人を褒める修行 [2011年11月02日(Wed)]
今日の日本海新聞潮流に天徳寺の副住職の宮川敬之さんが書いておられました。
宮川さんがお檀家さんに言われたことだそうです。 「人を褒めるというのは修行です。人というものはみいんな、自分のやり方が一番で、自分の思い通りにしたい、させたいと思っているもんです。だから会社でも、上司になれば部下にはしきりと自分のやりかたを自慢するし、部下が自分の思い通りにならなければ叱ったりするんです。人を褒めるにはそういう自分が一番という心をいったんぐっと抑えて冷静にその部下を見てやって、自分のとは違う、そのよいところを探し出してやらにゃいけません。これはたいへんな修行です。これは子育ても同じなんです。親のやりかたや我を抑えて、その子ども独特の良いところを見つけて褒める。それはなかなかの修行なんですな。」 「自分は子どものころ、こうだった。」「自分はできていたのに。」「こんなことはしなかった。」など、親が子どもに不満をもったり、がっかりしたりすることは多いですが、ここは修行と思って、「この子にはこんなに良いところがある。」というほうに目を向けるようにすると、子どもは伸びてくるのでしょうか。なんとなく子どもの言動に不満を感じたら、修行、修行と胸に唱えて、良いところを探したいものです。 |
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おやこ劇場でまってるよ
at 16:47