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先輩の話 [2014年10月26日(Sun)]

フィリピンから来て、1年半くらいで定時制高校に入った子の
「先輩の話」を聞く会をひらきました。
聞いたのは・・・
「これから高校に入りたい。でも、日本語がまだまだ心配たらーっ(汗)」という後輩たちです。

この先輩、今は高校3年生。
とにかく入った時は、勉強が大変で、教科書が読めなくて、
「泣いちゃったもうやだ〜(悲しい顔)」とか。

でも、
「本当に大変だったのは最初の1年。あとは、だいじょうぶになる。
 だから皆さんもがんばってください。
 勉強はしなければなりません。高校も卒業しなければなりません。」
力強く後輩へのメッセージを語る姿に私も思わずもうやだ〜(悲しい顔)
入学したときの日本語を考えれば、高校の勉強についていくのは本当に大変だったろうと思います。

毎日学校の先生の指示さえどのくらい理解できて、学校生活を送っていたのか・・・
想像がつくだけにその頑張りにもうやだ〜(悲しい顔)
高校の先生の力強い励ましもあってついに3年生にまでなった彼女は
見かけのかわいらしさとは別に本当に力強さのある人になっていました。

「辞書をひいたり、ネットで調べたりしながら勉強しました。」
「試験の前にはバイトを休ませてもらって、家で4〜5時間集中して勉強しました」
「1年生のときにくらべてクラスメイトは半分くらいになった。」
「みんな何でも話せるとてもいい友達」だといいます。
「フィリピンでの学校のともだち関係とも全く違う」のだそうで
本当にいいクラスメイトに恵まれたことも充実した高校生活を送れている理由なのかな
と思いながら聞きました。
全体会がおわったあとにはタガログ語での質問タイム。
進路に迷っていた後輩たちは、すっかりこの先輩の学校に進学する気にかわいい
(お母さんやご家族もすっかりその気になっていらっしゃいました。)
帰るときには「高校見学いつ?」という話になっていました。

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