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学習支援はまず何から始める?  [2018年07月31日(Tue)]
今回が最初のブログになることもあって、何を書こうか悩んでいたが結局、学習支援の始め方などという漠然としたテーマを選ぶことにした。

元々、大学1年の時に始めた家庭教師の学習支援に始まり、大手学習塾、個別学習塾など様々な学習支援畑を歩いてきて、結局約40年間に渡り子どもに学習支援をし続けていることになる。子どもに学習支援をしない期間は長くて1週間。誰かに言わせれば学習支援中毒と揶揄されそうだが、いや中毒に違いない。

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特に自分自身、成績が良かったわけではない。東京生まれの自分は高校受験でいわゆる人気の私立高校(東京は当時、私立高校に行くのが当たり前で都立は落ちこぼれのように言われていた)を見事に2校も落ちて、第3志望の私立高校に辛うじて合格する程度だった。

大学1年の時に友人の母親の紹介で家庭教師を始めたが今思えば、その時の子どもは、典型的なASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)だった。コミュニケーションは至って難しかったが学習能力が高く驚いた。徐々に学習支援より学校での相談に乗ることが多くなり、元々学習支援の必要性があまりなかったので少ししてからは学校の相談を聞く家庭教師となった。いじめられることや無視されること、今では多くの相談で聞くような内容を当時聞いていたことになる。

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大手学習塾の代表から訓示を受けた衝撃は今でも忘れない。「上位10%の生徒の成績をとにかく上げなさい。それが塾の評判になり来年の生徒数増加につながり、君たちの地位や給料も上がるのだ。その他の生徒は気にしなくてもよいぞ。」大手塾だから10%といっても相当の人数だ。だから言われればその指導に追われるほど忙しく動いたが暫くして疑問が湧いてきた。ビジネスとして学習塾を運営するならば当然かもしれない。しかし間違ってはいけないことがある。成績が上がるのも志望校に合格するのも、塾の先生の教え方が素晴らしかったからではない。もしそうならその指導を受けた全員が満点を取るはずだ。違う。すべては子どもが自らの力で成績を上げ志望校に合格したのだ。○○高合格140名・□□高合格98名などといった宣伝文句に惑わされるが、すべては子ども達一人ひとりの努力の賜物に他ならない。

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では、学習支援する目的は何だろうか?学習塾で子どもが成績が上がるのはその環境によるところが大きい。それは教室という学べる環境だけでなく、授業を受ける環境(教材など)も、教える側と教わる側の対人の環境もその要素に入る。マンツーマンの場合は余計に対人の環境が重要になってくる。つまり教える側が教わろうとする子どもといかに関わるか、その子どもが勉強したくなる環境をいかに作るか、そして子どもがワクワクするような勉強の入り口をどう提供できるか、である。逆から言えば、子どもが自ら進めていけるように学習の準備をし、そうなるために学習環境を整備し、そのためにはまずはその子との信頼関係をいかに作るか。それこそが学習支援の第一歩ととらえていただきたい。まずは信頼関係を作ること。学習支援はこの関係性を最も短時間で構築しやすい取り組みだ。これさえできれば鬼に金棒!?え?なんで??それはこれからまたお伝えすることとする。

代表理事 中野謙作