「進路ガイダンス」を開きました。
外国籍の子どもたちや保護者、支援している人たちが
日本での進学や就職について一緒に考える会です。
日系ブラジルやペルーの子どもと保護者・・・
予想以上の参加者(30名くらい)が真剣に話を聞く会となりました。
これは“外国籍の青少年の就労を応援する「夢育プロジェクト」”
の主催です。(モリコロ基金助成事業)
私たちトルシーダは夢育プロジェクトの「夢育日本語講座」を実施していて、
“日本語を学習することで正規就労につなげたい”という共通の思いが
原動力です。
ガイダンスは、色々な立場の方のお話、経験談を聞くという形で進められました。

鈴鹿国際大学の職員

鈴鹿国際大学に進学した日系ブラジルの若者

日本で正社員として働いている日系ブラジルの若者

日系ブラジルの方を正社員として迎え育てたい企業の担当者
という顔ぶれです。


鈴鹿国際大学は、外国籍の学生や留学生をたくさん受け入れていて、
入学の基準や学費についてもさまざまな配慮があり
日本にいる外国籍の子どもたちにとっても朗報満載

のお話でした。

日本にあるブラジル人学校から鈴鹿国際大学に進学したという学生さんからは
「小学校6年生までの漢字しか知らなかったが
AOという特別な入試を利用して進学した。
日本で大学を卒業していれば、もしブラジルに帰ることになっても
身につけた日本語が必ず役に立つと思っている。
いつも周りの「人」に助けられてきた・・・・」
という家族や周りの人たちの愛を感じるお話でした。


正社員として働いている若者は
「トルシーダの日本語教室→公立中学校→正社員→派遣社員→正社員というルートをたどってきた。中学校では日本語がわからず大変だった。
若いときは正社員の意味がわからず、目先の給料の高いほうを選んでしまった。
今は正社員なので、この経済状況でも仕事を失うことを心配せず
安心して家族を養っていける。」
など、「元」子どもから「現役の」子どもたちへの熱いメッセージいっぱいの
お話をしてくれました。
そして、「日本で生きていくうえで日本語が必要だ」という力強い言葉を繰り返し聞き
彼が日本に来たばかりのころを知っているボランティア一同
「じ〜〜ん

」としてしまいました。
今、トルシーダの日本語教室には、ブラジル人学校を経済的な理由で
続けられず不就学になってしまっている子がたくさんいます。
公立の中学校を退学した子も何人もいます。
そんな子達は、今は不安と失望でいっぱいかもしれません。
でも、彼のように近い将来自分で自分の道をしっかりすすめる
若者になることができるんじゃないか
と心に希望の光

がさしたのではないでしょうか。

日系ブラジルの方を正社員として採用予定の企業の方からは
ブラジルへの進出が決まったので、将来ブラジルの工場で責任者となる人材を
日本で採用し、育てたいというお話がありました。
会社で資格も取らせていただけるそうです。
こんなチャンスはほかにあるんだろうか??というくらい驚きました。
そのためにはまず日本語やルールを学ぶことが重要なので
「夢育日本語講座」でしっかり学んで企業が求める人材になってください
という〆でした。
全体に、学校のシステムの説明だけでもなく、
手もとどかないような成功例の紹介でもなく、
「ぼくにもできるかも・・・」という当事者の等身大の経験談と
進路や就職のお得情報をきくことができて、
みんなに希望が持てる会だったと思います。
何よりこの経済状況の中でも
「なんとかなるかも・・・」と思えたのです。
二人の当事者が共に口にしていたのは
「確かに大変なこともあった」ということば。
そう、大変なこともあるけどその先に希望が見えるよ!
昨日は保見団地の141棟

が光っていたんじゃないかな・・・
ブログランキング 学校と教育全般