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「東大寺再建のふるさと」と称される徳地の森は
全国で第一期に認定された森林セラピー基地です。
人・森・地域の元気を育む、私たち森林セラピー山口のブログです。

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【11月3日(金)垂直の庭インストラクター養成講座の森林セラピー体験】[2017年11月06日(Mon)]
森林セラピー山口の森の案内人の会、新山口ターミナルパーク整備の中核、垂直庭園を整備するための植生調査に同行する。

市の関係部署から依頼を受けて、短い時間でいろんな森を巡れる行程を用意して、垂直庭園の監修をするアーティスト パトリック・ブランさんと一緒に植生調査をしたのは4年半前。

それから、ずいぶん時が流れて、新山口駅の自由通路が開通。
そして、ゆめ花博を契機に、このまちの緑を見つめる新たなプロジェクト、垂直の庭 インストラクター講座が行われることとなりました。

4回の講座、その最後を飾る「大人の修学旅行」としての4日目。
これまでの徳地の森とのかかわりと、散策プログラム体験ということで、森の案内人の会が協力させていただきました。

山口のこれからを見守る垂直の庭、その駅の杜をテーマに徳地の森を巡る一日のプログラムをご紹介します。


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今回ご参加の垂直の庭インストラクター講座の皆様。
この場所の説明は、ずっと下に書いてある、意味のある場所です!

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11月3日、この季節は大原湖のイチョウは金色にそまります。
地元の林業家、戸田岸さんのおじいちゃんの植えたイチョウ、今年も見事な彩りでした。

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訪れたのは、森林セラピー基地の奥深く、滑峡です。

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バスの中で、森林セラピーの解説をいろいろとお話。
ここでは、森の案内人さんとの対面です。

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ここが滑(なめら)峡、川が滑(なめら)川、
なめら、という語感とその景観や水音、存在に、しばし浸ります。

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ここが自然の垂直庭園、ルーペをのぞきこむと・・。

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なんとミクロのミュージアム!
みえてないことが、みえる驚き!

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どれどれ、わたしも。。

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葉っぱもアートに!

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滑川の川べりに降り立ち、しばし水音に耳を澄ませます。

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森の案内人宮田さんの声かけに、自然と集まり、うなづきあいます。

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かっては耕地であったろう林を抜けて、ロードに戻ります。

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滑峡、ここもパトリック・ブランさんが植生調査をした垂直庭園。
まさに、垂直庭園、ですよね。

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両側を木に挟まれている日陰になる部分を歩きます。

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今度は川べりを。ほんの数十メートルの間に、こんなにちがう。

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足元に葉っぱのコラージュ。
滑峡を後にします。

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昼食は癒しの森弁当。
外で食べるお弁当は美味しい!

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午後からの散策コースは、大原湖畔コース。
かって1000人もの人が住んでいた集落が、水底に沈む大原湖畔を巡るコースです。

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集合したのは、ラクウショウの下。
一つの輪になり、そこから始めるその意味は・・。

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なんと四年半前に、パトリック・ブランさんと植生調査をはじめたときの始まりの場所でした!
ときを隔てて、またここから。
場所への気持ちをわかち合います!

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大原湖畔のイチョウ並木、なんとその下にはギンナンがいっぱい・・。
黄色いレシートキャンペーンのクロモジなど、森の案内人さえも知らない情報が散策のご案内に満載。。

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ここは、人が暮らしていた場所。
暮らしに身近な植物が観られます。
午前よりもより熱を帯びて、森歩きはすすみます!

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大原湖畔も垂直の庭。
そう、新山口ターミナルパークがきっかけに、
自然へのあたたかなまなざしがこの街に広がれば、こんなうれしいことはありません。

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ここは垂直ならぬ、丸太の庭。
ブッシュ・ド・ノエルに飽きもせずルーペでどれどれ。。

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天高く・・。
そして、巨人のように彩り豊かなイチョウたち。

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この景観、本格的なキャンパーには、垂涎の的かと。
ふれあいパーク大原湖、ぜひご利用ください。

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国有林から搬出された木材が、積み上げられていて、
古の歴史のように、ここから運び出されるところ。

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午前午後、合計三時間のプログラムの中で、垂直庭園と徳地の森のつながりをほんの少しお伝えできたかな、と思いながら、
もっと大きな自然のつながりもあるよ、とお空が言っているような・・。

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はじまりの場所に戻って、感想を分かち合って、クロージング。
パトリック・ブランさんのメッセージが思い出されます。
 山口の植物でつくりたい
 人間と、植物の時間の流れ方はちがう
 自然の美しさに気づいてほしい
 
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 ふれあいパーク大原湖で、垂直庭園インストラクター講座の修了証の授与がありました。
 山口市のゆめ花博推進室室長 河口さんからの熱い激励もあり、これからますます皆様の活動が高まるはず!

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 平成25年5月、ここからはじまった垂直の庭造り、四年のときを隔てて、新たな仲間を迎えて、スタートされること、本当に喜ばしいと思います。
 800年前にこの場所から、東大寺再建のために木を伐りだした重源上人の故事にもチカシイ思いがあり、ぜひこの取り組みも、遠い未来のいろいろなことにつながっていってほしいと思います!

垂直の庭インストラクターの皆さん、ここからがスタートです。
私たちはこの森で、皆様は、駅の杜で、同じ思いを発信していけたら本当にうれしいです。

Posted by 松本 at 00:37 | イベントレポート | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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