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現代語感・鑑 賞 [2008年09月06日(Sat)]
 上野動物園の古賀園長に、いま、人気のある動物を観ている人を写したいのですが、と聞くと、それでは私がご案内します、開園したばかりの多摩動物園に新しくライオンバスがいま凄い人気なのですよ、ライオンがいいです。朝日の車で上野動物園に向かえにいくと、園長はなにやらニコニコして新聞紙に包んだ物を見せてくれた。ライオンは猫科なので、このマタタビにどんな反応を示すか楽しみですよ。多摩動物園に着くと、園長をはじめ飼育員全員が迎えててくれた。動物観覧バスを動物園内に運行するアイデアは古賀園長が考えたようだった。餌を運ぶ車でライオン園に入るとライオンが集まってきた。バスが来る間、園長はマタタビを小さく千切って道路の上にばらまいた。数匹のライオンが匂いを嗅ぐと、腹を開いて背中にこすり付ける。ライオン園にいるすべてのライオンが匂いを嗅ぎつけて集まって来たとき、観覧バスがやってきた。こちらの車と五メートルぐらいの所でゴロンゴロンとまるで猫のようだ。園長は、大量のマタタビをほうり投げると、富山さんどうぞ写して下さい、車から下りても大丈夫ですよ。と言われても野生の動物がいつ飛びかかってくるか解らない。すると古賀園長が先に下りてライオンの側に行き残っていたマタタビを全部放り投げた。優しそうな顔になったライオンたちは、古賀園長をトロンとした目つきで尻尾をふる愛情表現をしている。三十五ミリ広角レンズで写し始めても襲う気配はまったくない。一メートルぐらいまで近づいてローアングルで決めた、さすがにその道のプロはプロ、動物の習性をよく心得ている。飼育員たちもあんなにマタタビが効くとは知らなかったと話していた。  出版写真部のフイルム現像暗室は、三人一室に割り当てられドアには外ノブは付いていない。薬品を好みに合わせて調合した現像液を使用していた。写真原稿の出校は、見開きサイズを原寸大伸ばしをする。印画紙はいくら無駄にしてもかまわないから気に入った調子がでるまで焼き直しをするのだ。数枚選んでデスクに出すのだが、あまり自信がない写真のときは、吉岡さんは、眼鏡をチョコッと上にあげ、チラット写真を見るが、気に入らないと黙って窓際のソファに座って新聞を広げる。デスクも部員も言葉はない、自分のロッカーからカメラ鞄を引き出して外に飛び出して再撮影に出ていく。厳しいようでもあったが暗黙の指導とでもいうのか、写真好きの部員にとっては、人徳とでもいうのか、少しも嫌悪感が残らない。
Posted by 富山治夫 at 16:30 | 日本 | この記事のURL