今般の震災に対し、被災地でない我々にも、すぐにできることがあります。その一つが節電・燃料節約です。家庭・オフィスで、コマメな電気のオフ、待機電力のカット、電力のシェアなど、落ち着いて、できることから始めましょう。
・見ないTVや使用していないパソコンは電源を落としましょう。震災情報のためには、電力消費の少ないラジオの利用も。
・オフィスでは電源を入れるOA機器を最低限に、不在時はコマメに照明やモニターも含めたPCの電源オフを。
・エアコンなど暖房器具の利用を最低限にし、代わりに以下の工夫を。
− 身体の温まる食材(大根、ニンジンなどの根菜、生姜、ニンニクなどの香味野菜を利用
− 陽が落ちて冷気が入る前にカーテンを閉め室内を保温
− 普段より一枚はおったり、ストールの利用も
− 湯たんぽを利用、中のお湯は翌朝の洗面に
− 仕事の合間にストレッチなど軽い運動で血行を良くして
− 利用する場合は室温20度以下を目安に、ドアやふすまを閉め暖房範囲を小さく
− こたつなど部分暖房の活用も
・冷蔵庫の扉をあける時間を短く。また、冷蔵庫を壁から少し離すことで、熱がこもらず効率が上がります。
・冷蔵庫のドアを開けて、後ろの壁が見えないようですと、ものを詰め込みすぎです。不要なものを整理して、保冷温度を少し高めに設定を。
・ご飯のジャーでの保温をやめ、食べるときに、レンジで解凍しましょう。
・洗濯は、お風呂の残り湯を利用し、まとめ洗いで洗濯回数を減らしましょう。
・衣類乾燥機や洗濯機の乾燥機能の使用を控えましょう。
・できるだけ温水洗浄便座の使用を控えましょう。使用する場合は、便座暖房の温度を低めにして、未使用時の温水洗浄便座はフタを閉めましょう。
・エアコンフィルターや照明のかさを掃除しましょう。効率がアップします。
・ビデオなど常時使用しない家電はコンセントを抜いておきましょう。スイッチ付の延長 コードを利用すると、コンセントを抜かずに簡便に待機電力カットができます。
・白熱電球を使用していたら、蛍光灯型電球又はLED電球へ交換を。
・早寝早起きの朝型生活により、自然光を利用し、夜の電力消費を抑えましょう。
・昼間はブラインドを空けて、外光を取り込みましょう。
・できるだけ、食事をみんなで食べる、一つの部屋に集まりましょう。個別に食べるとそ の都度、温めたりする必要がありますし、部屋が別だと照明を多数使います。
・送水にも電気を使用します。蛇口をコマメに閉めたり、シャワーを少しでも短く、洗面器などに貯めた水で洗いものをするなど節水にも心がけましょう。
・できるだけ給湯器は使用せず、使用するときもできるだけ低温設定で。
・マイバッグを持ち、省包装の商品を選ぶ。
・ガスコンロでは、鍋・やかんの底についた水滴を拭き取ってから、火が鍋・やかんからはみ出さないように。
・買い物・調理・片付けを工夫するエコ・クッキングを実践。
・リデュース(減量化)・リユース(再使用)・リサイクル(再生利用)の3Rで、ごみをできるだけ減らしましょう。
・できるだけエレベータを使用せず階段を利用、移動では安全に気をつけて、徒歩や自転車を利用しましょう。
【出典・参考】
全国地球温暖化防止活動推進センター「家庭ですぐできる節電21」
http://www.jccca.org/ 環境省「チャレンジ25」
http://www.challenge25.go.jp/index.html 財団法人省エネルギーセンター
http://www.eccj.or.jp/ 東京ガス「エコ・クッキング」
http://www.tokyo-gas.co.jp/ecocom/ecocooking/