明石の上 光源氏の愛した女
[2008年09月22日(Mon)]
都から須磨に流されてきた光源氏は、明石入道のすすめで明石に移り住みます。そこで、入道の娘”明石の上”と出会いました。
源氏物語のヒロイン
明石の上は上品で聡明な女性でした。
二人は愛し合うようになり、幸せな日々を過ごしていました。
その一方で、明石の上は自分の身分が低いことや、光源氏には都に紫の上という愛する人がいるということで、いつかは別れがくるのではないかと思い悩んでいました。
光源氏が明石に来て、3年後のある日、都からの知らせで京に帰ってしまいました。
翌年3月、明石の上は姫君を出産しました。そして、都に帰った光源氏から京に来るようにと勧められます。
最初は躊躇していた明石の上も姫君のために京へ行くことを決心しました。

そして、その後、紫の上のとりはからいにより、明石の上は姫君おつきの女房となり、幸せな日々を過ごしました。
源氏ゆかりの史跡

作者、紫式部は、明石の地を訪れずに「明石の巻」を書き上げたと言われています。
伝聞などをもとに、明石の※ゆびほかなる地というイメージを作り上げていったのでしょうか。
平安人にとって明石は、畿内のはて、はるか遠くの憧れの地だったようです。
江戸時代の風流人であり、名君でもあった明石のお殿様・松平忠国公は、源氏ゆかりの史跡を各地に残しました。
今風に言えば”観光によるまちおこし”といったところでしょうか。
現在市内には浜の松、源氏屋敷、月見の池、蔦の細道などの『源氏物語』ゆかりの史跡が点在しています。
※ゆびほかなる・・・ゆったりした様子・広々とした様子





