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サッカー [2011年10月09日(Sun)]
 先週の日曜日は息子が中学のときに所属していたチームのサッカーの試合を見にいっていました。
 小学校のサッカーの試合というのは、応援する親がいっぱい来ていて、太い声、黄色い声の声援がいっぱいです。でも、中学の試合というのは、チームによって保護者の応援のありようがちがうのです。
 息子のチームは、鳥取市内でも応援の保護者の多さ、熱心さは際立っていて、子どものことを思う親心があふれていて、私は好きなのです。中学生というのは、親離れをしたい複雑な時期で、家庭にはいれば、当然親子の葛藤があると思うのですが、サッカーの試合ともなれば、生意気盛りの息子の姿を一目でも見たいと親が集まります。ビデオを回し、写真をとり、夢中になって声援を送ります。「見られる」ということは、確かに人を真剣に強くします。応援をしないより、応援をしたほうが、チームは強いようにかんじました。
 息子の後輩たちは、試合に負けて、3年生はこの日をもって引退ということになりました。長いようで短い2年半が追い求めていたところに到達しないままにすぎ、彼らは受験生となってこれからは勉強に専念します。
 息子も、息子の先輩たちも、後輩たちも、同じ経験をし、同じように受験生となり、チームはばらばらになって、4月にはそれぞれ新しい世界に旅立つわけです。親も、はらはらしながら、その姿を見守り、何もできない、何もしないのだけれど、子どもの姿をしっかりと記憶の中に焼き付け、また新しい世界に飛び込んでいく子どものことをちょっぴり期待して、ちょっぴり不安な気持ちで見守ります。
 そういう、限りのない繰り返しのことを、ポンポンはずんで芝を転がっていくサッカーボールを見ながら考えていました。大人になるって、そういう限りのない繰り返しのことなのでしょうね。でも、私も、この試合に応援に集まってきた保護者の皆さんも、サッカーがあってよかった。サッカーがあったからこそ、子どもの成長を見れた。悩み苦しみ、努力しながら、一人一人差はあるけれど、たしかに「うまくなった。成長した」と感じられる一瞬を見逃さないでいられた。
 サッカーに限らず、部活動は親にとっても子どもの成長を目撃できる貴重な機会なんですね。この日、引退した3年生たちの進路の希望がかないますようにと心から思いました。
Posted by おやこ劇場でまってるよ at 22:39
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