名取市には、2010.2.28現在、294名の方が外国人登録をされています(名取市広報)。
そのうち“ともだちinなとり“をとおして交流できる方はどのくらいの比率かな、などと思っているとき、
下記の研修会があることを知り参加しました。研修会名 平成21年度宮城県多文化共生研修会(相談員分野)1 目的 社会経済のグローバル化に伴い、県内に暮らす外国人が増加傾向にある中、
みやぎ外国人相談センターに寄せられる相談件数も右肩上がりで推移しており、
その内容も複雑化・深刻化の様相を呈している。
このような中、宮城県が策定した「宮城県多文化共生社会推進計画」においては
外国人県民等の前にたちはだかる「生活の壁」の解消に向け、
外国人県民はもとより家族を含めたサポート体制の構築を目指しており、
今回の研修会の開催を通じ多文化家族から
相談を受ける立場にある職員の相談対応力の向上を図る。
2 主催 宮城県、宮城県人権啓発活動ネットワーク協議会
共催 (財)宮城県国際交流協会
3 期日 平成22年3月11日(木)13:00〜16:00
4 場所 宮城県国際交流協会研修室
5 対象 市町村多文化共生担当職員、国際交流協会職員・相談員
日本語講座関係者、在外外国人支援団体関係者
6 プログラム(1) 開会
(2) 基調講演 みやぎ外国人相談センター相談員 奈良岡慧美氏
(3) グループ討議
(4) 討議内容発表
(5) 講評
(6) 閉会
7 参加所感 今研修会には、日本語講座関係者として参加しました。
私自身は、約3年間の 日本語習得支援の中で、日本語学習者からこれまで、
非常に複雑で深刻な問題での相談を持ちかけられたことはありません。
しかし、外国人県民の増加に伴い、より多様化し複雑化し、
深刻な問題に悩んでいる外国人住民がおられることは認識しておりました。
まず、
講演では、センターに寄せられる相談傾向として
@相談内容の多様化と相談者の匿名化が顕著
A複雑かつ長期化する相談の増加
B異文化ストレスなどから心の病を抱える相談者の増加等がみられ、
問題の中には相談機関一つだけでは解決の方向が見出せないものも増えているということです。
困難な問題に対しては相談者一人が、あるいは相談機関一つが全部を抱え込むのではなく、関係者、関係機関の連携が今後ますます必要になるといいます。
相談に当たっては、相談人は個人情報の守秘に留意し、同情ではなく、共感が必要であり、中立の立場を守るべきであるとの話でした。
次に、私が参加した
グループ討議のテーマは、「堂々巡りの長時間相談」です。
7名が参加しました。
参加者は自己紹介で、所属している機関と個人のかかわりについて話ました。
私は外国人学習者がもつ現時点の問題点を紹介しました。
グループの他の参加者からは、非常に複雑で深刻な問題の相談を受けた方の苦労話も紹介されました。
日本語学習支援等参加できる機関があり、また相談者がいる場合はまだ救われるが、その手掛かりさえ見出せない外国人が多数ということも大問題に感じました。
行政機関等の相談体制のばらつきも話題になりました。
相談員は、名前はともかく、だれしもが何らかの相談をし、また相談を受けるというのが世の中です。
外国人住民から相談を持ちかけられたとき、一人ひとりがどんな役割が果たせるのか、そのためにはどんな準備が必要なのか、ずいぶんと考えさせられた研修会でした。
by A . N