイベントに足を運ぶことが多いのですが、恥ずかしながら、きそがわ日和さんの活動、また太田宿という場所が、美濃加茂にあることも正直、今回お話を伺うまで知りませんでした。他のメンバーは可児、美濃加茂在住の者も多いので、太田宿を知るだけではなく、中には花街として栄えていたころの太田宿を知るメンバーもおり、今回のミーティングではそういった話題でも盛り上がりました。

 お話を伺う中で、街をキャンバスに自由な芸術活動を行うと同時に、収益を得なければならないという難しさを抱えてみえることや、活動が街(地域)にどれくらいの影響を与えているのかを知りたいといった、今回の参加した理由ともなる意見を伺うことができました。

 まずは現況把握。次回のミーティング前にメンバーで太田宿にお邪魔したいと思います。私は初めて太田宿にお邪魔するので非常に楽しみです!

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 (執筆:黒岩)
 昨年度に引き続きプロボノに参加することになった黒岩です。昨年は恵那市の「NPO法人えなここ」の課題解決チームで参加をしましたが、今年は恵那市の「NPO法人恵那市坂折棚田保存会」(以下「坂折棚田」)のSROI測定に関わることになりました。

 第1回目のミーティングということであり、当金庫のプロボノと坂折棚田さんのスタッフが始めて顔を合わせました。坂折棚田さんから、理事長の田口譲さんと事務局の久保田旭さんに参加していただきました。また、ピー・エス・サポートの村田元夫さんにアドバイザーとして加わっていただきました。
 
 まずSROIの測定うんぬんの前に、坂折棚田のことを知らなければ話が始まらないとのことで、田口さんより坂折棚田設立までの経緯と現在取組んでいる活動についてお話をいただきました。

 坂折棚田が結成されたのは、1999年に全国棚田100選に坂折棚田が選ばれたことがきっかけです。2003年に全国棚田サミットが坂折棚田で開催され、06年7月に恵那市坂折棚田保存会が発足しました。08年11月にはNPO法人成りし現在に至っています。400年の歴史がある坂折の棚田を守るため、棚田中心とする自然環境の保全と棚田地域農業の活性化を目指して活動しています。

 田口さんは、棚田がある風景は日本の古き良き原風景であり、自然環境と一体で後世に伝えていきたい。そのために、もっと多くの人に棚田ある風景の大切さや良さを知って欲しい。もちろん、棚田で生産されるお米にも価値がありますが風景としての価値を感じて欲しい。これはお金に代えられない価値であり、今回この活動に参加したのはこの価値をなんとか算出して多くの人に伝え、将来的にはこの補助金頼りの状況から脱却したいと考えているとのことです。

●事業内容(坂折棚田が主催する事業は数多くあります。)
1.棚田景観保全事業
 @坂折棚田石積み塾
 A棚田ビオトープ
 B棚田体験学習
 C坂折棚田屋敷なごみの家等管理及び運営
 D棚田通信の発行(季刊)
2.都市農村交流事業
 @棚田オーナー制度
 A棚田コンサート
 B棚田フォトコンテスト
 C棚田カレンダー作成
 D棚田年賀状作成
3.棚田ブランド開発事業
 @棚田米販売
 A農産物販売
4.文化伝承事業
 @歴史、民族講習等研修

 これから、どの事業の価値を測定するのかを決定し、その事業にかかわっているステークホルダーを特定しなければなりません。本来であれば全ての事業に対して価値を算出するべきですが、限られた時間の中で成果を出さなければなりませんので、事業を限定してSROIを測定することにしました。

 田口さん、久保田さんとの協議の結果、現在メインとして展開している棚田オーナー事業は、補助金から脱却するためにも今後さらに拡充する方向であり、高いSROIが測定されれば事業拡大にも役立つことが期待されるため、今回のSROI測定の対象事業とすることになりました。

 坂折棚田さんをもっと良く知るために8月30日(土)に現地を訪問することにしました。また、次回のミーティングまでに棚田オーナー制度はどのような社会的な影響があるのか、またその影響の対象となるステークホルダーをどう想定するのかを考えてくることにしました。
 
 まだ、活動が始まったばかりですが、今回のミーティングはこの活動の成功を予感させるような内容の濃いものだったと思います。着地を見据えたスケジューリングが必要であるとの意見もあったため、次回のミーティングでは議論したいです。

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【活動報告】2014年7月9日(水)プロボノパートナー募集説明会 [2014年07月17日(Thu)]

 みなさん、はじめまして。東濃信用金庫の酒井です。

 東濃信用金庫本店大ホールで「とうしんプロボノプロジェクト2014」の募集説明会を開催しました。昨年度に続き2回目となります。当日の業務を終え、少し距離のある支店からも参加の職員に駆けつけてもらい、19:00に予定通りスタートしました。私は今回初めてのプロボノ参加です。最初に開講のあいさつをしましたが上手く出来ず、すぐにmomoの木村さんにバトンタッチしました。今回のプロボノには前回参加したパートナーの職員も参加していますが、その職員を見るmomoの木村さんはすごく嬉しそうでした。

 まず、趣旨の説明があり、その後グループワークを行いました。最近気になる『社会ごと』(自分が世の中で気になっていること、困りごと)について自分なりに洗い出し、3人ずつのグループ(なるべく知らない人同士)をつくり、各々の『社会ごと』について話し合いました。そして各グループ内で出し合ったことを発表。なかなか一人では整理できませんでしたが、みんなの力でホワイトボードが埋まる程の『社会ごと』が短時間で出てきました。介護、少子高齢化、子育て、環境・・・。地域の抱える課題ばかりです。

 地域で活動しているNPOはこういった課題に取り組んでいます。今回支援先となるNPO2団体の発表がmomoの木村さんからありました。プロボノ参加に向けてのイメージが少し湧いてきたと思います。これからのプロボノプロジェクト2014に多くの職員が取り組んでもらえることを期待しています。

 最後に木村さんと共に当プロジェクトをサポートしてくださる、強力なパートナー日本政策金融公庫の島さんを紹介していただきました。印象は・・・とても優しそうな笑顔、です。

 次回は8月6日(水)です。本格的にはじまります。それまでに私は肩こり状態のアタマを出来るだけほぐしておきます。約半年間の活動ですが宜しくお願いします!
【活動報告】2014年6月22日(日)「とうしんプロボノプロジェクト2014」キックオフセミナー [2014年06月22日(Sun)]

 みなさん、こんにちは。momoレンジャーのJENです。

 momoと東濃信用金庫(以下、とうしん)が連携している「とうしんプロボノプロジェクト2014」が、いよいよ始まりました。今日はそのキックオフを飾るべく、とうしん本店で、セミナーを開催しました。

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 50名を超えるとうしん職員のみなさんと、本プロジェクトに関心をもった多くのNPO関係者に参加していただきました。

 今年度挑戦するこのプロジェクトは、昨年度とは少し異なり、成果の手法をSROIに絞って、半年間取り組んでいきます。また、とうしんの事務局体制も一層の充実を図っていただき、全国的にも希少な、NPOの活動による社会課題の解決がもたらす定性的な価値を、金銭価値に換算して定量化する取り組みを進めていきます。

 ここから、開催したキックオフセミナーの様子を、とうしん地域活力研究所(本プロジェクト事務局の)隈元がお伝えします。

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 momo木村さんのプロジェクトの紹介の後に、ゲストの日本ファンドレイジング協会鴨崎さんのお話が聞ける!と思ったら、まずは、資料を読み、参加者同士で意見交換する時間をいただきました。意外にこの時間が充実しており、(さすが、木村さん)と思わせる瞬間でした。

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 鴨崎さんからは、昨年少しだけSROIを理解していた私にとって、とても分かりやすく、新しい価値評価の大切さ、算出のプロセス、他企業のSROIの活用など、8月からのプロジェクトに、ぜひ活かしたいと強く思いました。

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 8月から始まる、「とうしんプロボノプロジェクト2014」。私自身は今回、昨年度に続き2回目の参加となるので、より深く新しい価値基準と評価基準について向き合い、とことん本プロジェクトに取り組む所存です!

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【活動報告】2014年2月15日(土)シンポジウム〜地域金融機関との連携で、地域づくり活動の未来を拓く〜 [2014年02月15日(Sat)]

 みなさん、こんばんは。本活動の総仕上げとして、シンポジウムを開催しました。

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(執筆:黒岩)
 昨年8月の募集説明会から始まり、シンポジウムまでの半年間はあっという間に過ぎました。このプロボノ活動は、とても楽しく、やりがりがあり、充実していました。本活動のきっかけをいただいたコミュニティ・ユース・バンクmomo、「えなここ」小板さん、「Mama's Café」山本さんに感謝申し上げます。

 当日、私はスタッフとして12:00に会場の東濃信用金庫本店に到着しました。前日に降った雪の影響で、まだ道路には残雪がある状況で、見学者が集まるかどうか少し不安になりました。

 地域活力研究所の加藤くんと二人で12:30から駐車場整理として待機していると、1台、2台と見学の方が到着し始めました。道路状況が悪いため、時間に余裕をみて来場される方が多いかもしれないと考えていた通りに、13:00にもなると次々に車が入って来て、二人で対応するのが大変でした。
 
 参加者は80名を予定していましたが、実際は100名を超え、ても盛況でした。本活動に多くの人が関心を持っていることを感じることができました。

 私は「えなここ」課題解決チームとして、4つのチームで一番初めに発表しました。つたない発表でしたが、10分という限られた時間の中で半年間の成果を凝縮できたと思います。

事業コンセプト
「えなのええとこ、ええもん、ええひと、ここからつながる」
合い言葉
1.えなここは、ふるさとの魅力を発見し、発信します
2.えなここは、人と人、人と自然、人と物の繋がりやふれあいを大切にします。
3.えなここは、交流する場所を提供します。
4.えなここは、ふるさとを大切にする想いを応援します。
5.えなここは、いつもドキドキ、ワクワクを心がけます。

 この提案が、「えなここ」の中で何か新しいコトを生み出すきっかけになってくれればいいと考えています。

 本活動を通じて実感できたのは、地域密着型の金融機関である信用金庫と、地域を活性化させるためにがんばるNPOは、同じ方向を向いており、お互いが地域活性化のパートナーとして手と手を取り合える存在であることです。

 今年度の活動はこれで終わりました。しかし、これだけで終わってしまっては意味がありません。地域で活動するNPOのパートナーとして東濃信用金庫が継続的に活動するための新たなスタートにしなければならないと考えています。

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 私を含め、今回のプロジェクトで活動した20名の職員が中心となり、新たなスタートへの企画を立てていきたいと思います。

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(執筆:武脇)
 当日の午前中は、子供の幼稚園参観日に出席しリラックスして会場に行ったのですが、会場は満席で、普段は大勢の人前で話す機会がないことからとても緊張しました。緊張して自分の発表のことばかり考えていたため、司会者の説明などを聴く余裕があまりなく、気がついたら自分の出番が回ってきました。

 時間が少し遅れていたこともあり、あせって初めは早口になってしまいましたが、途中から落ち着きを取り戻し普段のペースで発表することができました。私たちの発表は、初めて聞く方には理解しにくいSROIの中身についてほとんど触れませんでしたが、先に発表した「えなここ」チームで素晴らしい説明があったので大丈夫だったと思います。また、内容は「地域連携の必要性」や今回の活動で「感じたこと」、「これからどう活かすか」ということにやや時間をかけており、参加された方々に有意義な体験をした活動であったことをお伝えすることができたと思います。

 なお、今回のプロジェクトを進める中で、「Mama's Café」さんから働く女性の子育て支援の研修という素晴らしいご提案をいただきました。当金庫でも女性の活躍が大変期待されており、多治見市が日本一働く女性が子育てしやすい街となるよう、「Mama's Café」さんや地域の方々と連携しながら前進していきたいです。今回、「Mama's Café」山本さんとアドバイザー鈴木さんには大変お世話になりました。これからもメンバー全員が、今後、当金庫の活動が活発化するようサポートしていきます。

 最後に、アンケートの一部を紹介します。
 「今回で終了してしまうのではなく、金庫としてこれからつながる活動になってほしい」「地域金融機関として、地域住民の集まりに対してとうしんの利点を最大限活用し、今後も活動を進めていきたい」「大きな社会的役割があると思うので発展してほしい」「今後も継続していくことは意義のあること」

 ありがとうございました。
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【活動報告】2014年1月22日(水)第5回定例ミーティング [2014年01月22日(Wed)]

 みなさん、こんばんは。定例ミーティング(第5回)の様子をお伝えします。

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 まず、えなここチームの活動内容を報告します。

(執筆:黒岩)
 今回のミーティングに先駆けて、私たち課題解決チームとSROIチーム合同で、えなここの活動拠点である恵那市へ新年会に行って来ました。

 JR恵那駅から程近い、中仙道大井宿沿いにある江戸時代から400年営業を続けている料理旅館いち川にお邪魔して、楽しいひと時を共有させて頂きました。定例のミーティングではお会いすることが出来なかった「えなここ」メンバーの方も参加して頂き、恵那への熱い想いを感じることが出来ました。

 当日は、私を含めた4人でJR中央線に乗車し恵那に向かいましたが、なんと、恵那駅で降りる予定が一つ手前の武並駅で下車してしまい、次の電車までの20分間、無人の武並駅で寒さに震えるというハプニングが発生しました。

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 さて、とうしんプロボノプロジェクトも終盤です。課題解決のテーマとした「事業コンセプト」の最終提案に向けて実質的に最後のミーティングと考えて、メンバー4人がそれぞれ事業コンセプトを提案することにしていました。

 ところが、当日は2月15日の最終プレゼンの予行演習と、このプロボノプロジェクトの振り返りに全ての時間が使われたので、小板さんと打ち合わせすることが出来ませんでした。ミーティング終了後の僅かな時間で、事業コンセプトを提案した資料を渡して、メールで返答をいただくことにしました。

 前半は、4チームが作成したパワーポイントで最終プレゼンの予行を行いました。当チームは、全体の2番目に発表を行いました。課題解決のテーマは「事業コンセプト」の提案としていました。しかし最終結論が出る前ということで、「事業コンセプト」を除いた内容となっていましたが、非常に暖かいアドバイスを多数いただくことができました。

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 アドバイスとして多かったものを抜粋します。(1)全体の流れが分かりやすい。(2)えなここのことがよく分かる。(3)文字が多い。見せ方に工夫ができる余地がある。(4)プロボノを通じての「気づき」や「感想」があると良い。現在、いただいたアドバイスを参考にして、プレゼン資料のブラッシュアップを行っています。

 後半は、3名〜4名のグループミーティングで、プロボノ活動ではどのような取り組みを重ねて来たのか、どのような気づきがあったのかを話し合いました。グループミーティングはメンバーを代えて2回行いました。

 いろいろな意見が聞かれましたが、共通していたのが、地域に根ざし、地域を活性化させようと頑張っているNPOを支援することは、地域金融機関である信用金庫にとっての意義は非常に大きいため、この取り組みを何らかの形で継続して行くことが必要ではないかということでした。また、プロボノに参加することで金融機関職員として培った経験や知識を、NPOのために役立てるだけでなく、自身のスキルアップにもつながる貴重な経験になったとの意見もありました。

 NPOサイドからも、改めて自分たちが行っている活動を振り返ることで、アウェアネス(話すことで自分の中に気付きが生まれること)を得ることが出来た。この気づきによって、今後どのように活動していくかの指針を確認できたという、意見を得ることができました。NPOサイドから、とうしんのプロボノ活動を評価した言葉をいただけたことがとても嬉しかったです。最終プレゼンまでにもう一山ありますが、頑張ります。

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(執筆:安江)
 えなここSROIチームは、2月15日の発表本番を想定し、資料を提示しながらえなここメンバーの皆様をお客様に見立てて、成果報告をしました。

 チームみんなで導き出した答えを伝えようとするも、社会的価値があったことを伝えたいにも拘わらず、その過程の説明に終始してしまい、肝心なところが弱いことが発覚しました。

 細かい修正点もありましたが、それ以上に構成を大きく変更すべきだなと感じました。しかし本番前にそのことに気づけたのは、感謝の一言に尽きます。

 改善方法は、まず9つあるプログラムのアンケート結果の表示を簡略明確にし、1つのプログラムを用いてSROI測定方法を解説しながら具体的に算出します。ここまでは詳しく説明し、あとの8つのプログラムについては説明を割愛することにしました。こうすることにより、SROI測定方法を具体的かつ体系的に説明することが可能になるだろうと見込んでいます。

 また、SROI測定結果の数値は何を意味するのかが今回のプレゼンの最大のポイントであることを改めて認識させて頂きました。私たちえなここSROIチームが導き出したその効果は当日の発表をお楽しみください。きっと「なるほど」と頷けることと思いますので、楽しみにしていて下さい。

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 私たちがこの7ヵ月間で感じたこと、気づいたことを取りまとめて、プレゼンの中に加えることにしました。このプロボノ活動は、ダイレクトに経済効果を生み、金庫やNPOに収益を与えることとは違います。ただ収益を求めるだけなら、この活動は必要ありません。しかし、金銭では測れない効果を可視化することができるようになることだと私は考えるのです。ボランティアとしてただただ汗をかくのではなく、各自のスキルを持ち寄り、その相乗効果によりすばらしいものを創り出すことが出来たのではないでしょうか。こんなことを最後に付け加えたいと考えています。

 いよいよ2月15日は、この7ヵ月間の集大成。悔いのないように最後の詰めをしたいと思います。このブログを読んでいるみなさん、ぜひ見に来てください。

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(執筆:吉村)
 今回は最後の定例ミーティングでした。Mama's Café、えなここのそれぞれのSROIチームと問題解決チームによるプレ発表と振り返りを行いました。

 発表は4チームともスライドでしたが、個性があり、とても濃い内容でした。この半年、プロジェクトに真剣に向き合い、真面目に取組んできたことが伝わってきました。もちろん、自分のチームもです。発表後、全員から記入してもらった「良い点」「改善点」を参考に、2月の発表は更に良いものにしたいです。
 
 振り返りでは、プロジェクトに参加して感じたこと・気づいたことなどを各自書き出し、自分のチームや他のチームと共有しました。同じチームでも「そういう風に感じていたのか」と驚きもありましたし、チームは違うけれど同じように感じていたこともありました。みんなと共有することで、自分の半年間をより深く振り返ることができました。

 知識も経験もなく、「私はこのプロジェクトのメンバーで本当にいいのだろうか?」と悩んだこともありました。しかし、SROIを測定するという目的を持ってチームで活動していく中で、みなさんに助けられながら、自分も成長できたと思います。半年という短い時間でしたが、とても濃い時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
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