部活2 [2010年05月31日(Mon)]
昨日は高校総合音楽会が米子市でありました。
中高と5年間あまり吹奏楽部でがんばった娘のラストステージでした。 顧問の先生もトロンボーンを持って、いっしょに楽しそうに演奏する姿に目頭がじーんと熱くなりました。 小学生の頃、不器用でピアノがなかなかひけなかった。歌えと言われても、声がでなかった。小さくておとなしくて、好き嫌いもあまりはっきり言わなかった。そんな娘が音楽が好きなんて思いもよらなかったです。何年か前に昔の機関紙をひっぱりだしてアンケートを読んだら、音楽例会には必ず娘の感想がのっていて、びっくりしました。何も言わなかったけど、好きだったんですね。 娘は「自分は下手だから。」というスタンスをずっと崩しませんでした。下手だけどがんばる。下手だから目立たなくてい。下手だけど、ちょっとずつできるようになったことが嬉しい。そしてだんだん「下手だから」が「好きだから」と私には聞こえるように感じました。だんだん欲がでて、「こんな演奏がしたい」という気持ちがみえるようになって、下手なんだろうけど、音楽的にすごく成長したなぁと思います。 吹奏楽部の良い仲間に囲まれて、いつも本音でつきあえているようで、うらやましいような高校生活を送っています。楽しいだろうし、充実しているだろうし、もっともっとやりたいだろうに、「受験があるから、ここまで。」と自分で区切りをつけたことにも、大人になったなぁと感心します。吹奏楽部は時間も長いし、練習も厳しいし、文化部といっても決して楽な部ではありませんが、勉強だけでは絶対にこんなに成長できなかったでしょう。3年間の高校吹奏楽部生活をいっしょに過ごし、泣いたり笑ったり、悩んだり喜びあったりしてきた吹奏楽部員のみんなと顧問の先生に、心から感謝をしています。 |
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おやこ劇場でまってるよ
at 08:41