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システィナ礼拝堂の天井画 [2007年12月12日(Wed)]


 日本人で五人目となるローマ法王庁枢機卿は、法王に次ぐ地位にある。浜尾文朗さんが神に召された。カトリックでは「帰天」というそうで天に帰ったのである。

 横浜カトリック教会の司教をしていた頃、いつも気さくでワイン好きの中華街で浜尾司教にご馳走になった。

 システィナ礼拝堂を案内してくれたとき、壮大なサンピエトロ大聖堂が見える窓を開けなからバチカンの話をしてくれた居室は、小さな寝室と書斎、それとバスルームだけだった。



 ローマ法王庁のカトリック教会は高い稜線に囲まれた一画、0.44平方キロメートル、日本の皇居より小さなバチカーノの丘に人口802人、ここは最高機関であり、世界の巨大勢力の一つで大きな影響を与えている。

 システィナ礼拝堂は、1473年にバティカン宮殿内に建立された壮大な礼拝堂です。ミケランジェロが33歳のときから5年間をかけた作品「天地創造」の場面を中心とした天井画を描いた。ほかに39の絵画からなって旧約聖書の中の記述に従い、「大地と水の分離」、「アダムの創造」、「エヴァの創造」、「原罪」、等となっている。

 ローマ教皇にふさわしい巨大教会堂として再建されたサン・ピエトロ大聖堂は、世界最大級の教会堂建築である。高さ約120m、その巨大さ、荘厳さ、内部装飾の豪華さを含め、聖堂の中の聖堂と呼ぶにふさわしい威容を誇っている。ミケランジェロのピエタを横に見ながら大聖堂を案内してくれた。中世にヨーロッパ各地に建設された巨大教会堂の天蓋は高く、自然に上を見上げて祈るような気にさせてくれる。聖ペテロなどといわれる墓碑と遺骨が並ぶ大聖堂の地下、そのの上が祭壇、全体を覆う大天蓋に斜光線が帯状に差し込んで美しかった。 

 ミケランジェロが描いたシスティナ礼拝堂に観光客も誰もいなかった。「ごゆっくり、礼拝の時間なので」といって浜尾さんは私を残して行った。

 20メートルの高さの暗いところにある天井画を見るのに首が痛くなるので礼拝堂の真ん中に大の字になって眺めた。目を奪うばかりの素晴らしさでした。時の経つのを忘れて幸せ感にしたった。


追記、

 淡い記憶を蘇らせながら一年間で五十稿のブログを書きました。写真アーカイブ保存をするために、撮影場所と日時を明確に記録しておくためでした。撮影年号などが判らない映像はあまり意味をもたないためです。デジタル時代になって、山頭火の句のように、ワケイッテもワケイッテも「老化脳」にデジタルは難解です。

 最新IPF3プリンターで A2 サイズと11x14インチに四百枚ほどプリント制作をしています。人との出会いと訪れた国々の想いでは、時の流れの貴重な贈り物でした。ブログのアクセス数の多いのも驚きでした。

ブログを綴って、改めて人生とは・・・記憶の旅なのかという想いを深くした。感謝・感謝

                2007年12月13日