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「東大寺再建のふるさと」と称される徳地の森は
全国で第一期に認定された森林セラピー基地です。
人・森・地域の元気を育む、私たち森林セラピー山口のブログです。

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【2月6日(火) 山口新聞へ連載〜森のことこと 森林セラピーの森づくり〜】[2018年02月06日(Tue)]
森林セラピー山口の森の案内人の会が10周年を迎えて受け持つことになった山口新聞に連載記事
「森のことこと」
森林セラピー基地でこの活動をはじめて10年を迎えた私たちが感じる森のこと、
森から教えてもらったたくさんのこと、ちいさな紙面に想いを込めて、
たくさんの方に伝わってほしいこと、こと。

第7回目のタイトルは「森林セラピーの森づくり」、森の案内人 湯川忠彦 さんからの寄稿です!

20180206yukawa.jpg

森のことこと〜森林セラピー基地 山口市徳地の森から〜
「森林セラピーの森づくり」 

森の案内人である私の喜びは、いろいろな方と森を歩くこと、
その清々しさを明日への糧としてお持ち帰りいただくこと。
そしてもう一つは森を不安なく過ごしやすくすること、森林セラピーの森づくりで
す。

森は長い歳月をかけて、極相林といわれる安定した状態へ遷移します。
すべての森はその途上にあり、ゆっくり変化しています。

中には人の手により密に植えられながらも、その後手入れが行き届いていない森もあります。
私たちが、お手伝いをするのはそんな森です。
間伐材をベンチに組み替えたり、森の小径を広げたり、
一つ一つの作業は小さくても、力を合わせると、目に見えてきれいになり、充実感に疲れも忘れます。

基地内にある滑山国有林内で滑マツの稚樹を移植したときには
「大きく育てよ」と、めでる気持ちも生まれました。
人の手で森が喜ぶという実感は語らずとも分かち合えるのです。

東京農業大学上原巌教授は、森林での作業活動を「人間性の回復に役立てる森林療
法」と提唱されています。
全国では、森を保育の場として活用する「森のようちえん」の取り組みも、少しずつ
増えています。

森林セラピー山口でも「やまぐち森林づくり県民税」を活用した子どもたちの遊び場
づくりを進め、
3月11日(日)にそのお披露目として「ちいさな森カフェ」というイベントを開催
します。

現在進行中の国立山口徳地青少年自然の家のプロジェクトでは、
この森林セラピー基地から「木育」を発信していきます。
明るく豊かな森が増えて、森から子どもたちの声がする。
森林セラピーの森づくりを通じて、そんな夢を見ています。

(森の案内人、湯川忠彦)

【森林セラピーガイドツアー】希望の日時で森林セラピーの森を案内します。問い合わせ、申し込みは山口市徳地農林振興事務所(電話0835・52・1122)へ。=毎月第1火曜掲載

【写真説明】間伐材を使ったベンチ作り。小さな作業の積み重ねが過ごしやすい森につながる。

Posted by 松本 at 22:26 | 山口新聞連載〜森のことこと〜 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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