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「東大寺再建のふるさと」と称される徳地の森は
全国で第一期に認定された森林セラピー基地です。
人・森・地域の元気を育む、私たち森林セラピー山口のブログです。

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【1月16日(火) 山口新聞へ連載〜森のことこと 里山に癒されて〜】[2018年01月17日(Wed)]
森林セラピー山口の森の案内人の会が10周年を迎えて受け持つことになった山口新聞に連載記事
「森のことこと」
森林セラピー基地でこの活動をはじめて10年を迎えた私たちが感じる森のこと、
森から教えてもらったたくさんのこと、ちいさな紙面に想いを込めて、
たくさんの方に伝わってほしいこと、こと。

第6回目のタイトルは「里山に癒されて」、森の案内人 山本桃代 さんからの寄稿です!

morinokotokoto.jpg

森のことこと〜森林セラピー基地 山口市徳地の森から〜
「里山に癒やされて」 

 里山とは人里近くにある生活に結び付いた森のこと。適度に人の手が入っているので林床にまで光が入り、多種多様な植物が育っています。それを食べる多くの動物たちもここをすみかとしています。
 また、里や耕作地、里山を合わせて里地里山といい、日本の希少種の50%がここにすむといわれています。里山はとても恵み豊かな森なのです。
 ちなみに里山の外側、人の手の入っていない山を奥山、さらにその上を岳と呼び、山岳信仰のさかんな日本ではしばしば神としてあがめられています。

 山口市徳地のセラピーロードのほとんどはまさにこうした里山にあります。適度に人の手の入った明るい森は、森への恐怖感、不安感を和らげ、初めての人でもやさしく森の中へいざなってくれます。
 そして森の恵みとの出会い、タケノコ、イチゴ、アケビ、クルミ…見つけるたびに笑顔がはじけ、心も浮き立ちます。人が農耕生活を始めてまだ数千年。それ以前は進化の過程のほとんどを自然の恵みを採取して生きてきました。この笑顔はまさにDNAに深く刻まれた本能の喜びなのです。

 ふと足を止めて周りを見回す。心のリズムと自然のリズムが少しずつ一体となっていくような。人類となって何百万年もの間暮らしてきた森という環境に、人は本能の領域で同調し安らぐのです。
 里山を抜けるとしばし田園風景。「赤とんぼ」「故郷」など、そこは懐かしい童謡の世界。
 私たちをやさしく包んでくれる里山。皆様も一緒に歩いてみませんか。

(森の案内人、山本桃代)

【森林セラピーガイドツアー】希望の日時で森林セラピーの森を案内します。問い合わせ、申し込みは山口市徳地農林振興事務所(電話0835・52・1122)へ。=毎月第1火曜掲載

【写真説明】向こうの山から返ってくるやまびこを聞く子どもたち。里山は私たちをやさしく森にいざない、安らぎをくれる。



Posted by 松本 at 22:57 | 山口新聞連載〜森のことこと〜 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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