昨日は、シーズ加古川の月1回の全職員での研修の日でした。
以前、ブログに書きましたが、シーズ加古川では企画コンペをよくします。
どんな研修が必要だと思うか?どんな研修がしたいか?という企画コンペで、他の施設を見学したいという案が出ていたので、今回の全体研修は他施設への見学ということで、マイクロバスを借りバスツアーをしました。
そのご報告。
8時30分に出勤し、9時20分までは、全体での会議です。その後…
9時30分 出発!
10時00分〜1ヵ所目
【兵庫県立考古博物館(播磨町)】
東播磨地域にある県の施設です。
うちが運営している東播磨生活創造センター「かこむ」も県の施設なので、連携を取っていけるようにと私は何度か見学に行ったことがあったのですが、ほとんどのスタッフは初めてだったようです。
入口を入ると、「ようこそ!!NPO法人シーズ加古川様」と看板を上げてくださり、とっても嬉しくなりました☆
まずは、施設の目的や方針などを説明していただきました。
この施設の方針は、「従来の見るだけの博物館とは異なる「新スタイル」の博物館を目指す」ということで、
@公開・活用重視型ではなく、生涯学習・学校教育に貢献できるソフト事業重視型の博物館
A考古学に興味のない方にも来てもらえる博物館
B県民が事業運営に参画する博物館
を目指されています。
この施設では、考古学を研究して見せるだけではなく、それをいかに活用して交流を生み出すか、地域貢献できるかということを考えられています。
「考古学はあくまで手段」という風におっしゃられていて、すごい!と思いました。
なので、たくさんの「考古楽博士」というボランティアさんに支えられて成り立っています。
1年間の養成講座を受けられたボランティアさんが古代体験の指導をしたり、展示解説をしたり、新規古代体験メニューを開発したりといろんな活動をされているのです。
「かこむ」でも、もっと色んな県民の方に関わっていただけるような機会をもっともっと提供できないか…と改めて考えさせられました。
ボランティアさんが色々と「こんなことしたらどうか?」と出てくる案についても、「できない」でがはなく、「どうやったらできるのか」ということを考えているとのことで、その方針を徹底されていることに、まだまだ自分の力不足を感じました。
次に、展示の見学をしました。
展示そのものもただ見るだけではなく、いろんなことが体験できるように工夫されています。
「ハンズオン」という考え方で、触って、見て、感じて、そして考えるという体験型になっています。
この写真は、スタッフが昔の衣装を着ている写真(笑)
13時00分 さぁ、次へ出発!!
13時40分〜 2ヵ所目です。
【うるおい交流館エクラ(小野市)】
ここは、仲良くさせてもらっているNPO法人北播磨市民活動支援センターさんが指定管理者として運営している約500席のホールを持つ施設です。
北播磨市民活動支援センターさんはこのうるおい交流館エクラの指定管理者として、5年前から市民参加型の施設の運営を実施されてます。
法人格の取得はシーズの方が早いですが、指定管理者としてや事業の展開等については大・大・大先輩です。
「かこむ」の運営を開始するときには、本当に色々とアドバイスをいただきました。
いつもいつも厚かましく色んなお願いをしてくる私たちのことをとってもとっても暖かく包んでくださっています。
そんな北播磨市民活動支援センターさんがどんな風に事業を展開されているのか、どんな風にエクラを運営されているのかについて色々とお話をお伺いしました。
北播磨市民活動支援センターさんは、このエクラという施設を活用して「市民活動の自立」ということを意識し、運営されています。
なので、ボランティアさんが多く関わっているところが特徴です。
けれども一方で、ボランティアさんが好き勝手するのではなく、一緒にまちを創っていくパートナーとして、エクラの運営に携わっていただいているようで、その仕組みは本当に素晴らしいものです。
お伺いした日は「アルシェフェスタinエクラ」という開館5周年を迎えるイベントが実施されている日だったのですが、そのイベントも多くのボランティアさんが自主的に運営に関わっておられました。
エクラホールの中身を見学するツアーが実施されていて参加させていただいたのですが、ボランティアさんのご案内はまるでプロのよう!!
しっかり研修を受けて、ご自身もスキルアップされながらそこにやりがいや生きがいを感じ、エクラの運営に関わられているのです。
学ぶべき点がたくさんありました。
写真の中央は、北播磨市民活動支援センターの柳田理事長と向山事務局長。
16時00分 さぁ、次へ出発!!
16時30分〜 3ヵ所目です。
【加西市地域交流センター(加西市)】
さて、最後は加西市にある地域交流センター。
ここは6年前から北条駅の目の前の商業施設と併設した市民活動を支援するスペースです。
となりに図書館もあり、とってもキレイなオープンなスペースで素敵な施設でした。
この写真は95名くらいの少し小さめの講演会ができるようなお部屋です。
加西市の課長さんが色々と質問に答えてくださいました。
課長さんはこの施設が今以上に市民に開かれたにぎわいのある場所にしたい!と思われています。
併設する図書館とはなかなか今まで連携が取れていなかったので、もっともっと連携していき、市民が参画した場所にしていきたいとのことでした。
そんな課長さんの熱い想いを感じることができ、私もぜひ応援したくなりました。
お忙しい中、色々とご親切にご案内してくださった見学先の方々、本当にありがとうございました。
見学で学んだことを糧に、もっともっと頑張っていきたいと思います!