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(仮称)続・新かこがわ事典発行!? [2010年04月28日(Wed)]
昨日のお昼、BANBANラジオのウキウキバンビーナという番組の中で、理事長&李マネージャー&妹尾くんがとうとう発表しちゃいました。

何を?と言うと。
実は、かこがわ検定のテキストでも使われている「新かこがわ事典」ですが、この11月に新しくパワーアップバージョンが発行されるのです!!
しかも、今度はもう少し加古川の町を色んな方に関心を持っていただきたいということで、楽しく、見やすく、わかりやすく!雑誌スタイルの今までになかったような事典を発行予定です☆

現在、かこがわ検定の企画&運営団体である「すっきゃ加古川」さんと連携しながら、実行部隊としてその事務局をシーズ加古川がお手伝いさせていただくという形で、発行に向けて準備中です。
月に2回程度の企画会議では、どんな内容にするかでいつも大盛り上がり。
「三人寄れば文殊の知恵」で、本当にいつも色んなアイデアが出てきます。

いいものができるといいなぁ〜☆
皆さま、お楽しみに♪

写真は現在発行されているものです。
右が「いろはにほへと加古川事典」(2001年11月30日発行)
左が「新かこがわ事典」(2006年7月5日発行)

花みどりフェアでこんなの見つけました [2010年04月27日(Tue)]
昨日のブログにも先日淡路へ行った時のことを書きましたが、今日も少しその続き。

花みどりフェアで、「あっ、こんなのっていいなぁ〜」と思ったひとつに、「プランターコンテスト」があります。



こんな風に歩いていくと、たくさんのプランターが置いてあります。
それぞれのプランターは統一されているわけではなく、コンテストということで、一つひとつ市民が手作りをしたものが置いてあるのです。

なので、一人ひとりの個性があって、色んなプランターがあります☆
「次はどんなのだろう?」
「あっ、こんな工夫もあるのか〜」
「これは面白い!!」
などなど、とっても楽しく、ワクワクしながら歩くことができます。

こんなのもあれば、



こんなのもあります。



仕掛けさえ工夫すると、色んな形で市民が参画できる機会、市民が一緒に作っていく機会はあるのだなぁ〜と感じました。
経験が人を育てる [2010年04月26日(Mon)]
私は出来る限りスタッフがいろんな機会に恵まれた方がいいと思っています。
それは「経験が人を育てる」から。
特に最近は強くそう思うことが多いです。
なので、できる人がやってしまうのではなく、やってみたい!と思うなら、いろんな人にチャンスがあるように出来る限り機会を作ろう、そのために全力で協力しようと思っています。
今日はそんな「経験が人を育てる」ということを改めて感じ、とっても嬉しかった一日だったのでそのご報告。

今、淡路地域でNPO法人を設立する予定でご相談に乗っている団体があります。
その団体が、同じ地域の方々にNPO法人とは一体どのようなものなのかを説明する研修会を開催するので、その講師で来てほしいという依頼がありました。

もともとこの研修会の依頼があったとき、依頼を受けた淡路地域担当のスタッフは、「講師は事務局長で」と思っていたようです。
というのも、今のシーズ加古川ではNPO法人の設立運営等の相談業務に中心に乗っているのはまだまだ私が多く、NPO法人に関する講座は私くらいしかできないからです。
けれども、私ばっかりがやっていてもあまりよくないので、「Mさんがしたら?」と話を持ちかけました。
そうするといつもいつも向上心たっぷりのMさんは「ぜひ!!」と言ってくださいました。

しかし、Mさんは、講師は初体験。
この1週間はレジュメを作って、それを確認して、説明する練習をして、それをチェックして、本番と同じようにロールプレイをしてとかなり練習をしました。
おそらく家でもたくさん練習をしていたのだと思います。

今日はそんな研修会の当日。
私はその運転手(笑)として、社用車「モモちゃん」を運転しながら、Mさんの最終ロープレを聞きながら行きました。

そして本番!
「めちゃくちゃ緊張してパニックなんです!!」と言っていましたが、そんな緊張なんて全く感じられないくらい完璧に講師をこなされました。
私のフォローは全く必要なく、Mさんはとっても丁寧にNPO法人とは一体何なのか、どんなことができ、どんなことをしなければいけないのかを、地域の皆さんの目線に立ってお話ができていました。




人はやればできるのだと思います。やってみよう!と思う気持ちが大事なのです。
シーズ加古川は「やってみよう!」と思うそんな向上心がいっぱいの素晴らしい仲間がたくさんいます。
今日はそんな仲間と働けていることをとっても嬉しく思えた1日でした。



帰りは花みどりフェア開催中の淡路夢舞台へ行ってきました。
とっても気持ちの良い天気だった上に、しっかりといい仕事を終えた後だったので、気分はもう最高☆
初めて行きましたが、とっても素晴らしいところです!
ぜひ、皆さんも行ってみてください♪



「今田塾」で修論発表してきました! [2010年04月25日(Sun)]
昨日は市民活動センター神戸(KEC)さんが主催する「今田塾」の日でした。
今田忠先生を塾長のもと、KECの実吉さんに声掛けをいただいた主に兵庫県内の若手!?
メンバーが集まって勉強会をしています。

今までのテーマは、「中間支援のあり方とは」、「市民調査について」、「デモクラシーとNPO」などなど色んなテーマでした。誰かが発表して、その後ディスカッションというスタイルです。
いつも皆さんの議論はレベルが高く、ついていくのがやっと…と言った感じです。
そんな今田塾ですが、今日は何と!私の修士論文の発表をさせていただきました。

私の修士論文の題目は「NPOは多元社会を超えられるか−NPOの雇用と経営に関する実証研究−」
内容については、簡単に下記に書きます。(簡単と言っても、少し長いですが…)

------------------------------------------------------------------
近代産業社会は,20世紀後半には完全に成熟段階を迎えた。
国民の生活保障を国家が担うという福祉国家体制はその役割の肥大化とともに,深刻な財政赤字をまねき,限界がきている。
そのような中,地域住民が自分たちの問題を自分たちで考えて解決する必要を自覚し,そして具体的な社会活動を通じて努力する社会、つまり福祉社会という概念が注目され,期待を寄せられている。
福祉社会という概念を最初に定義したロブソンは,「福祉国家は議会が定め,政府が実行するものであり,福祉社会は公衆の福祉にかかわる問題について人びとがおこない,感じ,そして考えるものである」と簡潔に述べている。

その担い手として,近年,民間非営利組織(NPO)の役割に期待が寄せられつつある。
日本においても,NPO法人は平成21年10月末現在で38,614法人が活動を行っており,NPOの活動規模は年々拡大している。
同時に,新しい産業部門として,雇用創出についても期待されつつあり,事業規模の大きさ,雇用者数の増加も着目されるようになってきた。

そもそもNPOは営利を追求しないまでも何らかの事業を展開する組織であり,そこで発生する人件費をはじめとする経費を事業収入から賄わねばならないが,NPOが取り組む事業課題の多くは採算性に乏しく,民間の営利事業の参入を期待できない分野が多い。
そこでどうしても行政の委託事業や補助事業への期待,依存が強くなることは容易に理解できる。
しかし,NPOのなかには行政から資金を獲得することこそが,租税財源を有効に活用することであり,補助事業や委託事業の拡充を求めることこそがNPOの使命であるとする団体も少なくない。
つまり,行政からの資金を獲得することがNPOの経営を安定させることにつながり,資金獲得競争がNPOの間で展開されている。
この構造は,産業社会のなかで多数の利益団体が政策決定に介入し,予算の分捕り合戦を展開する「多元社会の構造と力学」に類似していると言えるのではないだろうか。

21世紀に新たな福祉社会の担い手となっていくためには,事業規模を拡大すること,雇用者数を増やすこと,そのために補助事業の拡充を求めることではなく,NPOの活動をとおして本来の理念がいかに達成できたのかどうかという視点を見失ってはいけない。
そのためには,市民や地域からの信頼を得ることができるかどうかにかかっている。
--------------------------------------------------------------------
というようなことを書いてます。

今田塾の前日の23日に第3回シーズ加古川塾でも発表させていただいたのですが、その時は5点(笑)でしたが、今日は何とか70点位の発表はできたかなぁ…。

議論はかなり盛り上がりました。

行政の役割は公共の利益になることを担うこと。公共の利益とは公益。NPOは公益を担う団体。そうすると、NPOはむしろ公的資金を活用して活動を行うべきなのでは?
公益とは誰が担うものなのか?
公共とは一体何か?
行政の役割とは何なのか?
大きい政府がいいのか、小さい政府がよいのか?
大きい政府とは何か?人口規模が大きいことを言うのか、役割が大きいことを言うのか?

などなど、いやぁ〜、議論は尽きませんね。
とっても勉強になります。
自分自身で腑に落ち切れていないところ、まだまだ論理的に組み立てられていないところなど、良く分かりました。

他の組織の方々とこんなふうにストレートに議論ができる環境ってとっても素敵だなぁと思います。

これは、23日のシーズ加古川塾での発表している写真↓
研修バスツアー [2010年04月19日(Mon)]
昨日は、シーズ加古川の月1回の全職員での研修の日でした。

以前、ブログに書きましたが、シーズ加古川では企画コンペをよくします。
どんな研修が必要だと思うか?どんな研修がしたいか?という企画コンペで、他の施設を見学したいという案が出ていたので、今回の全体研修は他施設への見学ということで、マイクロバスを借りバスツアーをしました。
そのご報告。

8時30分に出勤し、9時20分までは、全体での会議です。その後…
9時30分 出発!
10時00分〜1ヵ所目
【兵庫県立考古博物館(播磨町)】
東播磨地域にある県の施設です。
うちが運営している東播磨生活創造センター「かこむ」も県の施設なので、連携を取っていけるようにと私は何度か見学に行ったことがあったのですが、ほとんどのスタッフは初めてだったようです。

入口を入ると、「ようこそ!!NPO法人シーズ加古川様」と看板を上げてくださり、とっても嬉しくなりました☆



まずは、施設の目的や方針などを説明していただきました。



この施設の方針は、「従来の見るだけの博物館とは異なる「新スタイル」の博物館を目指す」ということで、
@公開・活用重視型ではなく、生涯学習・学校教育に貢献できるソフト事業重視型の博物館
A考古学に興味のない方にも来てもらえる博物館
B県民が事業運営に参画する博物館
を目指されています。

この施設では、考古学を研究して見せるだけではなく、それをいかに活用して交流を生み出すか、地域貢献できるかということを考えられています。
「考古学はあくまで手段」という風におっしゃられていて、すごい!と思いました。

なので、たくさんの「考古楽博士」というボランティアさんに支えられて成り立っています。
1年間の養成講座を受けられたボランティアさんが古代体験の指導をしたり、展示解説をしたり、新規古代体験メニューを開発したりといろんな活動をされているのです。
「かこむ」でも、もっと色んな県民の方に関わっていただけるような機会をもっともっと提供できないか…と改めて考えさせられました。
ボランティアさんが色々と「こんなことしたらどうか?」と出てくる案についても、「できない」でがはなく、「どうやったらできるのか」ということを考えているとのことで、その方針を徹底されていることに、まだまだ自分の力不足を感じました。

次に、展示の見学をしました。
展示そのものもただ見るだけではなく、いろんなことが体験できるように工夫されています。
「ハンズオン」という考え方で、触って、見て、感じて、そして考えるという体験型になっています。

この写真は、スタッフが昔の衣装を着ている写真(笑)



13時00分 さぁ、次へ出発!!
13時40分〜 2ヵ所目です。
【うるおい交流館エクラ(小野市)】
ここは、仲良くさせてもらっているNPO法人北播磨市民活動支援センターさんが指定管理者として運営している約500席のホールを持つ施設です。
北播磨市民活動支援センターさんはこのうるおい交流館エクラの指定管理者として、5年前から市民参加型の施設の運営を実施されてます。
法人格の取得はシーズの方が早いですが、指定管理者としてや事業の展開等については大・大・大先輩です。
「かこむ」の運営を開始するときには、本当に色々とアドバイスをいただきました。
いつもいつも厚かましく色んなお願いをしてくる私たちのことをとってもとっても暖かく包んでくださっています。

そんな北播磨市民活動支援センターさんがどんな風に事業を展開されているのか、どんな風にエクラを運営されているのかについて色々とお話をお伺いしました。

北播磨市民活動支援センターさんは、このエクラという施設を活用して「市民活動の自立」ということを意識し、運営されています。
なので、ボランティアさんが多く関わっているところが特徴です。
けれども一方で、ボランティアさんが好き勝手するのではなく、一緒にまちを創っていくパートナーとして、エクラの運営に携わっていただいているようで、その仕組みは本当に素晴らしいものです。
お伺いした日は「アルシェフェスタinエクラ」という開館5周年を迎えるイベントが実施されている日だったのですが、そのイベントも多くのボランティアさんが自主的に運営に関わっておられました。
エクラホールの中身を見学するツアーが実施されていて参加させていただいたのですが、ボランティアさんのご案内はまるでプロのよう!!
しっかり研修を受けて、ご自身もスキルアップされながらそこにやりがいや生きがいを感じ、エクラの運営に関わられているのです。
学ぶべき点がたくさんありました。

写真の中央は、北播磨市民活動支援センターの柳田理事長と向山事務局長。



16時00分 さぁ、次へ出発!!
16時30分〜 3ヵ所目です。
【加西市地域交流センター(加西市)】

さて、最後は加西市にある地域交流センター。
ここは6年前から北条駅の目の前の商業施設と併設した市民活動を支援するスペースです。
となりに図書館もあり、とってもキレイなオープンなスペースで素敵な施設でした。

この写真は95名くらいの少し小さめの講演会ができるようなお部屋です。



加西市の課長さんが色々と質問に答えてくださいました。
課長さんはこの施設が今以上に市民に開かれたにぎわいのある場所にしたい!と思われています。
併設する図書館とはなかなか今まで連携が取れていなかったので、もっともっと連携していき、市民が参画した場所にしていきたいとのことでした。
そんな課長さんの熱い想いを感じることができ、私もぜひ応援したくなりました。

お忙しい中、色々とご親切にご案内してくださった見学先の方々、本当にありがとうございました。
見学で学んだことを糧に、もっともっと頑張っていきたいと思います!

私のやりたいこと [2010年04月18日(Sun)]
最近、自分のやりたいことは何なのか、そのプロセスとして何をやっていくべきなのかをよく考える。
今年に入ってから、今まで以上に自分のやりたいことが何なのかが具体的になったような気がするからだろうか。

それはきっと昨年からの修士論文を書いたことと、1月のNPO-YOUTH(兵庫県内の概ね40歳以下のNPOのスタッフが集まっている会:未完成のHPですが→http://www.123kobe.com/npo-youth/)の合宿での、ワークショップの振り返りとせんだい・みやぎNPOセンターの加藤哲夫さんの話を聞けたこと、広島NPOセンターで起業支援ネットの関戸さんとお会いできたことが大きかったと思う。

私は「社会を変えたい」し、「社会は変わる」と信じている。

どんな風に変えたいかというと、「主体的な市民が多い社会づくり」をしたいのだと思う。
このブログを書き始めて最初に「市民セクターとは何か」という日記を書いた。(2月7日のブログ)
そこにも少し書いたことがあるが、
私は、自律したひと(加藤さんに教えてもらった言葉でいうと、エンパワーメントを持った人)が多い地域、多いまち、多い社会を作りたい。
自律したひととは、自分で考えて自分で行動できる人。
自分の地域、自分のまち、自分の社会を自分でどうあるべきなのかを考えて、行動できる人。

そんな生き方ができる人が多くあってほしいと思うし、そんな人が増える社会にするために、そのプロセスとして今の仕事をしている気がする。
市民活動やNPOの活動は、市民が自律した主体的な活動だと思うからこそ、もっともっと活性化していければいいと思い、中間支援の仕事をしているのだと思う。

せんだい・みやぎNPOセンターが運営している施設の考え方、法人の活動の方向性、加藤さんのやっておられること、関戸さんのやっておられることなどは、すべて「自律したひとづくり」に対して、実際に行動されている結果だった。
いつもいつもそんな風に行動されている人やまちに出会うと、「あぁ〜、私はまだまだやわ…。もっと頑張らなあかん!!」と思う。

今年に入ってからそんなお二人に出会えたこと、想いを感じられたことは私にとってとっても重要な機会だった。
「社会は変えられる」ということを実感できるお二人だった。

今自分のやりたいことを聞かれると、「自律した人が多い社会に変えたいのです」とはっきり言える気がする。
感動!『長崎さるく』 [2010年04月17日(Sat)]
今日といってもすでに昨日ですが、「長崎さるく」を見にいってきました。
実は、前日に理事長から電話があり、「長崎に来い!」
「えっ!?長崎??」
私は大阪で用事があったためお休みをいただいていたのですが、その用事も放ったらかして、急に飛び立つことになりました。
そう、長崎とは長崎県です。

以前のブログに書きましたが、シーズ加古川では昨年から淡路地域のコミュニティ・ビジネスを創出する事業を行っています。
新しくこの4月から入ったメンバーと今年度の事業展開を模索している中で、そのメンバーから「長崎さるく」という事例があるということを聞いていました。

どうやら理事長は九州での用事のついでにこの「長崎さるく」を見にいっていたようで、「これはぜひ参考にしなければならない!!」ということで私を呼び出したみたいです。
これは、私の人生の中で一番ビックリした呼び出しだと思います(笑)

そんなこんなで呼び出しをくらった私は行ってきました「長崎さるく」!
「さるく」とは長崎弁でぶらぶら歩くという意味です。
つまり、「長崎さるく」とは長崎をぶらぶら歩こうという意味で、長崎市内に約50コースのぶらぶら歩くコースがあり、長崎を見学しようという趣旨のものです。
詳しくはホームページをどうぞ→http://www.saruku.info/

これの何がすごいのかって?
実はこの仕掛けがすごいのです。
この長崎さるくは、運営は社団法人長崎国際観光コンベンション協会といういわゆる観光協会が行ってますが、実はこの仕組みを作ったのも、実際にサポートしているのもすべて長崎市民なのです。

この「長崎さるく」は、2006年の「長崎さるく博」がスタートのようで、継続した形になったのが、今の「長崎さるく」です。
この「長崎さるく博」を、すべて市民がやってのけたのです。
長崎さるく博公式ホームページ→ http://www.sarukuhaku.com/index.html
このホームページのプロデューサー紹介のページを見ていただくと分かる通り、本当にたくさんの市民プロデューサーが関わり、コースをどうするのか、マップのデザインはどうするのかなど、議論をしながら作られたようです。
なので、ガイドさんもすべて長崎市民です。

途中で「さるくガイド」さんが案内しているところに出会いましたが、さるくマップを手にしている私を見ると「こんにちは、もうあとちょっとですよ。頑張って。」とあったかい笑顔で迎えてくださいました。
バスガイドさんとかとは違って、長崎の町を愛する長崎の方があったかく迎えてくださり、私の心もとってもあったかくなりました。



2枚目の写真は、道中にかかっている看板ですが、川柳が書いてあります。
「汗もまた 龍馬とともの ここちよさ」
疲れていても、なんともホッとします。



「まち歩きが観光を変える!」その言葉の意味が分かりました。

これぞ、私がやりたい「まちづくり」☆
この事業に携わることによって、長崎の市民はふるさと長崎を愛することにつながるし、観光で来たお客さんは、長崎市民のあったかさに触れて、長崎を愛することにつながる。
そんなまちづくりを、淡路島でも、加古川でも、明石でもやりたい!!!
そんな気分になりました。

「淡路島だったらどんな仕掛けにする?」
「今リニューアルしようとしているかこがわ事典にこの仕掛けを入れられるんじゃない?」
「ツーデーマーチと組み合わせられるんじゃない?」
などなど、理事長と二人で大盛り上がり。
きっと私は、目をギラギラさせていたと思います(笑)

「よし、明日から仕事するぞ〜!」と言って、二人で最終の新幹線で帰ってきました。

ぜひ、長崎さるくを体験してみてください。
きっと長崎の方々のあったかい心に触れることができると思います♪

桜のコミュニティ [2010年04月11日(Sun)]


今日は大阪に行く予定があり、移動までの間の時間に少しお花見。
この数日はあったかかったので、少しずつ葉桜になっていた。桜吹雪はキレイだけど、ちょっと残念…。

でも、葉桜なんて関係なく、川沿いの道にはお花見客がたくさん。

「今日はお花見日和ですね〜」
「にぎやかで楽しそうでいいですねぇ〜」
「先週くらいが満開だったんでしょうか?」

ポカポカしてて、あったかくて気分もオープンになる。
自然と色んな人とお話できてしまう。
こんな気分の時はコミュニティができやすい。

人と人のつながりを作っていくには、楽しいこと、面白いことを共感できたり、一緒にワイワイ言ってつながれたり、そんなところから始まるのではないかと思う。
昔は地域の祭りからコミュニティが出来ていたように。
そんな想いがあって、シーズ加古川では地元で活動するアーティストのサポートをしている。
音楽や美術等は、人のつながりを作りやすいと思うから。

来年の桜のシーズンは、「誰でも来ていいですよ〜お花見大会」でもしようかなぁ?
なんて、感じた一日だった。
キーワードは『参加』−生活協同組合のあり方を勉強して− [2010年04月09日(Fri)]
今日は、田中理事長と一緒にある名誉教授の講義を受講してきました。
テーマは、「生活協同組合の理念とその展開について」

生協の基本性格は、先生の言葉を借りると「生活の安定と向上を目指す自発・自立・自治の生活共助組織」
今の社会的企業のあり方やCSR(corporate social responsibility:企業の社会的責任)の考え方のベースにあるように、連帯や助け合いという考え方が基本です。
組合員自らが出資し、運営に参加し、そして利用する。
生協は、そんな仕組みになっています。

近代社会の特徴は、@個人主義 A物質主義であること。
今、そんな社会が大きく変化しつつあります。
その理由は色々とありますが、やはり経済がこれ以上発展していくことは難しく、成長期から成熟期、安定期に入ってしまったから。
資源も枯渇しつつあり、利潤追求していく市場競争原理を重視した従来型の社会システムには限界がきつつあります。

そんな中、今注目すべきなのは、連帯や共助を重視した生活協同組合のあり方なのです。
日本のNPOはアメリカ型をモデルにしたので、あまり組合という形を意識されていませんが、ヨーロッパのNPOは、協同組合の形が多く存在します。
組合員同士が互いに助け合いながら共存していくということが基本的な考え方なのです。

ただ、今日私が一番なるほど〜と思ったのは、経済社会体制の変貌についてのところでした。
今、社会は要求民主主義から参加民主主義へ変わりつつあるということ。
市民が平等に参加できる形態を取っているNPOや、生活協同組合は、まさしく参加民主主義の形です。

私が市民セクターを作りたいと考えているベースには、以前のブログにも書きましたが、「自律した市民が増えること」ということがあります。
田中理事長がよく話をされていますが、「まちは我らがつくるもん」というのも同じです。

1960年代の市民運動と近年の市民活動の違いは大きく「参加」という点にあると思います。
市民自らが自発的に「参加」して、「行動」する。
私が作りたい社会も市民みんなが「参加」し、自ら創っていく社会。
民主主義なのに、なぜ違うのだろう…と考えていましたが、キーワードは「参加」なのかもしれないと改めて「はっ!」としました。
(当たり前といえば、当たり前なのですが、意外と当たり前のことを見失っていることは多いものなのです。)

要求民主主義は、受け身であり、自ら行動するわけではありません。
参加民主主義は、自らが参加し、社会を創っていくことです。
もっと市民の「参加」を促進するような機会を提供したりすることも、自律した社会づくりには必要なことだと改めて感じた一日でした。

当然、帰りの車中は、いつものように理事長と議論。
いつもこんな風に勉強したり、ピコーンときたら、理事長と今考えてることを話します。
たまにはバトルになることも…。
今日は、お互いに「はっ!」としたところはたぶん同じだったので、ケンカにならずに帰ってこれました(笑)
一秒の言葉 [2010年04月08日(Thu)]
毎朝の朝礼で3分間スピーチを持ち回りで行っている。
その時に話したいこと、感じていること、自分自身のこと、好きなことを話す。
みんなの考えていること、今まで生きてきた人生のこと、色んなことを知ることができるこの3分間スピーチの時間はとても好きだ。
そんな先日の3分間スピーチであるスタッフが話してくれた詩に感動した。

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『一秒の言葉』

「はじめまして」
この一秒ほどの短い言葉に
一生のときめきを感じることがある

「ありがとう」
この一秒ほどの言葉に
人の優しさを知ることがある

「がんばって」
この一秒ほどの言葉で
勇気がよみがえってくることがある

「おめでとう」
この一秒ほどの言葉で
しあわせにあふれることがある

「ごめんなさい」
この一秒ほどの言葉に
人の弱さを見ることがある

「さようなら」
この一秒ほどの言葉が
一生の別れになる時がある

一秒に喜び 一秒に泣く

一生懸命 一秒

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たかが一秒、されど一秒、いつもこの一秒を大事にできる人でありたい。
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