「熱い思いを伝えます」 [2014年06月19日(Thu)]
鳥取おやこ劇場の7月例会は「いきもの生き方図鑑 −リサがトカゲになる日―」です。名古屋にある劇団うりんこ さんのオリジナル作品です。6月初旬、スタッフの四方あさおさんが鳥取まで打ち合わせに立ち寄ってくださり、いい機会だからということでランチ会の場を設けて制作裏話等を伺いました。
〜〜〜 掃除の時間 理科室。 のんびり屋ののんは 水槽のかめとおしゃべり。 ハカセこと智は 準備室から顕微鏡を持ち出し、 ハンターこと勇気は カマキリを捕まえてきて大騒ぎ。 優等生のリサが トカゲを発見! 捕まえ 逃げられ また追いかけるうち 信じられない出来事が! ぼくたち4人、 とんでもないものに変身してしまった。 小さな生き物の眼から見た世界は、オドロキの連続! 世界は“いろんな いのち”でいっぱいだ!!〜〜〜 子ども達は小さな生き物に変身してしまいます。はたして元に戻れるのか。その時、みんなは何を思うのか。原作がある作品だと内容を最初から考えるという作業がないため、どうしても全員が最初から全力で関わることができなくなってくるからと、オリジナルでこの作品を作られたそうです。お話を伺い、チラシを見ていると、「すごい…脱皮だ!つまり、成長するんだ!」というフレーズが目に飛び込んできました。実は、劇中で子ども達が変身してしまう生き物はみんな脱皮するものが描かれています。また、変身してしまう子ども達はみんな人間の自分とは違うキャラ。ひ弱なガリ勉君がカマキリに、乱暴者のガキ大将がダンゴムシに。いつもと違う自分に何を感じるのか?良く練られたお話に感心、いやもう衝撃を受けたというくらい心が騒ぎました。さらに、過去の上演で寄せられたアンケートに「だれにでもいいところは、あるんだなと思いました。ぼくにもいいところは、あるのかな、と思いました。」(小5男子)…小5男子!小5男子に(失例、多分にうちの子を見るにつけの主観が入ってます。。)こんなこと書かせるってどんなお芝居なんだ! うちの子ども達、小5・3・1の成長中ど真ん中。一緒に観に行って、何を感じてくれるのか、楽しみなりました。とても待ち遠しいです。本当に本当にたくさんの子どもや大人に見て欲しい作品です。 とても有意義なランチ会でした。タイトルは私の気持ちです(笑)長くなりました。皆さんのご来場を心からお待ちしています。 BYみー |
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おやこ劇場でまってるよ
at 11:35
うりんこの作品は面白いです。小学生に人気の本って、いつの時代にも必ずありますが、そんな感じのお話なんですよね。とても、感情移入しやすい。そして、子どもたちの身近な題材を取り上げているので、観た後にろいろなことを考えると思います。
今回は虫に変身しちゃう話なのですね。こういうお話は、人形劇でやると簡単そうなんだけど、人形劇と舞台劇では全く違うと思うんです。目の前に見えるのは、人の姿のままなんだけど、まぁ衣装というお約束で、虫になってますよという形でお話は進むわけです。これが演劇のおもしろいところで、見えているものではなくて、それぞれの心の中に見えているものでお話が成立する。言い換えれば、観ている人が参加していなくては、お芝居にならないわけです。想像力の乏しい人なら「は?虫じゃないし。」で終わってしまうわけで、そこをどれだけ入り込めるかが、この例会の勝負所といえるでしょう。そこは、役者の力と鳥取おやこ劇場の会員さんたちの力が合わさって、一度しかない舞台を作り上げるというわけです。楽しみですね。